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2022/04/03
趣味
#ガーデニング #高木樹木

ガーデニングを始める前に知っておきたい要注意な植物

いつか自宅の庭を持ったら好きな植物や木を植えて、ガーデニングを楽しみたいと思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、植物の中には、一度植えると後々苦労する植物もあるのです。今回は、ガーデニングを始める前に知っておきたい注意が必要な植物を紹介していきます。

ガーデニングを始める前に知っておきたい要注意な植物

繁殖力が旺盛な植物たち

ミント、ドクダミ

繁殖力が旺盛なため、あっという間に庭を埋め尽くしてしまう植物があります。そんな植物の代表にミントやドクダミがあります。特にミントは、料理やお菓子、お茶などによく使われ、ヘルシーで爽やかなイメージのある植物です。そして日本では古くから、薬草茶として親しまれてきたドクダミも同様に、地下茎を形成して増えるため、地上部分だけを抜いても地下茎が残っている限り増殖する植物です。特に、庭のように区切りのない広い場所では、他の植物が植えられているエリアまで入り込んで増え続けます。

 

ナガミヒナゲシ、ホテイアオイ

オレンジ色の4枚の花びらが特徴の可愛いらしい花を咲かせる「ナガミヒナゲシ」。原産地は地中海沿岸で開花期は4月~5月。果実を実らせるとその中には約1600粒ほどの種があるため、風などで運ばれて爆発的に繁殖します。同じく美しい花を咲かせる「ホテイアオイ」は、青い花が特徴の水生植物で、熱帯魚店、園芸店、ホームセンターなどで販売されています。繁殖力がとても強く、湖や池を葉で覆い尽くしてしまいます。そのため他の水草に日光が届かず、枯死させたり、他の植物の成長を阻害したりします。そうしたことからホテイアオイは、別名「青い悪魔」とも呼ばれています。

庭に植える際には要注意の「高木樹木」

庭に植える樹木は、高木を避けるのが無難だとされています。高く成長した枝の剪定を、自分でするのが難しくなるからです。できれば植えたくない木としては、「ビワ」があります。ビワは樹高が2m~5m程になりますが、常緑性で1年中葉が茂るため、庭の日当たりを悪くします。また、高い所に実がつくため、大きくなりすぎると果実も収穫できなくなってしまいます。他には「タラノキ」も高木になる木ですが、高さは2m~6m、場合によっては10mを超える大木になることもあります。幹には棘があるため危険でもあります。大きく成長するといえば、竹や笹もありますが、特に竹の場合、地下茎を伸ばして繁殖し生長も早く、竹の地下茎はコンクリートを突き破ることもあるため、自宅の基礎部分まで根が張って、家が浮くこともあります。一度生えると完全に駆逐することは難しくなります。

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害虫が発生しやすい樹木

高木の中には、害虫を呼び寄せるものがあります。その中でも代表的な樹木が「サクラ」。お花見の季節には優しい花色で和ませてくれる、日本人にとってはとても馴染みのあるサクラですが、実は花が咲き終わると大量の毛虫が寄ってくるのです。この毛虫の中には毒のある毛虫もいるので注意が必要です。また同じ落葉の低木には、園芸用に用いられる「姫リンゴ」があります。秋には赤い小さなリンゴの実を実らせる可愛いらしい樹木ですが、この木につきやすいのがアブラムシ。さらにそのアブラムシを狙って他の虫も寄ってきます。虫が苦手な方はひとまず避けた方が良さそうです。

手入れが大変な「つる性植物」

つる性植物も注意が必要です。こちらは庭だけに限らず、フェンスや自宅の外壁と、あちこちにつるを伸ばしていきます。特に、つるから気根を出すため、駆除した後に外壁に跡が残ることがあります。つる植物でよく知られているが「ノウゼンカズラ」。夏にオレンジ色の花をつけ、品種によっては赤色の花をつけるものもあります。つるの長さは3m~10mにも達し、フェンスに巻きついたり、壁をはうように登ったりするのが特徴です。またお馴染みの「アイビー」や「ヘデラ」も同様、つるがフェンスなどに巻きついていくため、管理を怠ると増え過ぎて手が付けられなくなります。つる性植物の場合、適切な管理をしなければ、隣の庭に侵入したり他の植物を駆逐したりすることもあります。

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まとめ

庭に植える際に注意が必要な植物には、繁殖力が旺盛なものが多く、気がついた時には庭を占拠されていたということもあります。そうなってはガーデニングどころではありません。楽しいガーデニングライフのために、庭に植える植物は、植物の特性を調べた上で選定したいものです。