GWは仕事でどこにもお出かけできなかったという方、埼玉県にはオススメの道の駅があります。道の駅では地元名産の農産品や工芸品、手作りお菓子などが販売され、レストランもあるので、ご家族で楽しめるちょっとしたレジャーランドになっているのです。まだまだ春を感じられる季節です。食材の調達がてらに道の駅までお出かけしてみませんか？今回は、埼玉県にあるオススメの道の駅をご紹介しましょう。
郊外や地方の道路沿いで見かける道の駅ですが、1993年に全国103箇所に施設ができたのが始まりで、現在全国には約1,200箇所あります。国土交通省のHPによると道の駅は、長距離ドライブが増え、女性や高齢者のドライバーが増加するなかで、道路交通の円滑な「ながれ」を支えるため、一般道路にも安心して自由に立ち寄れ、利用できる快適な休憩のための「たまり」空間が求められていたことから設置が始まったとのことです。利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の方々のための「情報発信機能」、そして町と町とが手を結び活力ある地域づくりを共に行うための「地域の連携機能」の3つの機能を併せ持つ休憩施設を目指し、道の駅が誕生したのです。
埼玉県内には、現在20カ所程の道の駅があります。埼玉県はベットタウンというイメージが強く、道の駅の数を聞いて意外な感じがするかも知れませんが、北関東観光エリアへの中継を担う役割を果たしているのです。特に、埼玉県の代表的な観光スポットである秩父へのアクセスルートには道の駅も多く、主には地域特産の野菜などを販売しています。今回は、主に近場で行けるオススメの道の駅をピックアップしてご紹介しましょう。
春日部市は「大凧」が風物詩。毎年5月には、江戸川敷で「大凧あげ祭り」が行われ、百人以上がかかりきりになる超大型の凧が空を舞います。驚くべきはそのサイズ。縦15×横11メートル、重さ800キロにもなるそうです。「道の駅 庄和」には、縦6×横4メートル、重さ150キログラムの「小凧」が展示され、凧に自分の好きな文字を入れることのできる「オリジナル凧」の製作をしてもらうことができます。店内では黒豆をはじめとする地元の新鮮野菜が多数販売されています。
深谷と言えば、「ねぎ」。しかし深谷市は、ねぎだけでなくさまざまな農産物を育む野菜エリアといわれています。深谷野菜の魅力を満喫できるのが、「道の駅 おかべ」。野菜や切花を扱う「農産物直売センター」は、近隣の多くの農家の皆さんが毎日野菜を並べにきているとのこと。フルーツトマト「うまかんベェ～」は、春先限定の稀少品。驚くほどジューシーでその甘味のとりこになるファンが多いのだとか。寒い時期には、「干し大根」や「たくあん」もとても人気があるそうです。この他にも、深谷ねぎのしば漬「深谷ねぎしば」、「煮ぼうとう」など地元の味を堪能できるレストランもあり、地域の食文化を存分に楽しむことができます。
「道の駅 川口・あんぎょう」は、川口市安行地区が植木の里として有名であることから、植木・花、造園を振興するために設立された「川口緑化センター 樹里安」に併設された道の駅です。川口緑化センターの特徴は、1階にある大広場＆ガラス張りのアトリウム。植木や鉢花が展示され販売も行われています。物産販売コーナーでは、地元食材から発想したアイスクリームが人気だそうです。2階にはレストランがあり、草花や植木の鑑賞の途中でゆっくりと一休みすることもできます。また、草木の生育方法などのセミナーも開催されています。
「道の駅 アグリパークゆめすぎと」は、「アグリ」という名前が示すように、農業に親しめる体験型の要素を取り込んだ珍しい道の駅。農業に触れ合いながら楽しめる公園施設となっているため、遠方から訪れる家族連れも多く、農産物直売所はいつも買い物客で賑わっています。子供たちに人気なのが「ふわふわドーム」。ファミリーで楽しめる施設です。さらに、この道の駅の特徴は収穫体験。予約不要で受付後に好きな野菜を収穫し、収穫した分だけ支払うシステムになっていることから、いつでも気楽に訪れることができます。収穫した野菜はバーベキュー広場で焼いて食べることができるため、人気の体験型レジャーになっています。レストランでは埼玉特産の「味麗豚（みらいとん）とんかつ」も人気。草花も販売され、お土産品には困らないイチ押しの道の駅と言えそうです。
埼玉県にある近場のオススメ道の駅を紹介してきました。ご紹介した道の駅は、埼玉県内からだと1時間程度で行ける場所と、少し遠出となるエリアの道の駅です。行き先が思いつかない時には、道の駅はとても便利な場所です。農産品の販売だけでなく、レストランや子供も楽しめる施設が併設されている道の駅もあります。まだ間に合う春のお出かけに、道の駅はご家族で楽しめるオススメのスポットです。