TOPICS
トピックス
2022/01/16
暮らし

冬の乾燥はお肌の大敵!乾燥肌の保湿対策

冬の季節は空気が乾燥して、部屋の中にいても肌が突っ張ってしまいます。では、部屋の中でもできる冬の乾燥肌対策はどうすればいいでしょう?そこで今回は、加湿器を上手に使ってできる対策や、すぐにでもできる対策方法についてご紹介します。

冬の乾燥はお肌の大敵!乾燥肌の保湿対策

冬の乾燥はお肌のトラブルメーカー

この季節、自宅で暖房を効かせていると部屋の中が乾燥して、手の表面や指先が乾燥してひび割れなどができてしまいます。また、喉などの粘膜が乾燥して水分が減少すると、ウイルスが入り込みやすくなります。ウイルスは、気温と湿度が下がって条件が重なると活発に活動するため、乾燥は私たちの身体にとって良いことはありません。身体の防御機能が低下するのは肌全体にとっても同じこと。元気なお肌は角質層に30%程度の水分をキープし外部から肌を守っていると言われています。冬の乾燥は、様々な肌トラブルを起こしてしまうトラブルメーカーなのです。

乾燥はお肌の大敵!まずは保湿対策を

空気の乾燥によって肌の水分が蒸発すると、肌がパサパサして乾燥肌になってしまいます。この状態は、私たちの肌が本来持っている防御機能を低下させます。これが続くと手足の甲や指にかゆみや赤みを引き起こし、しもやけなどを起こします。手足であれば、市販のクリームや処方された保湿クリームなどを使って保湿対策を徹底することで治癒していきますが、顔の場合は、少し慎重に考える必要があります。乾燥した状態で肌を放置しておくと、肌表面がしぼんだようにハリを失い、目元や口元に細かい小ジワが発生し、老け顔が進行するというのです。冬に肌が乾燥する要因は、空気が乾燥しているだけではありません。例えば、不規則な生活、睡眠不足、ストレス、冬の紫外線なども考えられ、いずれにせよ保湿による早めの乾燥対策が、大切なお肌には欠かせないのです。

④-2AdobeStock_479202158 .jpeg

冬の紫外線にも要注意!

大切なお肌は、「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」という3つの防御機能によって守られています。皮脂膜は、角質層に含まれる水分の蒸発を防ぎ一定に保つ働きを、天然保湿因子(NMF)は、角質細胞の水分をキープしています。細胞間脂質は、角質層の水分を蓄積して外的から守る働きをします。

冬の乾燥は、肌の表面皮脂を減少させ、表面をはがして小ジワをできやすくさせてしまいます。そして、乾燥肌は紫外線の影響を大きく受けてしまい、肌老化原因の80%は紫外線と言われています。その紫外線のA波(UVA)はシワ等、B波(UVB)はシミ等の原因となります。紫外線を浴びると活性酸素が発生し、細胞にダメージを与えてしまいます。それを抑えるため生成されるのがメラニン色素、これがシミの原因となります。冬の乾燥状態にある肌は防御機能が落ちているため、直に紫外線を浴びてしまうことになります。お肌のケアは、紫外線が強い春と夏だけではなく、乾燥する冬の時期も日傘や外出時に日焼け止めクリームを塗るなどの対策が大切なポイントなのです。

冬の乾燥時、加湿器の適正値は60~65%

湿度は、ウイルスの活性化抑制の観点からは50~60%が理想値。お肌のためには理想の湿度は60~65%。加湿器を使用する場合、この65%を超えるとカビが発生しやすくなるので、超えない範囲の高湿度設定に気を付けたいものです。

冬の乾燥肌の対策法

①温めのお湯で入浴習慣

温めのお風呂に20分ほど浸かることで、肌表面を潤すことができます。38℃前後の“温め”がよく、40℃を超えると皮脂が流れ出して乾燥肌が悪化する原因にもなります。お風呂から上がってからは早めに保湿をし、潤いキープを心掛けたいものです。ファンデーションを塗ることも保湿効果になります。

 

②水分をしっかり摂取

人間の体は、大人で約60%が水分。お肌の乾燥対策には、1日約1.5~2Lの水分補給で内側からも潤いを与えるのが理想とされています。

 

③湿度調節機能のある加湿器

お肌のための保湿には、高機能な加湿機を使うのがおすすめです。最近ではパワフルな加湿能力を備えたものがたくさんあり、湿度も50~70%等の設定が可能で、お肌の潤いを自動で調整してくれるものもあります。

④-3AdobeStock_212563350.jpeg

まとめ

冬の乾燥は、お肌の老化にも影響します。日頃からの乾燥対策には、入浴後の保湿や外出時のUVケアなどがありますが、生活時間が長い部屋には、お任せ可能な高性能加湿器を設置することもおすすめです。まだまだ乾燥する季節が続きますが、冬の乾燥対策は、お肌だけでなくウイルスから身を守るためにも大切です。