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2022/01/30
暮らし

冬の快適入浴法

冬に身体を温めるには、やっぱり温かいお風呂に入るのが一番!自宅でゆったりとバスタブにつかるだけで体が温まり、リラックスや快眠などさまざまな効果が期待できます。快適な冬の入浴にはどんなスタイルがあるのでしょうか。

冬の快適入浴法

冬の入浴。お風呂の良さはここがポイント!

身体を温めるにはいくつかのポイントがあります。1つ目は、「温熱」。温かいお湯に入ると、血管がやわらかくなって血液の通り道が広がり、血流が良くなります。血流が促進されることで身体が温まるのです。2つ目は、「水圧」。水圧でお腹が押されると横隔膜が上がり、身体は元の状態に戻そうと酸素を取り入れて肺を大きくしようとします。その時、呼吸数が増えて心肺機能が高まり、血流が良くなります。同時に下半身も圧力で押されるため、ポンプのように下から上へと血液が押し戻され、心臓の動きが活発化して血流が良くなるのです。3つ目は、「浮力」。浮力は身体を弛緩し身体全体をリラックスさせます。自律神経も整えられ、末端まで弛緩して血流が良くなっていきます。入浴は、このような効果によって身体が芯まで温まっていきます。

リラックスできる入浴は睡眠の質もアップ!

血流が良くなることで、血液が必要な成分を運ぶため身体のコンディションは良くなっていきます。さらに、自宅でのリラックスした入浴の見逃せないメリットが快眠です。人は体温が下がる時に眠くなります。これは身体の熱を放出して体温を下げるからです。入浴は熱を放散してスムーズな体温降下が期待できます。入浴後1時間半〜2時間程して体温が下がった状態で布団に入ると、眠りのパターンに合わせて深く快適な眠りにつくことができます。快眠は一日の疲れを取り、翌日のベストな状態に導いてくれます。

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ポイントはゆっくり、温めのお風呂

温度とお風呂につかっている時間もポイントです。39〜40℃の温めのお風呂に10~15分程度入るのが、快適な入浴と言われています。なぜその時間なのかと言えば、まず身体の内部まで温まるには時間がかかるからです。体の表面が温まるには5分、筋肉は10分程度が目安となります。血液が体内を一周するのにかかる時間は約1分と言われ、15分入れば15周、温かいお風呂で血管が開いた状態で血液を循環させることができます。

時には家以外のお風呂でリラックス

コロナ禍ではありますが、昨今は様々な個性あふれるスーパー銭湯や日帰り温泉施設などが人気です。その魅力は、開放感あふれる広さや露天風呂、サウナ、ジェットバス、薬湯など多種多様なお風呂を楽しめることです。広い空間で手足を伸ばして入浴すると、そのリラックス感もまた格別です。交代浴(水風呂と温かいお風呂に交互に入る)は、血管が冷たい水で収縮し、お湯で広がることを繰り返すので、血流が増して冷え症に良いと言われています。最近流行りの炭酸泉は、お湯に溶け込んだ炭酸ガスつまりCO2が血管に入り込むことで、そのCO2を体外に出そうとする代謝機能が働き血行が良くなります。銭湯にはいろいろなお風呂があり、楽しみながらゆっくり長く入ることでリラックス気分を味わうことができます。

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一工夫で自宅のお風呂を快適に

浴室暖房を取りつけるのも、快適な入浴を追求するアイデアの一つ。また最近はベンチ付きのバスタブも見かけますが、後付けができないので、その時には浴室用イスを買ってバスタブに入れて使うのも一つの方法です。半身浴もしやすく、バスタブへの出入りもラクラク。転倒防止にもつながります。

入浴前の水分補給も忘れずに

ここで見過ごされがちなのが、入浴前の水分補給。冬はのどの渇きを感じにくく、その状態で入浴すると、発汗した時に脱水症状のリスクがあります。また体内の水分が少ないと血液の循環が悪くなり、入浴事故のリスクも高まります。入浴前には水分補給を忘れずに心掛けましょう。


まとめ

入浴は、体が温まって体温が上がることで快眠が得られ、疲れが取れてストレス解消にもなります。入浴スタイルも全身欲や半身浴など人それぞれ。この冬は自分に合ったスタイルで快適な入浴法を実践してみてください。住宅展示場のモデルハウスでは、ハウスメーカーの個性的な浴室を見学することができます。自分に合ったお風呂が見つかるかも知れません。