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2023/01/22

久喜市の観光スポットを紹介。
久喜市のおすすめスポット8選

埼玉県の東北部に位置する、人口およそ15万1千人の久喜市。久喜市は豊かな自然に恵まれ、都心や地方へのアクセスが便利なことから、県内でも住みやすい街として注目されている地域の1つです。この記事では、久喜市の概要とおすすめの観光スポットを8か所ご紹介いたします。久喜市にお出かけの際は、ぜひ参考にしてください。

久喜市の観光スポットを紹介。<br />
久喜市のおすすめスポット8選

■自然が豊かな街~久喜市

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久喜市内にはアカマツやヤマツツジ、クヌギ、コナラなどの自然林や植林地のほか、各所に果樹園が点在しています。市内には6か所の自然環境保全地区があり、多くの植物や鳥類、昆虫類が生息します。このような自然を大いに活用し、緑が豊かで広々とした公園が多く整備されている点も久喜市の特長です。

また、久喜市内には利根川や中川、元荒川といった複数の河川が流れており、一部の湿地にはヨシが分布します。過去にこれらの川が氾濫を繰り返し、周囲に肥沃な土壌を形成したことから、市内は農業を中心に発展しました。江戸時代に用水路の整備などの本格的な新田開発が進められた結果、現在も市内の農地のほとんどを水田が占めています。

さらに、久喜市はJRや私鉄、東北自動車道や圏央道といった交通網が発達しているため、都心や地方へ向かうアクセスの良さがメリットです。久喜市はかつて久喜町と呼ばれ、1971年の市制施行で久喜市に変わった後、2010年に久喜市と菖蒲(しょうぶ)町、栗橋(くりはし)町、鷲宮(わしみや)町の1市3町が合併して現在の久喜市が誕生しました。


■久喜市の歴史に触れる

河川を利用した交通の要衡地(ようしょうち)の役目を担った久喜市。

日光街道(日光道中)が通る栗橋には関所が置かれ、大規模な宿場町が発展しました。

◆鷲宮(わしのみや)神社

関東で最古の大社であり、12月に行なわれる酉の市(とりのいち)の本社とされる国内でも名高い神社です。鎌倉時代の歴史書である「吾妻鏡(あづまかがみ)」にも度々登場し、源氏や北条氏、足利氏といった歴史上の名だたる武将に崇拝されました。

鷲宮神社で年に6回披露される「鷲宮催馬楽神楽(わしのみやさいばらかぐら)」は国の重要無形民俗文化財に指定されており、関東神楽の源流と伝えられています。人気のアニメに登場したことから、国内だけでなく海外から多くの参拝客が訪れます。

住所:久喜市鷲宮1-6-1

公式サイト:http://www.washinomiyajinja.or.jp/

◆久喜提燈(ちょうちん)祭り

毎年7月に開催される八雲(やくも)神社の祭りです。「天王(てんのう)様」とも呼ばれ、市の無形民俗文化財に指定されています。1783年の浅間山の大噴火で被害を受けた人々が、再起に向けて豊作を祈願したことがきっかけで始まり、200年を超える歴史があります。

各町から7つの山車(だし)が出され、昼間は神武天皇(じんむてんのう)や素戔嗚尊(すさのおのみこと)などの人形を載せて町内を曳(ひ)き廻します。夜は人形の代わりに約500個の提燈を飾り付けた山車が曳き廻され、華麗なクライマックスを迎えます。

住所:久喜駅周辺

公式サイト:

https://www.city.kuki.lg.jp/smph/miryoku/summer_fes/chochin.html


■久喜市で花を楽しむ

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久喜市内には、四季折々の美しい花が咲く観光スポットが各地に点在します。

その中から、おすすめの2か所をご紹介いたします。

◆菖蒲城趾あやめ園

江戸時代の地誌である「新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)」によると、菖蒲城は1456年に佐々木(旧姓金田)則綱(のりつな)によって築城されました。名前の由来は、5月5日の端午の節供(たんごのせっく)に完成したことによる説があります。

現在は城跡にあやめ園が整備され、6月には青や紫、白などのハナショウブが美しく咲き誇ります。久喜市内で6月に開催される「あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル」の会場の1つになっており、期間中は多くの観光客が訪れます。

住所:久喜市菖蒲町新堀985−2

公式サイト:

https://www.city.kuki.lg.jp/smph/miryoku/kaikajoho/hanashobu/index.html

◆ラベンダー堤(てい)

