ミント、ドクダミ
繁殖力が旺盛なため、あっという間に庭を埋め尽くしてしまう植物があります。そんな植物の代表にミントやドクダミがあります。特にミントは、料理やお菓子、お茶などによく使われ、ヘルシーで爽やかなイメージのある植物です。そして日本では古くから、薬草茶として親しまれてきたドクダミも同様に、地下茎を形成して増えるため、地上部分だけを抜いても地下茎が残っている限り増殖する植物です。特に、庭のように区切りのない広い場所では、他の植物が植えられているエリアまで入り込んで増え続けます。
ナガミヒナゲシ、ホテイアオイ
オレンジ色の4枚の花びらが特徴の可愛いらしい花を咲かせる「ナガミヒナゲシ」。原産地は地中海沿岸で開花期は4月~5月。果実を実らせるとその中には約1600粒ほどの種があるため、風などで運ばれて爆発的に繁殖します。同じく美しい花を咲かせる「ホテイアオイ」は、青い花が特徴の水生植物で、熱帯魚店、園芸店、ホームセンターなどで販売されています。繁殖力がとても強く、湖や池を葉で覆い尽くしてしまいます。そのため他の水草に日光が届かず、枯死させたり、他の植物の成長を阻害したりします。そうしたことからホテイアオイは、別名「青い悪魔」とも呼ばれています。