内閣府が以前実施した高齢社会対策に関する調査の中で、「平成17年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果」によると、この1年間に自宅内で転んだことのある人は10.6%と、1割の人が転倒しています。男女別にみると、転んだことのある人が、男性7.2%、女性13.4%と、女性の割合の高さが伺い知れます。また、年齢が高いほど転倒の割合が高く、85歳以上では25.3%と4人に1人が転倒しています。住宅は一戸建てでの転倒事故の割合がやや高くなっているようです。転倒した場所では、「庭」が26.5%と最も高く、次いで、「玄関・ホール・ポーチ」19.0%、「居間・茶の間・リビング」17.0%、「廊下」13.5%、「階段」12.5%の順となっています。こうしてみると、住宅内のあらゆる場所で転倒の可能性があることがわかります。
参考:内閣府「高齢社会対策に関する調査」
https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h17_sougou/19html/2syou-2.html