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2022/03/13
住まい

子どもたちがのびのびと遊べる「キッズスペース」

これから自宅の新築・改築を検討される方の中で、小さいお子さんがいる場合、子どもたちのために「キッズスペース」を設置される方も多いと思います。比較的狭い空間でも設置することができるキッズスペースは、子どもたちにとって安全に過ごせる場所であり、のびのびと遊べる空間でもあります。今回は、キッズスペースを作る時に気を付けたいポイントについて解説します。

子どもたちがのびのびと遊べる「キッズスペース」

キッズスペース作りのポイント

キッズスペースは、小さいお子さんが過ごす部屋として、小学生以上のお子さんが過ごす子ども部屋とは、それぞれに求められる機能は変わってきます。そのためキッズスペースを作る場合は、子ども部屋とは違う発想が求められます。最も大切なことは、まず大人の目が届きやすい場所であること。次に、子どもがのびのびと遊べる空間のため、安全であること。そして汚れやすい場所になってしまうことから、掃除がしやすいこともポイントです。掃除機が入らない場所や、ホウキなどで塵やゴミを掃き出しにくい場所は避けたいところです。また湿気やホコリの溜まるような不衛生な場所は避けましょう。さらに、地震や火災などの災害時に、避難しやすい場所であることも重要なポイントです。

キッズスペースの人気はLDKの一角

キッズスペースは、常に大人が見守ることができる空間にあるため、最近では、家族が集まるLDKの一角に専用のキッズスペースを設けるケースが人気を集めています。例えば、フローリングの床に一角だけ簡易製の畳を敷きつめた空間を作っておけば、赤ちゃんをお昼寝させるのにも最適な空間となります。将来的にはそのスペースを客間などに転用することも可能ですし、畳を取り払って元のフローリングに戻すこともできます。

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生活感を隠すための工夫

キッズスペースをLDKの一角に設置する場合、少し不便な面もあります。それはリビングにお客様を通した際、子どものオモチャの散らかりや赤ちゃんの寝具など、キッズスペースの状態が丸見えになってしまうことです。そのため、間仕切り用の引き戸を設置したり、ロールカーテンで目隠しするなどの工夫が必要となってきます。また、ゲストの視線を気にしないためにも、ロフトに設置するという方法もあります。ロフトの場合はあらかじめ空間が仕切られているため、空間を視界から遮りながらも、子どもたちの声や気配を感じることができます。

家の中のキッズスペース

家の中にはキッズスペースを作れる場所は、LDKやロフト以外にもまだあります。子どもたちだけの空間という発想をせずに、例えば、小さなカウンターなどを設えた、お父さんやお母さんのワークスペースに並んだカタチで作ることで、家族とのコミュニケーションスペースとしての役割も持たすことができます。また、リビングに隣接するウォークインクローゼットを開放して使用することもできます。引き戸やカーテンウォールなどで間仕切りをして空間をつくり、子どもが成長した後は、そのままクローゼットとして使用できます。他にも、階段下にあるちょっとした空間なども利用することができます。

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まとめ

LDKの一角に設えるのが主流となっているキッズスペース。大人の見守りが可能で、子どもたちものびのびと遊べる空間です。キッズスペースは、住む人のライフスタイルや発想のしかたで、自宅の様々な空間に作ることも可能です。その場合、子どもたちの安全面と同時に、掃除や衛生管理がしやすいことも、場所を選定するときには大切なポイントです。住宅展示場では、キッズルームやキッズスペースが設置された住宅メーカーのモデルハウスを見学することができます。新築・改築の際には是非参考にしてください。