行楽シーズン真っ只中の気持ちのいい季節が巡ってきましたが、そろそろ紫外線の強い日差しが気になり始めました。この紫外線、やっかいもので私たちの肌にはもちろん、意外にも家の床や家具、そのほか細かなものまで注意をしないと強いダメージを受けてしまいます。そもそも紫外線ってどういうもので、またその防止対策にはどんな方法があるのでしょうか。
紫外線（UV）はその波長の長さによってUV－A・UV－B・UV－Cに分けられ、一般的にはUV－A・UV－Bの2種のことを指して、紫外線と呼ばれています。UV－Aは長い波長のもので、ゆっくりとしたペースで肌の深部まで届きダメージを与え、それがシミやたるみの原因になるのだとか。さらにメラニン色素によって皮膚を黒くする作用があります。一方、UV－Bは短い波長のもので、短時間で皮膚を赤くして日焼けを起こし、シミなどの原因となるだけでなく、皮膚細胞を傷つけて皮膚癌の原因になることが問題視されています。UV－Cはオゾン層で吸収されるため、地表には届かず日常的な影響はないと言われています。
紫外線は、3月頃から増えはじめて夏はそのピークとなります。晴天の日だけでなく、曇天の日でもしっかり降り注ぐのが怖いところで、梅雨時でも注意が必要です。最近は紫外線によるダメージの意識を持つ人が増え、女性だけでなく男性でも外出時に日焼け止めを塗り、日傘で日焼けをしっかりと防ぐ対策をする人が増えてきています。また、紫外線の強い時間帯ですが、コアタイムは10時～14時の間で、特にこの時間帯の外出は十分注意をする必要があります。通勤・通学はもちろん、近所への短時間のショッピング、またベランダで洗濯物を干す時などにも気を配りましょう。数分でも毎日の蓄積から、気づかないうちに肌トラブルを起こしてしまうといわれています。日常生活の中でもしっかりと対策をしておきましょう。
室内は大丈夫と思うかも知れませんが、実はしっかりと紫外線は入り込んできています。では、室内の紫外線対策はどのようにしたら良いのでしょうか？紫外線の中でも、深部まで届くUV－Aは、窓ガラスや薄手のカーテンを通過して室内に入り込みます。仮に、戸外の紫外線量を100％とした場合、日の当たる窓付近で約80％も入るのだとか。大型窓や窓数が多い南向き・西向きの部屋の場合は、十分な対策が必要です。皮膚の保護を考えた場合は、室内でも日焼け止めが必要なのかも知れません。女性の場合は、特に外出を予定していなくても、化粧の際、ファンデーションを塗るだけでもその防止効果があるのだそうです。UV対策としての日焼け止め効果の成分が入ったファンデーションなら、さらに効果的です。そして、日焼けの影響は人の肌だけではありません。紫外線防止対策をしてない室内では、室内のあらゆるものが紫外線によってダメージを受けているのです。窓から入る太陽光に対して、家の中の大切なモノたちにもしっかりとしたUV対策が必要となります。具体的な方策としてはどのようなものがあるのでしょうか。
お手軽に出来る保護対策としてオススメしたいのはUVカットカーテンです。UVカットカーテンとは、UVカットができるレースカーテンのことで、窓から入ってくる紫外線をしっかりブロックし、効果の高いものでは90％以上カットできるものがあります。ほぼ完全に近い紫外線対策ができるスグレモノです。UVカットレースカーテンとは、紫外線を吸収または反射できる特殊な効能がある糸を使用したレースカーテンのことで、レース素材であるため室内に太陽光を取り入れつつも、しっかりと紫外線を遮断してくれるのです。大切な家具や絵画、人形などにはレースカーテンの効果は絶大です。
UVカットカーテンの設置効果は、
・肌のプロテクト
・家具・床・壁、その他調度品等の退色やひび割れの防止
・冷暖房の効率のアップ
レースカーテンの効果的な設置場所
南向きや夕方西日が差し込む部屋には設置したいところですが、意外と忘れがちなのが日本間です。畳の素材である「い草」は、光合成のために必要な葉緑素を含み、葉緑素が紫外線の照射で簡単に変色してしまうのです。家具を移動した際に、隠れた箇所だけが変色せずにくっきりと青色ということはよくあるケースです。部屋にカーテンレールが設置してあれば、是非設置をオススメします。そして、子供のいるご家庭には子供部屋対策は必要です。
今回は紫外線から家族と家を守る方法についてご紹介しました。家の中での紫外線についてお悩みの方は、UVカットレースカーテンの設置をオススメします。現在お使いのレースカーテンにUVカット機能がついているかを確認し、機能がついていない場合は、夏に向けてしっかりと対策をしましょう。UVカットレースカーテンの設置だけで、家族のお肌を守るだけでなく、床や大切な家具、絵画、人形、バッグなどさまざまなものをその劣化から守ってくれます。春はとても気持ちの良い季節ですが、室内の紫外線対策は忘れずに、うまく太陽光を取り入れて快適なお家時間を過ごしたいものです。