TOPICS
トピックス
2022/02/20
お出かけ

春よ来い!埼玉県の梅を楽しむ

寒さの中にも春の訪れを感じさせてくれる梅は、その香りと凛々しい美しさが魅力。今回は、密にならずに家族で楽しめる週末のお出かけスポットとして、埼玉県内の梅の名所を紹介していきます。紅梅、白梅、紅白織りなす美しい梅の花が楽しめるオススメスポットです。

春よ来い!埼玉県の梅を楽しむ

「彩の国さいたま」はお花の宝庫

埼玉県は「彩の国さいたま」とも言われ、年間を通じて四季折々の花が楽しめる県です。埼玉県内には広い花畑が多数あり、首都圏からアクセスしやすいこともあって、毎年シーズンになると花の名所には多くの人が訪れます。開花順に各名所の見ごろの時期を紹介します。

越生町「越生梅林」の梅(2月中旬~3月下旬)/幸手市「権現堂公園」の菜の花(3月下旬~4月上旬)/秩父市「羊山公園」の芝桜(4月中旬~5月上旬)/鴻巣市「ハッピースクエア」のポピー(5月中旬~5月下旬)/桶川市「べに花ふるさと館」ベニバナ(6月中旬~6月下旬)/日高市「巾着田」の彼岸花(9月中旬~10月上旬)。

 

春を感じさせる梅ですが、埼玉県内の主な梅の名所をご紹介しましょう。

⑧-2AdobeStock_236598997.jpeg

越生梅林(おごせばいりん)

越生町(おごせまち)といえば越生梅林。水戸偕楽園、熱海梅園とともに「関東三大梅林」の一つとされています。園内は約2ヘクタールで、樹齢約650年を超える古木「魁雪」をはじめ、白加賀・紅梅・越生野梅など約1,000本の梅の木が植えられ、開花時期には約20,000本もの梅が咲き誇ります。越生の梅は1350年頃、九州の大宰府から現在の梅園神社に分祀した際、菅原道真公にちなんで梅を植えたのが起源であると伝えられ、園内では幸せを招くめでたい花として親しまれる福寿草も梅と共に黄色い花を咲かせます。

住所:埼玉県入間郡越生町堂山113

⑧-3AdobeStock_328507326.jpeg

大宮第二公園の梅林

さいたま市大宮区にある大宮第二公園の梅林には、白加賀や八重寒紅梅を中心に約40品種500本もの梅が植えられ、見ごろの時期に開催される梅まつりでは、陶器市やお茶会、コンサートなど様々なイベントが開催され、毎年多くの人が訪れます。梅まつりと同時に陶器市も開催され、全国から様々な陶器の店が集まります。土日には折り紙教室やコンサート、押し花作り体験などのイベントも行われているため、子ども連れでも十分に楽しむことができます。※2022年度開催についてはご確認ください。

住所:埼玉県さいたま市大宮区寿能町2-405

国営武蔵丘陵森林公園の梅

埼玉県比企郡滑川町と熊谷市に跨る国営武蔵丘陵森林公園にある梅林には、日本有数の約120品種、500本の梅が植えられています。品種が多いため一斉には咲き揃わないものの、早咲き・遅咲き、多品種の梅が植えられているため、長期間にわたって鑑賞を楽しむことができます。2月には周囲に約25,000本もの黄色い福寿草も咲き、贅沢な景色を堪能することができます。遅咲きの品種も加わり、3月初旬までが見ごろです。

住所:埼玉県比企郡滑川町山田1920

宝登山(ほどさん)の梅百花園

埼玉県秩父郡長瀞町にある宝登山の上にある梅百花園では2月上旬から3月下旬が見ごろ。約470本もの梅の木が咲き乱れ、山頂からは秩父の山々を望みながら、紅白の梅の景色を見渡すことができます。景色もさることながら、甘く優雅な梅の香りを楽しむことができるので、五感で春の季節を満喫することができます。長瀞のライン下りや岩畳の散策などと合わせて訪れたい場所の一つです。

住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞2195−2

川口市立グリーンセンターの梅

埼玉県川口市新井宿にある植物園、川口市立グリーンセンターの梅林は、40種類・約160本の梅の木が植えられた川口市民の憩いの場。四季折々の花を楽しむことができます。ミニ鉄道や展望すべり台など子どもたちが楽しめる場所も用意され、春の季節になると甘い匂いの梅香を漂わせながら紅白の花が美しく咲き誇り、また、園内には梅だけでなく多くの種類の植物があるため様々な春を感じることができます。梅林脇にはミニ鉄道があり、ご家族にも嬉しいスポット。子ども向けのわんぱく広場には充実した遊具もありオススメの場所となっています。

住所:埼玉県川口市新井宿700

花と緑の振興センター梅園

埼玉県川口市安行にある花と緑の振興センターの梅園では、約155品種・283本の梅の木が植栽されています。梅が見ごろの時期には、梅の木の下に黄色い福寿草も顔を出します。園内に入ってすぐ目に止まるのが、「夫婦枝垂(めおとしだれ)」。見ごろの時期には心落ち着く甘い香りで周囲を包み込みます。梅園は緩やかな斜面を利用して作られており、品種により開会時期は異なるため、早咲き、中咲き、遅咲きなど見ごろを迎える品種が次々に目を楽しませ3月中頃までの鑑賞が可能です。丘の上からは全景を楽しめ、その景観には福寿草も彩を添えて、梅の花に混じる黄色のコントラストが見ものです。洋種の椿を集めたエリアもあり、椿鑑賞も楽しめます。

住所:埼玉県川口市安行1015


まとめ

埼玉県内の梅の名所を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。寒さで外出も控えがちなこの頃ですが、昼の時間が長くなり始める季節にもなり、梅の花がほころぶように少しずつ活動の幅を広げてみるのもいいのではないでしょうか。広いスペースのある梅園なら、密を避けてご家族で楽しめると思います。