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2022/01/09
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今年は寅年!2022年は寅(虎)パワーで良き一年に

2022年、今年の干支は寅(虎)。新年を迎え、皆さんはこの一年、家族が無事健康で家内安全、平穏な毎日を送れることを祈っているのかもしれません。そしてついでに、干支の寅のパワーにあやかりたいとも思っているのではありませんか?では、寅(虎)にはどんなパワーがあるのでしょう。風水の視点も交えて読み解いていきましょう。

今年は寅年!2022年は寅(虎)パワーで良き一年に

干支(えと)とは

12種類ある干支(えと)。この干支ってなぜ出来たのでしょうか?干支とは十干と十二支の総称で、暦を始めとして、時間、方位、ことがらの順序などに用いられています。十干(じっかん)は、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)。十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)となります。つまり、十干の「干」と十二支の「支」を合わせて「干支」と呼ばれているのです。十干はもともと甲、乙、丙、丁…と、日を順に10日のまとまりで数えるための呼び名でした。10日ごとに、「一旬(いちじゅん)」と呼び、3つの旬(上旬、中旬、下旬)で1ヶ月になるため広く使われていました。中国には、万物はすべて「陰」と「陽」の2つの要素に分けられるとする「陰陽説(いんようせつ)」と、すべて「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の5つの要素からなるとする「五行説(ごぎょうせつ)」という思想があります。これらを組み合わせて「陰陽五行説」といい、やがて陰陽五行説を「十干」に当てはめるようになったといわれています。一方、十二支は、もともと12ヶ月の順を表わす呼び名でしたが、わかりやすいように12種の動物を当てはめるようになったものと言われています。「干支」は「十干」と「十二支」が組み合わさり60通り、つまり60年で一巡します。これは生まれてから還暦(60歳)まで、毎年干支が異なることを意味します。

十二支の動物はどうやって決まった?

では十二支の動物たちはどのように決まったのでしょうか?諸説あるようですが、ある物語によると、動物たちが元旦に神様の元へ挨拶に訪れた順番とされているようです。ある年末、神様が動物たちに、元旦に自分のところへ訪れた1番から12番目までを、1年ずつ交代でその年の大将にすると言い、これを聞いた動物たちは、さまざまな計画を立てて馳せ参じます。その到着順が十二支の順番になったとのこと。ところが、猫だけその話を聞き逃していました。猫は、いつ神様の元へ行けばいいのか分からないため鼠に聞きましたが、鼠はライバルを減らしたい思いから、元旦の次の日と嘘を伝えます。結果、猫は一日遅れで神様の元へ向かったものの、そのとき他の動物たちはいなかったため、十二支の中に猫は入っていないのです。十二支の動物たちは、人々に馴染みやすいように、12の月に身近にいる12種類の動物をあてたと言われています。

今年の干支「寅(虎)」にはどんなパワーが

今年の干支の寅(虎)は、毛皮の模様から、前身は夜空の星と考えられており、決断力と才知の象徴として縁起物としても親しまれています。風水における白虎は、風水四神獣 (東の青龍(せいりゅう)、南の朱雀(すざく)、西の白虎(びゃっこ)、北の玄武(げんぶ))のひとつで、運気を司るパワーがあると教えられています。白虎は西の守護神で、虎が五百歳を迎えると白虎になると言い伝えられています。西は、強い西日が差す方角で、黄昏の中、白い姿を見せる白虎には、決然として立ち向かう強さが暗示されています。様々な力を持つ寅ですが、一番は「悪気退散」。鋭い眼光と牙が悪気に立ち向かい、悪気を蹴散らすと言われます。元来、中国ではモノのはじまりを象徴する縁起の良い動物といわれ、厄除けとして古くから使われてきました。中国では虎の額にある斑紋が「王」の字に見えることから、虎こそが百獣の王として、魔除けのシンボルとされてきました。寅(虎)は良い気が逃げないように、睨みをきかせる役割をも担っていると言われています。

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寅(虎)にまつわることわざ

一般によく知られている、寅(虎)にまつわることわざをいくつかご紹介しましょう。

 

虎の子

虎はわが子をとても可愛がるということから、非常に大切にして手元から離さないもの。転じてお金や宝物などを指す。

 

虎の巻

芸事などの秘伝書などのネタ本のこと。また、教科書や参考書などの解説書。

 

虎視眈々(こしたんたん)

機会を狙ってじっと様子を伺うこと。虎が獲物を狙っている様子。

 

虎は千里行って千里帰る

虎は子のために、一日に千里の道を進み、またその千里の道を戻ってくるということから、子を思う親の強い愛情を言う。また、それほど勢いが盛んなこと。

 

騎虎の勢い(きこのいきおい)

勢いや弾みがついて途中でやめられなくなること。物事に弾みがついて、途中で止められない、激しい勢いの様をいう。成り行きに任せるという意味にも使われる。

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まとめ

今年の干支は寅。決断力と才知の象徴であり、邪気を払い家族を守ります。力や権威の象徴として用いられることの多い寅ですが、寅の刻が明け方4時、良き1日の始まりの時間にあたり、また、寅月が正月のことを指し、良き1年の始まりに当たるとも言われます。

今年は住宅購入に向けて、虎の巻を参考に、虎視眈々とタイミングを見て、虎の子を駆使し、騎虎の勢いに乗って、良き一年にしましょう。