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2021/12/12
暮らし

年末の大掃除に活躍する意外なお掃除アイテム

毎年、新年を迎える前に家中で行う一大イベントと言えば、大掃除。普段の掃除では中々手を付けられなかった場所をこの時期にまとめて掃除して、汚れや埃を取り払うことで気分一新。新しい年を清々しい気持で迎えるために、昔から各家庭で行われてきた年に1度のお掃除イベントです。家の中の汚れには、台所のように油汚れがこびりついている場所もあり、一拭きするだけで簡単にキレイになるというわけにはいきません。そんな大掃除の負担を少しでも軽くできる、身近にある生活雑貨を使った便利なお掃除アイデアをご紹介します。

年末の大掃除に活躍する意外なお掃除アイテム

ゴム手袋を使って絨毯掃除

ゴム手袋や軍手のような、いわゆる作業手袋が意外にも便利なお掃除アイテムとして使えるのをご存知でしょうか。特にゴム手袋は、ことのほか使い勝手の良いお掃除アイテムなのです。自宅でペットを飼う方の中には、床に絨毯を敷かずにフローリングのままという方が多いかも知れません。それはペットの毛が絨毯にまとわりついて、掃除が大変だからなのでしょう。もし絨毯を敷いている場合は、一度この方法を試してみてください。まずは、ゴム手袋をはめた手でペットの毛が埋もれている絨毯を軽くこすります。そうするとペットの毛がゴム手袋の表面にみるみるくっ付いてきます。その後は、掃除機やコロコロで取り除いてください。

軍手は便利なお掃除アイテム

●ブラインド掃除

次に、軍手とゴム手袋を使ったお掃除アイデアをご紹介しましょう。まずはよく知られている初心者的軍手の使い方ですが、5本の指全部を使ってブラインドを掃除する方法です。ゴム手袋をはめた上に、薄めた中性洗剤に濡らした軍手をさらにはめてブラインドを拭くというもの。雑巾ではふき取り難いブラインドの羽根の部分も、指で挟んでしっかり拭くことができます。仕上げも同じ要領で、薄めた洗濯用の柔軟剤を軍手につけてブラインドを拭くと、ホコリが付きにくくなります。

 

●その他の箇所の掃除

このゴム手袋と軍手の組み合わせは、指先で直に汚れを拭くことができることから、指先の力加減もわかりやすく、細かいところや目の届かない裏側といったところも自由自在に掃除することができます。オススメの箇所としては、トイレの便器や照明器具の傘、そしてテレビ裏の配線コードについた埃などもきれいに拭きとることができます。お掃除の段取りの鉄則は、まずは空拭き掃除をしてから水拭き、洗剤拭きと段階的に進めるのが効率的とされているので、この軍手による空拭きは、掃除の時間短縮にもつながるはずです。また軍手が木綿製なら陶器や額縁といった繊細なものを拭く場合にも有効です。

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目からウロコの意外なお掃除アイテム

米のとぎ汁

日本では昔から、米のとぎ汁で食器の汚れを洗ったり、板の間や廊下といった場所の拭き掃除に使っていたことをご存知でしょうか。米のとぎ汁で拭き掃除をすると、汚れが落ちるだけでなく米の油によるワックス効果も期待できます。 米のとぎ汁を使用する場合、バケツ1杯の分量にペパーミントやユーカリなどのエッセンシャルオイルを数滴たらしてから拭き掃除をすると、除菌や消臭効果も期待できます。

 

卵の殻

小さな花瓶の中を掃除する場合、どういう方法が思い浮かぶでしょうか。長い棒の先に雑巾をつけて花瓶の中を洗ったり、または洗剤を溶いた水で満たして、しばらく置くといった方法ではないでしょうか。ところが、そんなことをしなくてもより効果的な方法があるのです。それは、花瓶の中に砕いた卵の殻と水を少し入れて、入口を手で塞いでシェイクするという方法。卵の殻の表面にある細かい凹凸が花瓶の中の汚れをキレイに落としてくれるのです。これなら洗剤を使う必要もありません。

 

重曹

電子レンジの中にこびりついた汚れは、落とすのも大変ですが、簡単に汚れが落ちやすくなる方法があります。それは、水を入れたマグカップをチンするだけ。水蒸気で庫内にこびりついた汚れが浮き上がり、拭き掃除がしやすくなるのです。その場合のコツは、水を加熱して沸騰させてから、扉を開けずに約20分ほど蒸気で満たした状態にすることです。それでも落ちない場合は、重曹を水で薄めたもので試してみると良いでしょう。ただし、その場合はしっかりと拭き取らないと、乾いた重曹が白い粉となって残る場合があるので注意が必要です。この重曹は特に汚れ落としにパワーを発揮するものとして、昔から重宝されています。

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他にもあるお掃除アイテムの優れモノ

壁周りや大きな家具のしつこい汚れは、洗剤やカビ取り剤を吹き付けたキッチンペーパーを張り、上からラップをして放置すると落としやすくなります。また使用済みのラップを丸めてクレンザーをつけて軽く擦ると、IHヒーターや鍋の焦げ付きをスポンジやブラシを使うよりも効果的に落とすことができます。

次に、取り外しが面倒な網戸掃除では、洗剤を使うことなくメラミン素材のスポンジを使うと効果的です。大きめにカットして水に浸し、網戸にあてて軽くこすり下げると、驚くほどキレイになります。その時、網戸は伸びやすいので軽くなでるように使うのがポイント。

また、針金ハンガーを伸ばして、その先に使用済みのストッキングを被せたもの使うと、静電気の効果で高所の埃取りにぴったりのお掃除道具に早変わりします。


まとめ

軍手やゴム手袋、針金ハンガーなど身近にある生活用品を使うだけで、思った以上に簡単に汚れが落ちて、面倒な掃除が捗ると思います。また米のとぎ汁や重曹といった、昔から日本人が使ってきた汚れ落としに効果のあるものは、洗剤を使わない地球に優しいお掃除アイテムと言えます。身近にある意外な生活用品を試してみると、年末の大掃除も楽しくなるかも知れません。