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2022/04/03
住まい
#ローコストマイホーム #低予算住宅

埼玉県で
ローコストマイホーム計画!

マイホームは欲しいけれど、多額のローンを抱えての暮らしには不安が…。首都圏へ勤務するヤングファミリーのビジネスマンの皆さんが、同じように感じることではないでしょうか。では、どうしたら低予算でマイホームを取得することができるでしょうか?この数年で仕事のスタイルも大きく変化し、それに伴って、住む場所やマイホームへの考え方も変化しています。今回は、これからの変化して行く社会を見据えて、低予算でも取得できるローコストマイホームについて考えてみたいと思います。

埼玉県で<br />
ローコストマイホーム計画!

注目は埼玉エリア

2022年の公示価格が発表されましたが、ランキングのトップ10は、すべて東京都。第1位は、5年連続「港区赤坂1-14-11」で1㎡あたり500万円となっています。溜息が出るほどの高額な土地価格。これでは家の建築どころではありません。でもよく考えれば、別に赤坂に住む必要がなければ、東京近郊でも十分満足できる場所はあるはずです。最近、人気が上がっている住宅圏が埼玉エリア。今回は、低予算でマイホームを建てるノウハウについてご紹介しましょう。

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低予算のローコストマイホーム

低予算なら、それに合わせて土地代のほか、材料費や施工費などの建築費用を低く抑える必要があります。例えば、施工工程をシンプルにして部屋数を減少させる、極力オプション工程は加えないなど、「標準的既製品」で納得することでコストの加算を抑えます。では実際、その場合におけるメリット・デメリットを考えてみましょう。

メリット:

手持ち資金の総額を抑えることで、安価に取得できる可能性がある。費用はできるだけ貯金で賄い、ローンの負担を抱えずに建築できれば、その後の生活がとてもラクになる。低予算にすることで経済的な体力を温存することができ、生活スタイルの変化に合わせて、将来的な間取り変更にも軽い負担で対応できる。そもそも安価であることで、簡単に建て替えも決断できる。など。

 

デメリット:

マイホームへの拘りを実現させることが難しくなる。限られた予算を配分するため、耐震性+耐久性など必要最低限の部分に予算が割かれることになり、その他の部分に費用が掛けられないこともある。キッチンや浴室などの設備関係のグレードを下げることや、断熱などの建材費や施工グレードも検討の可能性がある。住んでから想定外のコストが発生する不安がある。など。

 

メリット、デメリットはありますが、実際に満足できる住宅は十分考えられると思います。

予算2000万円の場合、建築費と土地代の配分がポイント

埼玉県といっても浦和、大宮などといった中心部は利便性が高く、住みやすさも高いレベルにあります。このエリアは当然土地価格も上がってきます。これでは土地代だけで予算がとられてしまい、手が出ません。では、例えば埼玉県の北部にある加須市辺りはどうでしょう。実際の土地価格(坪単価)は9万~10万程度の場所もあり、車一台をおける30坪の土地の場合、土地代金は300万円で済みます。どれくらいの広さの家が建てられるかは、土地の地域区分と建ぺい率によって定められますが、土地価格を抑えられれば、ざっくりの概算ですが、2000万円のうち1700万円の残り予算を全て建築費用に向けることが可能となるのです。もちろん、登記費用などの諸費用を考える必要はあります。今はリモートワークなどで業務形態が変化している時代。勤務形態によっては、埼玉県でもこの辺りのエリアは、マイホームの実現に十分可能性があるのではないでしょうか。

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建物にどれだけコストを掛けるか

例えば、30坪の土地で建ぺい率40%の場合、最大で12坪の建築面積になり、2階建として最大で24坪の床面積の建築が可能となります。仮に20坪台後半の土地を取得した場合、おおよそ延床面積80~110㎡の2階建住宅が建築可能となり、家族4人世帯として3~4LDKのマイホームが取得できます。30坪と考えても、1700万円÷24坪で許される建築坪単価は約70万円。ローコスト住宅の建築坪単価は35万~55万程度といわれ、十分お釣りがきます。高額な費用は必要ないのです。

ローコストマイホームは拘るポイントを決めておく

ローコストマイホームを得意とする住宅メーカーの中には、設備関係もしっかりとした製品を提供するところが少なくありません。贅沢仕様ではありませんが、ローコスト住宅各社のカタログには、標準で選ぶことのできる内外装の仕様が記載されています。サッシ、外壁、屋根、ドア、床材、インターホンに至るまで詳細に記載がなされています。窓ガラスなどにはペアガラス&網戸付などもあり、決してローコストとは思えない充実した内容になっています。さらに住宅メーカーによっては、自由な設計もある程度受け入れてくれるところもあり、昨今のローコスト住宅の高級仕様化には驚くばかりです。


まとめ

ローコストでの家づくりでは、立地に拘るか、設備仕様に拘るか、空調など冷暖房設備には費用を惜しまないなど、建築主の拘りがしっかりと判断されていれば、低予算でも高い満足は得られるものです。リモートワークが普通になりつつありますが、通勤圏としても埼玉エリアが注目されています。ご自身と家族のために素敵なマイホームの準備を始めてみてはいかがでしょう。