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2022/05/15
住まい
#完成見学会 #構造見学会 #新築住宅

完成見学会と構造見学会でリアルな体験を!~家づくりのイメージが鮮明になる

今や家づくりに欠かせない住宅見学会ですが、一般的に知られているのはモデルハウス見学でしょう。モデルハウス見学は見学したい住宅展示場や日時が選べて、色々なタイプの住宅を見学できます。一方、限られた日時に限られた人しか見学できないのが、完成見学会と構造見学会です。それぞれが注文住宅の参考になるため、見学者にとっては貴重な情報収集と体験の場となっています。ここではこの2つの見学会について解説します。

完成見学会と構造見学会でリアルな体験を!~家づくりのイメージが鮮明になる

完成見学会とは

完成見学会とは、ハウスメーカーなどが完成したばかりの家の施主に依頼し、期間限定で実施される見学会です。実際に住む人が決まっていて、家具などが入る直前のリアルな住まいの見学となります。モデルハウスと決定的に異なるのは、これから住む人がいるということです。見学のタイミングとしては、まずはモデルハウスを見学し、その後、特定のメーカーに絞って商談が進んだら、家のサイズや設備など、よりイメージしやすい完成見学会に行くと良いでしょう。

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完成見学会のメリット

完成見学会のメリットとしては、次のようなことが考えられます。

・現実的なサイズの設備や収納を見て、自分が生活する際のイメージをつかみやすいこと。

・そこに住む人がどんなところにこだわって住宅を建てたのかがわかり、参考になる。

・メーカーの技術やセンス、さらに施主のニーズに対する対応力がわかる。

完成見学会で見るべきポイント

完成見学会は、完成された家で家具などもないシンプルな空間を見て回るだけですから、短い場合は10分程度で見学できます。もちろん、1時間以上も滞在して比較検討する方もいるので、参加者の意識次第ということになります。住宅のことがまったく理解できていないと、あっという間に終了してしまうので、まずはモデルハウスを数棟、可能であれば何度か見学をして、住まいの見方がわかる段階で完成見学会に参加するほうが、その後の住まいづくりに活かせるでしょう。できれば見学する前に見学するポイントをしっかり考えて、自分の住まいづくりに活かしていきましょう。

完成見学会の流れ

まず初めに、見学会への事前の申し込みを行います。見学当日は、現地に着くと受付に行って名前を告げます。アンケート記入を求められますが、見学後に記入することもあります。家に入ると手袋をはめ、スリッパに履きかえてから家の奥へと進んでいきます。見学は、受付係の人か担当営業と一緒に見て回ることが多いようです。一通り見終わったら終了です。

構造見学会とは

構造見学会とは、建築の構造部を見学するもので、見学するのは建設途中の住宅となります。完成後は見えなくなる構造部や耐震設備、断熱素材などを見ることができます。

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構造見学会のメリット

構造見学会のメリットとしては、次のようなことが考えられます。

・基礎や骨組みなど、完成してからは見られない部分を見ることができる。

・耐震性などの建築技術が確認でき、安心して住むことができる。

・大工さんや職人さんから直接話を聞けることがある。

・構造を見ながら説明を受けるので、理解度が深まる。

構造見学会の流れ

構造見学会に参加するためには、ハウスメーカーや工務店であらかじめ見学会の予約をしておきます。見学当日は、担当者の説明を聞きながら建築現場を見て回ります。構造部分は技術的な説明が多く、質疑応答をしながら見学することが多くなるため、1時間半から2時間は滞在することになります。

見学時の服装や持ち物

見学する建物は建築途中ということもあり、足場が悪かったり、気候に影響されるため、衣服などにも注意が必要です。できるだけ動きやすく歩きやすい恰好が良いでしょう。ヘルメットは現地で貸してくれます。また、持ち物としては、カメラとメジャーは是非持参してください。ただし、撮影禁止の場合もあるので、事前に担当者に聞いておきましょう。


まとめ

家を建てる方の多くが、住宅展示場でモデルハウスを見学していますが、より詳しく知りたいという方には完成見学会や構造見学会は是非お薦めします。カタログだけではわからない多くのことが実感できるのと、完成イメージが具体的になるためマイホームへの愛着がより深まります。モデルハウス見学とともに、完成見学会と構造見学会に参加してみると良いでしょう。