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2021/12/19
暮らし

ただ干すだけではダメ!冬の洗濯物の干し方~風通しがいい空間を作って乾燥力UP

冬は洗濯物が乾きにくい季節ですが、これはあくまでも外干しでのこと。室内干しの場合は少し工夫すれば乾きやすくなり、さらに家にも良い影響をもたらすことができます。この冬、洗濯物の干し方を変えて洗濯ライフを楽しみましょう。

ただ干すだけではダメ!冬の洗濯物の干し方~風通しがいい空間を作って乾燥力UP

乾きやすい室内環境をつくる

洗濯物が乾きやすくなるのは、温度が高くて湿度が低い状態のとき。冬はこれが逆になり、外ではなかなか乾かないことがありますが、室内ではこうした冬の不利な状態を変えることができます。ただし室内干しの場合は、室内に湿気が溜まりやすくなるので、空気を循環させる工夫が必要です。洗濯物を乾きやすくするには、“温度が高く、湿度の低い状態”をつくることです。冬の室内であればエアコンで暖房にするだけで、すぐに環境が整うでしょう。エアコンのない室内の場合は、温風機やヒーターを使ってできるだけ温度を上げておきます。温度が上がったら、次に除湿器で湿度を下げることで乾きやすい環境が整います。除湿機がない場合は、洗濯物の下に除湿剤や新聞紙を置いておくことで除湿効果が期待できます。

室内の空気を循環

室内環境以外に洗濯物が乾きやすくなる方法として、洗濯物の下から扇風機やサーキュレーターで風を送る方法があります。強制的に空気を循環させることで、効率的に洗濯物を乾かすことができます。特に、空気がこもりやすい場所に干す場合には効果的な方法です。

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風が通りやすい干し方

洗濯物が乾きやすい、風が通りやすい干し方という点も重要なポイントです。例えば、洗濯物の長さは揃えずに、長い物・短い物・長い物・短い物と交互に干す。または、薄手の物と厚手の物を交互に干したり、間隔を開けたりして干す。さらには丈の長い洗濯物を左右の外側に、短いものを内側に干して、洗濯物全体がアーチ状になる「アーチ干し」と呼ばれる方法も効果的です。

 

乾きやすいハンガー

洗濯物の中を空気が通りやすいような専用ハンガーも有効です。厚手の衣類を干すハンガーや、パーカーハンガー、ハイネック用ハンガーなど、それぞれの物を乾かすのに便利なハンガーを活用してみましょう。

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干す場所を選ぶ

冬場は、室内と室外の温度差によって窓に結露が発生することがあります。窓辺に洗濯物を干すと結露が洗濯物について乾きにくくなり、生乾きの原因にもなります。和室で干す場合、和室には湿気を吸収する素材が多くあるため、洗濯物を干すと湿気を含んでしまいカビの原因にも成りかねません。できれば和室で干すのは避けたほうがいいでしょう。

 

乾きが早い生地素材

乾きが早い素材はポリエステルなどの合成繊維です。反対に乾きが遅いのは、綿やウールなどの天然素材。冬場のファッション素材でもあるポリエステルのフリースは、乾きが圧倒的に早く、室内干しでも優位な素材です。


まとめ

冬は空気が乾燥しやすいので、晴れた日には窓際で室内干しをすることが多いのではないでしょうか。ところが、雨や曇りの日にはなかなか乾きにくく結露の原因にもなり、カビの発生で建物に悪影響をもたらすこともあります。そんな時はエアコンと扇風機を使うことで、天候に影響されることなく洗濯物が乾きやすい環境をつくり出すことができます。さらに干し方を工夫することで、効率的に乾燥させることができます。この冬、効果的な室内干しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。