菖蒲総合支所庁舎前に植栽されたラベンダー畑を指し、上記のフェスティバルの会場にもなっています。ラベンダーの見ごろは6月で、品種はスタンダードなコモン系の「ヒドコート」と、香りが良いラバンディン系の「グロッソ」を観賞できます。

久喜市内には、このほかにもラベンダーの観賞スポットが点在します。同庁舎が旧菖蒲町役場の時代に、南側にあったグラウンドに侵入する車を防止するため、職員がラベンダーを植栽したことから各所に広がりました。

住所:久喜市菖蒲町新堀65

公式サイト:

https://www.city.kuki.lg.jp/smph/miryoku/kaikajoho/lavender/index.html


■久喜市でリラックスする

自然が豊かな久喜市は、ホッと一息つける観光スポットが豊富です。日々の忙しさを忘れてリラックスするなら、次の2か所がおすすめです。

◆久喜菖蒲公園

湿田地帯に流れていた多くの小川(クリーク)を集約して池に整備し、周辺の緑を生かした公園として1977年に開設しました。昭和沼と呼ばれる31.3haの池はボートや釣りが楽しめるほか、最大で34mまで吹き上げる音楽噴水や日没後のライトアップも観賞できます。

池の周囲には、一周2,500mのサイクリングロードや芝生広場、バーベキュー施設やレストハウスなどが整備されています。「水と緑のオアシス空間」を提供する久喜菖蒲公園は、一日ゆっくりと過ごせる憩いの場としておすすめです。

住所:久喜市河原井町70

公式サイト:https://www.parks.or.jp/kukisyobu/

◆百観音(ひゃっかんのん)温泉

弱アルカリ性の天然温泉が豊富に湧き出る百観音温泉。日本天然温泉審査機構の審査においてすべて満点の評価を得た、国内でもトップクラスの高品質の温泉として人気があります。ナトリウムイオンとカルシウムイオンを多く含むため、「美肌の湯」と呼ばれています。

百観音とは、秩父(ちちぶ)三十四か所、坂東(ばんどう)三十三か所、西国(さいごく)三十三か所の計百体の観音像を祀(まつ)った御堂が敷地内にあることに由来します。1998年に採掘・噴出して仮の露天風呂を設置した後、2002年に本格的な営業を開始しました。

住所:久喜市西大輪2−19−1

公式サイト:https://100kannon.com/


■久喜市のお土産を選ぶ

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久喜市内の観光を楽しんだ後は、お土産選びも忘れずに。

次におすすめする2種類のお土産は、市内の各所で購入できます。

◆フルーツ各種

久喜市内では、各所でフルーツ狩りや直売を行なっています。特に梨は埼玉県内でも屈指の産地として知られ、ブランド梨の品質を競う会では埼玉県知事賞を受賞した経験もあります。市内には、梨の栽培が県の東部に広がった歴史を語る記念碑が設置されています。

また、久喜市のイチゴは県内で2番目の収穫量を誇り、イチゴ狩りや直売だけでなく市外の各地に出荷されています。そのほか、市内ではブドウやキウイフルーツ、イチジクも生産されており、ジャムやジュースなどの加工品も購入できます。

住所:市内各所

参考サイト:

https://www.city.kuki.lg.jp/kurashi/nougyou/nousanbutsu/guide_map.files/all.pdf

◆塩あんびん

「塩あんびん」は、久喜市や行田市などの埼玉県北部から東部に伝わる郷土の菓子です。「あんびん」の呼び名は、小麦粉などを練った生地に「あん」を入れ、「びんた」をするようにたたいてつくることに由来し、全国の各地にさまざまな菓子が伝わっています。

古くから久喜市では、もち米の収穫をはじめとするお祝いや行事の際に、塩味のあんをもちで包んだ塩あんびんを食しました。当時は砂糖が貴重品だったため、あんの味付けに塩を使用していました。現在は、甘い味の商品も販売されています。

住所:市内各所

参考サイト:

https://www.city.kuki.lg.jp/smph/miryoku/kanko_tokusan/sioanbin.html


■久喜市の観光スポットへようこそ!

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今回は、久喜市の概要とおすすめの観光スポットを8か所ご紹介いたしました。豊かな自然と歴史が融合する久喜市は、過去の調査で「子育てしやすい街」の県内1位を獲得したこともある環境が良い街です。久喜市にお出かけの際は、ぜひご紹介した観光スポットにお立ち寄りいただき、一日ゆっくりとお過ごしください。