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2022/06/19
住まい
#土地探し #土地選び

はじめての家づくり
土地探し・土地選び編(1)

そろそろ家づくりを始めたいけど、何から始めたらいのか…とお悩みの方は、土地探し、資金づくり、家選び等々知らないことだらけで不安をかかえているのではないでしょうか。ここは焦らず一つずつ調べて理解していくことが早道です。はじめての家づくりシリーズでは、家づくりの基本的知識についてご紹介しています。今回は、「土地の探し方・選び方」について2回に分けて解説していきましょう。

はじめての家づくり<br />
土地探し・土地選び編(1)

土地探し・土地選びの判断は何を重視?

マイホームを建築する際、必ず必要になるのが土地です。土地探しや土地選びにあたって何を重視するかは、家族の事情やタイミングでも変わってきます。また、車の所有や購入予定なども大きなポイントになります。現実的には理想の土地を獲得するのは中々難しいと言えます。前提となるのが土地購入の予算です。その予算に合わせて必須条件を押さえ、特に外せないものは何かを考えておく必要があります。外せない必須項目をクリアしている土地をピックアップし、クリアしている土地の中から納得できる土地を選ぶのがベストです。土地探しや土地選びでは何を重視するか、まずはこの洗い出しが肝心です。必須項目をクリアして納得できる土地に出会っても、よく調べたらマイナス要素もあるかもしれません。土地選びは慎重であることに越したことはありません。そして、そのエリアやその土地の10年後、20年後といった将来をイメージして判断することも大切です。

交通の便は家族にとって重要なポイント

土地探しや土地選びにあたっては、交通の条件は重視すべき大切なポイントです。最寄りの交通機関(駅やバス停など)への距離は重要な要素となるため、なるべく便の良い土地を選びたいところです。一方、駅至近の場所となると、価格も高くなるため予算との兼合いになります。通勤や通学を考えると、なるべく便が良くて家族全員の交通費のかからない立地を選ぶことができれば、安心して長く住むことができます。家族全員の交通費もしっかりカウントしておくことが大切です。他に重要となる要素は、生活用品を購入するスーパーなどがあるエリアへの距離です。仮に通勤途中にスーパーなどがあると、仕事帰りに買い物ができてとても便利です。できれば徒歩でのアクセスを理想として判断しましょう。また、併せて役所などの公共施設や病院、銀行など日常生活に欠かせない施設への距離も想定しておきましょう。

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土地の地形や教育環境についても情報収集

土地探しや土地選びにあたっては、傾斜のある土地には注意を払う必要があり、また窪んだ土地の場合、雨水などが流れ込むので水捌けが悪くなります。傾斜地や川の近くの土地については、地盤についての情報もしっかりと把握しておきましょう。土地の形状として、理想的には正方形や長方形の場合は無駄なく土地を活用できるということです。変形地の場合には、土地の整地や建築費も割高になります。一方、子供のいる家族には教育環境も重要です。保育園や幼稚園への送り迎え、小・中学校も徒歩で通える場所にあることが理想的ではないでしょうか。現在子供がいない場合でも、将来を見据えて土地を選んでおくと、無駄な引っ越しをすることもなくなるでしょう。

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土地探し・土地選びにあたって整理しておくポイント

●家族のニーズを優先して判断

土地選びは、家族のニーズに合わせて判断しましょう。通勤には多少不便でも、子育てに適している環境や快適な生活を送れる環境の方が、長い年月安心して過ごせるものです。家族の思いやニーズに適っている立地かどうかが、土地選びの判断基準になります。

●イメージする建物が建てられるか事前に調査

建物の建築については、接道側面が2m以上、接道幅が4m以上ある事が条件となります。建物の高さ制限がある地域等もあり、事前の情報収集は欠かせません。思うような建物が建てられないのであれば、買う価値のない土地とも言えるのです。また、建ぺい率などの建築条件についても調べておきましょう。

●土地の高低差を確認

土地の高低差については、重視すべきポイントです。ほとんどの土地は周辺道路より高めになっていることが多いのですが、土地が接地道路よりも低い場合、雨天時の水捌けがうまくいかず、住宅にトラブルをもたらすリスクも考えられます。

●接地道路を知っておく

接地道路が私道の場合、建物工事には所有者の許可が必要になります。また公道であっても、交通量が多いエリアなどの場合、建築期間中に警備員の配置が必要になり、建築コストが膨らんでしまいます。予想外に費用がかさむことになるので、接地道路についてはしっかりと事前調査をしておきましょう。

●境界線は購入前に確認

境界線いついては、土地を購入する前に必ず確認しておきましょう。曖昧な場合には、三方隣家の立ち合いのもの、登記簿を元に境界をはっきりとさせる必要性があります。費用は掛かりますが、土地測量の専門家に資料を作成してもらうことも大切です。壁なども隣人が勝手に越境して設置してしまう場合が少なくありません。これを放置しておくと後々トラブルの元となり、近隣との関係にも影響が出る可能性もあるため、しっかりと確認をしておきましょう。

●天災時の影響は過去の事例をチェック

選定した土地については、過去の災害や、以前に災害に見舞われていないかなどをチェックすることもポイントです。また、その土地が以前沼地や水田、埋立地である場合には、地震の際などに地盤沈下や地盤液状化の心配もあります。さらには崖崩れや雨水の捌け具合なども検証する必要があります。戸建ての場合は土地の上に基礎を作るため、地盤が大きく関係してきます。特に低い土地の場合には注意する必要があるので、土地の環境や地盤については正確に調べておく必要があるのです。


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