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2022/06/26
住まい
#土地探し #土地選び

はじめての家づくり
土地探し・土地選び編(2)

そろそろ家づくりを始めたいけど、何から始めたらいのか…とお悩みの方は、土地探し、資金づくり、家選び等々知らないことだらけで不安をかかえているのではないでしょうか。ここは焦らず一つずつ調べて理解していくことが早道です。はじめての家づくりシリーズでは、家づくりの基本的知識についてご紹介しています。今回は、「土地の探し方・選び方」の2回目となります。

はじめての家づくり<br />
土地探し・土地選び編(2)

土地探しは冷静に判断

土地探しにおいて、希望する条件に適う理想的な土地に出会うことは中々難しいというのが、経験者から聞こえてくる声です。ここぞという場所で、家が取り壊されて整地された土地があるので早速業者に問い合わせてみると、売りには出ておらず既に契約済みというケースはよくあることです。これはレインズ(不動産流通標準情報システム)などに出る前に業者間で、あるいは以前からの依頼者に紹介されて契約されたものであることが多いようです。良い土地は、正式に売りに出される前に関係者に買われてしまうことが多いのです。一般的に売りに出される土地の中から、理想の土地を探すことは中々難しいと言えます。条件に合う理想の土地を追い求めている間に、購入のタイミングを逸したり、気になる点が目につき出したりします。土地探しは、理想を求めながらも、多少の妥協点を見つけて冷静に見極めることが大切です。

希望エリアは何度も歩いて情報収集

土地勘のない希望エリアで土地探しをする場合、そのエリアの環境や利便性などはよくわからないものです。できれば平日と休日に足を運んで住環境をリサーチしましょう。平日と休日、また時間帯によってもそのエリアの雰囲気は違うものです。地元の業者さんに依頼する場合でも、購入者側にエリアに関する情報があるかどうかで、メリットやデメリットを共有できるかどうかが分かれてきます。地元の業者さんは、そのエリアについて様々な情報を持っているため、土地探しに強いと言われています。もしかするとレインズ登録前の理想に近い土地が見つかるも知れません。また、業者さんは数社にアプローチしておくと、情報量は当然ながら増えていきます。気に入ったエリアでは、まずは情報取集をしてみましょう。

中古物件も対象に入れておく

土地探しのポイントの一つは、更地だけを探さないことです。不動産は中古の家付きで売られることが多く、費用はかかるものの、解体することも視野に入れておくとかなり候補が増えます。解体費用は坪3~4万程度が多く、仮に200万程度として予算に入れて、これを負担するとしても、最終的に200万円を全体値引き分として交渉することができます。家付きの土地だからといって、あきらめること自体が間違いで、中古住宅でなくとも少々新しい家でも、解体して自分の好みの設計によって建築することは現実的には結構あるのです。新しい家だったのに、もう取り壊されているといった光景を目にすることはありませんか?実はこのような売買が増えていて、希望エリアに理想の土地を見つけたら、家付き物件であっても検討することをオススメします。不動産は全体の価値評価から値付けがされますが、古めの家であれば土地の価格にその分がプラスされ、解体費用を加算したとしても、考え方によってはお得だったりするケースもあります。

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土地選びは総合的に考えて

こだわるポイントの80%程度も満足できる土地に出会うことは稀といわれるのが土地選び。100%満足できる理想の土地に出会った場合でも、多方面から検証してみることが大切です。特に立地は重要なポイントとなるため、将来クルマ中心の生活が困難になる場合も想定し、公共交通インフラの状況はしっかり確認しておきたいものです。また、コンビニ、商業施設、金融機関、学校、病院、役所等々が生活圏内のどこに位置し、その立地で無理なく生活ができるかもしっかりと検討しましょう。その際、地盤や地質確認も忘れずにしておきましょう。

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まとめ

土地探し・土地選びについて、2回に分けて解説をしてきましたが、土地探し・土地選びを進めるにあたっての主なポイントは以下となります。

・家族の希望条件をまとめて優先順位をつける。できれば家族の希望を優先する。

・クルマ移動を除外した公共交通インフラを確認する。

・希望エリアを平日と休日で歩いてみる。

・地元の不動産業者数社にアプローチしておく。

・公共施設、スーパーなど生活圏内での位置関係を確認しておく。

・更地にこだわらず、家付き物件も対象に入れる。

 

さらに、建蔽率や災害リスク、ライフラインの整備状況などを最終確認して結論を出しましょう。建物の完成をイメージして実生活に照らし合わせて考えることが重要です。土地選びは、トータル予算をもとにした様々な側面からの冷静な判断が求められます。家族の状況などを踏まえて総合的に考えて選ぶことが大切です。一生に一度の大きな買い物になるかも知れないので、様々な点をチェックして、失敗しない土地探し・土地選びをしましょう。

 

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