良質な睡眠を得るためには、「温度」「湿度」「気流」「寝具量」「着衣量」という5つの要素がトータルでバランス良く整っていることが重要です。さらに睡眠環境を整える上で無視することのできない要素として、エアコンの使い方があります。
寝苦しい夜の
快眠エアコン活用術
暑い時期の夜に眠れない原因の多くは、身体の深部の温度が下がらないことにあるとされています。一般的に質の良い睡眠を取るためには、寝室の温度を28℃以下、湿度は40~60%程度、また温度と湿度以外にも寝具や寝間着などの睡眠環境を整える必要もあるとされています。その場合、部屋の室温と湿度の調節にエアコンを上手に使うことが重要になってきます。そこで今回は、エアコンを活用した快眠テクのポイントについて紹介します。
快眠のための5つの要素
エアコンは室温に応じて適切に運転
一般的に28℃を超えると、夜間の熱中症のリスクが高まるとされています。特に寝苦しい夜は、エアコンの設定温度を28℃以下にして一晩中つけておくことが熱中症対策として必要と言われています。気を付けたいのが、エアコンに表示される温度はあくまでもエアコンから送られる冷気の温度であり、室温ではないということです。そのため実際に室温を確認するなどして設定温度を調節しましょう。そして風量は、就寝時には弱か自動に設定することをオススメします。さらに風向きも体に直接当たらない向きが良いでしょう。
就寝前後で設定温度を変えて、眠りやすい環境に
室内は、日中に壁や天井に当たった熱がこもっているため、エアコンは就寝1時間前に低めの温度に設定し、室内をしっかりと冷やします。ただし低めの温度設定のままでは寒くて眠れない場合があるので、寝る時には設定温度を一旦上げます。設定温度を上げた後は、室温はゆっくりと上昇するため、寝入って体温が下がった頃には室温が上がり、冷え過ぎず眠りやすい環境になります。
寝る前の換気できれいな空気を取り込む
部屋の空気が匂いや埃などで汚れていると呼吸が浅くなり、睡眠の質が低下して中々疲れが取れなくなります。エアコンをつける前には、まずは窓を開けて換気をし、きれいな空気を部屋に取り入れてから睡眠に入ることで呼吸も深くなり、疲れが残りにくくなるでしょう。
寝冷え防止のための寝間着の工夫
エアコンのつけっ放しで寝冷えをして体がだるくなったという話を聞きます。室温を28℃以下に保ちながら冷えを防ぐためには、半袖よりも長袖・長ズボンのパジャマを着用した状態で丁度良い温度に設定し、なるべく冷気が体に直接当たらないようにすると良いでしょう。身体のまわりの空間の温度や湿度が安定するので、快眠につながり朝まで安定して眠ることができます。
気になる電気代の対処法
一晩中エアコンをつけっ放しにすると、電気代が気になります。電気代を抑えるポイントとしてまず実行したいのが、エアコンをつける前に窓を開けて外気を取り込み、こもった暖かい空気を逃がして、ある程度室温を下げてからエアコンをつけることです。それからフィルターをこまめに掃除して汚れを取り、冷房効率を上げます。また室外機の吹き出し口付近には障害物を置かないようにして、通気をよくすることも大切です。
まとめ
良質な睡眠を得るためには、「温度」「湿度」「気流」「寝具量」「着衣量」という5つの要素があります。睡眠環境を整えるために、エアコンの設定温度は室温を見ながら適切に調節し、またエアコンの温度に合わせた寝間着の工夫などにより、良質な睡眠を得るようにしましょう。快眠だけでなく、熱中症対策のためにもエアコンを上手に活用して、暑い寝苦しい夜を乗り切りましょう。
☆埼玉でおうち探し・家づくりは、
埼玉総合住宅展示場ナビ☆