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2022/07/17
趣味
#ガーデニング #庭づくり

植えてみたら大変!
庭の植栽、把握しておきたい
植物の特徴

夢の庭付き一戸建てを手に入れたともなれば、美しい庭づくりを楽しみたくなるもの。綺麗な花を咲かせてくれるあんな花やこんな植物と、イメージが膨らんでいきます。ところが、それぞれの植物の特徴をしっかりと把握してから植えないと、後々ちょっと頭を悩ませられることにも成りかねません。庭づくりの前に、そんな個性的な植物たちとその対策についてご紹介しましょう。

植えてみたら大変!<br />
庭の植栽、把握しておきたい<br />
植物の特徴

植えてから後悔する植物とは?

そもそも植えてから後悔してしまう植物とは、一体どんなものなのでしょうか。日常のお手入れが意外と大変だったり、花が中々咲かないといったことがあると思いますが、それ以外の理由として、例えば昔から縁起が良くないものとして言い伝えがあるもの、虫が発生して手の付けられない被害が出てしまうもの、繁殖力が強くて広域に伸びていくもの等々です。では具体的に説明していきましょう。

迷信?!昔からの言い伝えのある植物

あくまでも、植物にまつわる古くからの言い伝えとしての話しです。

 

●藤(ふじ)

藤は、垂れ下がる花の形から家の運気を下げてしまう縁起の良くない花と言われています。しかしながら一方では、つるが長く伸びることから家運隆盛、延命長寿に良い花ともされています。どうも判断に難しい植物のようですが、満開の時期には、紫色の花が美しく、その香りには癒されます。

●百日紅(さるすべり)

「すべる」は、「落ちる」という言葉を連想させ、運が下がる縁起が良くない木といわれてきましたが、実は、病気や害虫に強くて育てやすくて人気のある植物なのです。

●紫陽花(あじさい)

古来、死者に手向ける花であったという話や、茎には芯が無いことから紫陽花を植えた家の芯(大黒柱)を失うといった言い伝えがある花ですが、雨上がりの紫陽花は、凛としてとても美しい雰囲気を漂わせます。

●椿(つばき)

存在感のある鮮やかな花が印象的ですが、その重みから花を落とす様子が無残で、戦国時代には縁起の良くない花といわれ、当時は植えられることはなかったのだとか。

●柳(やなぎ)

庭木としては凶木の中の凶木といわれ、柳が庭にあると家族関係が壊れる、北西に植えると精神を病む、またお金が貯まらないなどの言い伝えを持つ木です。一方、陰陽道などでは「陽の気」を持ち鬼門を封じるとも言われています。風にゆれる様子は水彩画などで馴染みのある木ですが、とても丈夫で育てやすさには定評があります。

●枇杷(びわ)

枇杷の葉は薬用にもなる有用な木ですが、「枇杷の木を植えると病人が出る」という言い伝えがあるそうです。でも、枇杷の実はとても美味しい果樹です。

虫が大量発生する可能性のある植物

植物の中には、大量の虫が発生してしまうものがあり、特に注意したいのはバラ科。アブラムシがべったりとついたバラの茎をよく見かけます。ここでは虫を呼ぶ樹木をご紹介しましょう。

 

●桜

桜は、意外やバラ科植物。花が終わると大量の毛虫が寄ってきます。代表格のチャドクガは毒があるので注意が必要です。数匹程度ではなく大量に発生するので、植樹は避けた方が無難でしょう。

●姫リンゴ

姫リンゴもバラ科の樹木。小さなリンゴ似の実を作る姿に人気がありますが、付きやすい虫がアブラムシ。さらにそのアブラムシを狙って他の虫がやって来るのが特徴です。葉の裏面にびっしりつくのが典型ですので、苦手な方は避けた方がいいでしょう。

●その他の植物

サザンカ、ハナミズキ、ヤマボウシ、カシノキ、ウメ、ミカン等柑橘類、プリペットといったものは、舞う虫の発生は避けられないと言われます。

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繁殖力の強い植物

おススメできないのが、繁殖力が強く気がついたらお手上げ状態になってしまう植物です。ガーデニング向きのような気もしますが、これらは根を張ると、根絶するのが難しいほどの生命力があります。以下にご紹介する植物は、鉢植えをおススメします。

 

●ミント

可愛い葉と爽やかな香り、ハーブティーを楽しんだりと高い人気のミントですが、その繁殖力は凄まじく、変種も多いため雑草がミントだったというケースはよくあります。お好きな方は、鉢植えで育てることをおススメします。

●ドクダミ

独特の臭いのため避ける方もいますが、和式ハーブでもあり、昔から民間療法でも利用されている植物です。その強い臭いからか害虫除けにもなるドクダミは、身近なところに自生している植物です。問題は駆除の大変さにあります。地面から数十センチの深さまで根が張り、とても根絶できません。植える際には注意しましょう。

●ナガミヒナゲシ

名前を聞いて首を捻る方も多いと思いますが、どこかで見たことがある植物です。こちらの恐るべき点は種。1つから15万個以上の種を作ると言われます。駆除する場合は、種ができる前にやらないと大変な労力を割くことになりそうです。植物を植えるときは、繁殖力にも注目してください。

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まとめ

きれいな花を咲かせたり、鑑賞したり、またスイーツにも使えたりと、庭に植えたい植物はたくさんあります。ただ植物の特徴を知った上で植えるのと、知らずに植えるのでは大変な違いです。庭先に植える樹木の衝動買いは絶対NG!大切なのは特徴を調べてから植えること。植えてから後になって後悔しないために、気になる植物や植えたい植物については、よく調べておきましょう。植物の特徴を知ると庭づくりがもっと楽しくなると思います。

 

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