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2022/08/14
暮らし
#床材 #フローリング

色や素材で選ぶフローリング

マイホームのこだわりポイントは人それぞれですが、その中でも何気なく選んでしまい、後になって後悔しがちなのがフローリングの床材。フローリングは、機能的にも視覚的にも空間演出に大きくかかわるものです。ではどのように選ぶのが良いのでしょうか?今回は、色と素材などの好みから選ぶ際に、押さえておきたいポイントについてご紹介しましょう。

色や素材で選ぶフローリング

素材から知るフローリングの種類

フローリングの床材にはどんな種類があるのか、素材から見てみましょう。

 

・挽き板仕上げ合板

天然木を0.2~1mm以下に薄く削り、集成材と張り合わせてつくられたフローリングで、挽き板とは、天然木を鋸で2㎜程度の厚みに挽いたものです。それを基材に貼り合わせたものが挽き板仕上げ合板です。表面材に厚みがあるため無垢材と同じ質感が楽しめ、かつ反りやゆがみなどは起こりにくいのが特徴です。

・突き板仕上げ合板

突き板とは、木材を0.3~1㎜程度の厚さにスライスしたものを言い、それを基材に貼り合わせたものです。使用する天然木は、オーク、ウォールナット、メープルなど種類も多くあり、手頃な価格で天然木の風合いを感じることができます。極薄に作れるため、上から直貼りのリフォーム時には人気です。

・シートフロア合板

プラスチック樹脂でつくられたシートに木目をプリントして集成材に貼付するフローリングです。比較的安価なため、建材類のみならず家具類にも多く使われています。カラーバリエーションも多彩で耐久性も高く、近年、抗菌・抗ウイルス仕様もラインアップされ、魅力が高まっています。

・無垢材

無垢フローリングとは、天然木100%の板で、他の木材が混ざっていない無垢材を使った床材のこと。自然塗料で仕上げたものは、天然木独特の芳香を放ち、手触りも最高と言えるでしょう。年月を経るとその表情も良い方向に変化し、長くしっとりとした感触を楽しめるのも魅力といえます。天然木を用いた無垢材は高額ですが、手触りの良さ、ぬくもりや木の香りが感じられることから安定した人気があります。

価格と工法を知る

フローリングは、床材のグレードや種類によっても価格は変動します。因みに6帖の場合、無垢素材15〜20万円、複合素材12〜16万円程度が一般的な価格帯のようです。また工法にも複数あり、内容によって値段が違ってきます。例えば、既存の床の上からフローリングを上張りする「重ね張り工法」よりも、新たに張り替える「張り替え工法」の方が料金は高くなります。よくあるパターンですが、畳の和室をフローリングの洋室に変更する場合は、「張り替え工法」となります。加えて防音にする場合は、下地処理といったものが必要になる場合もあるため、あらかじめリフォーム業者と相談することをオススメします。現実的な予算に合わせて提案してくれるでしょう。

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色から選ぶ人気のフローリング素材

フローリングの種類が決まったら、次に選ぶのは色です。無垢材の色味や種類に合わせて合板の種類も展開されていることが多いため、木の種類と大まかな色味の雰囲気をチェックします。

 

・ウォールナット

高級車のステアリングなどにも採用される高級素材。深い茶色が重厚です。

・チーク

バーガンディのカラーが人気。時間の経過でより深みのある色味を醸成します。

・ローズウッド

パープル系の独特の深い茶が織りなす模様が魅力の木材。まさに最高級グレードの逸品です。

・オーク(ナラ)

バランスのとれたカラーリング。硬質で耐水にも優れることから天然木では最も多く採用される天然木です。

・メープル

ホワイト系の木質で、その淡色が魅力のメープル。ナチュラル派にはオススメです。

・パイン

柔らかいため、傷がつきやすいというデメリットはあるものの、その柔らかな感触に人気があります。はじめは白く、経年により淡い茶色に変化していくのが特徴です。

さらに色の濃淡と特徴を知って選ぶ

・濃色

濃い色の魅力は空間を落ち着いて見せてくれるところ。高級なウォールナットの家具と相性の良い色目です。家具にウォールナットをお考えの方なら、統一感を出しやすくなります。デメリットは重厚感ゆえの圧迫感。濃色は、空間が狭く感じられてしまうところが難点です。また、白っぽい汚れや薄く積もった埃は目立つため、選ぶときにはこの点も理解しておきましょう。

・淡色

部屋を明るく清潔に、そして広く見せたい方にはオススメのカラー。真っ白なプリントを施したシートフロア合板もあり、淡色カラーの中からさまざまなトーンが選択可能です。一方デメリットは、ホワイト系ゆえに汚れや埃が目立つ点。また、シートフロア合板の場合は、光沢が少し気になることもあるかも知れません。

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まとめ

素材や色の観点からフローリングの選び方を紹介してきましたが、実際にフローリングを選ぶ際には素材見本を参考にしますが、多くは小さくカットされた状態のものです。この小さなパーツだけでは、部屋全体のイメージは中々想像できるものではありません。そこで実際のフローリングのイメージを知るためには、住宅展示場のモデルハウスを見ることをオススメします。モデルハウスに気になる素材と色のフローリングがあれば、メーカーや製品名などを聞いておいて、フローリング選びの参考にしてください。素敵な空間づくりのために、フローリングは慎重に選びましょう。

 

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