あれほど収納にこだわって建てた一戸建てでも、いつの間にか荷物が増えて収納が足りなくなった、なんて言う人は多いと思います。そんな時には屋根裏空間を上手に活用して、収納スペースを確保できる屋根裏部屋をあらかじめ設けておくと便利です。住宅の三角屋根や斜め屋根の場合にできる天井との間のスペースを活用するもので、グルニエとも呼ばれるものです。
このスペースの特徴は、生活空間としての各部屋に影響を与えずに収納スペースを確保できること。また、部屋を1つ増やす方法と比べて費用も少なくて済む場合が多く、容積率や固定資産税の計算にも含まれません。収納スペースを確保するもう一つの方法にロフトがあります。これはあらかじめ天井を高くした部屋の空間を、上部と下部の2層に分離せずに、一つの部屋空間の中にスペースを作り出すもので、天井によって仕切られる屋根裏部屋とは違い、下部の部屋からも見えるようになっています。