「こどもの日」には、どういう意味があるのかご存じでしょうか?そもそも5月5日は、「端午の節句」といい、男児の成長を祈念するものとされていました。これは中国伝来のもので、季節の区切りは、十二支の午(うま)の月の5月とされ、この時期に厄祓いの行事が行われていました。「端午」の意味は「端」が「はじめ」、「午」が「午の日」。つまりは、「5月はじめの午の日の厄払い」が端午の節句だったのです。「こどもの日」には鎧兜や鯉のぼりなどで男児の成長を祝いますが、5月5日が「こどもの日」として定められたのは1948年のこと。以降、男児の成長を願う日から男児に限らず全ての子の成長を祝う日となったのです。また、祝日法では「子の人格を重んじ、こどもの幸福を願うとともに、母に感謝する日」であるともされています。
GW三世代で祝うこどもの日は、
マイホーム実現のスタートに!
春の花々が咲き誇り、新緑が芽生えて活力みなぎる季節がやってきました。気温も一気に上がり始め、活動的になれるシーズンの訪れです。GWもスタートしましたが、5月5日の「こどもの日」には、三世代でお祝いするご家族は少なくないのではないでしょうか。三世代が集まるのは年間でもお正月とこどもの日が多いそうで、そしてこの日は、マイホームの実現を具体的に検討する絶好の機会でもあるのです。今回は、そんな「こどもの日」の過ごし方について考えてみましょう。
「こどもの日」はどういう由来?
「こどもの日」の過ごし方
昭和の時代には一軒家が多く、家には大きな鯉のぼりが家紋などと併せて、悠々と大空を泳いでいた風景がよく見られました。「こどもの日」には鯉のぼりや鎧兜を眺めながら、三世代そろって男児の健康と成長を祝うという過ごし方が以前は一般的でした。男性は大黒柱としての存在が大きく、「こどもの日」には大きく立派な飾り物を飾る。それが家長としての威厳を表していました。祖父母世代から孫までの三世代同居によって、家のしきたりが大切にされていたのです。端午の節句では、男児誕生から初節句には「ちまき」を食べるとともに、柏は新芽の芽吹きまで古葉を落とさないことから、子の成長まで親が死なないようにとの願いを込めて、柏の葉っぱで包んだ「柏餅」が食べられていました。「こどもの日」には、子どもたちの成長を願うとともに、世代を超えて家族の堅い絆がつくられてきたのではないでしょうか。
いざ!マイホーム実現に向けて
そんな穏やかな時間を三世代で過ごす中で、家族の話題は、今後、家長となる2代目の将来設計の話しへと。そして、そのテーマはマイホームの実現です。借家から自己所有への決断の時です。この決断をすべき時が、家族がそろって具体的な相談ができるこの「こどもの日」ともいえるのです。まず先立つ資金面では、もちろん自己資金でカバーできるのがベストでしょうが、無理のない返済計画を立てるためには、親からの資金援助も重要なポイントになります。親にとっては、息子の将来とともに孫の将来の話しでもあるのです。そういう意味でも、「こどもの日」とは、三世代の将来を見据えて、祖父母とも生前贈与や資金援助といった話しにくい話題をじっくりと話し合える貴重な日でもあるのです。
三世代同居、親世帯同居への支援制度も活用
マイホーム実現へ向けた話しがまとまったら、具体的に資金計画や土地探しに動き出します。土地探しから始めるのか、現在の親所有の家を取り壊して2世帯住宅に新築するなど、具体的に計画を進めます。自治体では、三世代同居や親世帯同居を支援する補助金制度などもあるので、よく調べてみましょう。
埼玉県
https://www.pref.saitama.lg.jp/kurashi/jutaku/index.html
さいたま市
https://www.city.saitama.jp/001/007/index.html
川口市
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01050/090/1/index.html
久喜市
https://www.city.kuki.lg.jp/kurashi/doro_kasen/house/index.html
鶴ヶ島市
まとめ
家族が集まる「こどもの日」は、いわば家族の将来を話し合う時でもあります。特に三世代にとって、とても大切なテーマがマイホームの実現です。資金計画や建築計画では、親の支援は重要なポイントになります。また、三世代同居、親世帯同居については支援制度を実施している自治体もあります。はじめての家づくりの方は、住宅展示場のモデルハウスを見学しながらハウスメーカーの担当者に相談してみるのもオススメです。