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2022/09/25
住まい
#引き戸 #開き戸 #ドア選び

マイホームのドア
引き戸と開き戸どちらが最適?

家を建てるとなると、決めなければならないことがたくさんあります。マイホームのドアもその一つ。玄関ドアに始まり、洗面所、トイレ、子供部屋、親と同居する場合は、親の部屋のドア、ペットのいる方はペットのことまで考えなければなりません。マイホームのドアにはどんなドアが最適か、今回は、ドアのタイプの中でも基本となる「引き戸」と「開き戸」についてご紹介します。

マイホームのドア<br />
引き戸と開き戸どちらが最適?

「引き戸」の特徴

これは、いわゆる日本家屋でいうところの「襖(ふすま)」のイメージです。片面だけ開くものや引き違いといって両面が稼働するもの、また戸袋があって収納可能になっているものなどがあります。

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引き戸の長所

・ちょっと開けたい時に便利

部屋と部屋の間に設置し、少しだけ開けておくことが可能です。通風などの自由度が高く、また隣で寝ている子供の様子にすぐ気が付くように、開閉幅を微調整することができます。

・部屋をひと続きに使える開放感

扉のタイプによっては戸袋などに収納することができるため、二部屋を繋げた使い方が可能となります。視界も広がるため、部屋がかなり広く感じられることができます。リビングルームと隣り合わせとなる日本間などでよく見られるパターンです。引き戸を上手く設置すれば、二つの空間をより広く、一体化したスペースとして利用することができます。

・スペースを有効活用

開け閉めの際に前後の開閉スペースを必要としないため、狭小地に建てられる家などスペースに限りがある場合には有効です。開閉空間が無いことで、空間の最大利用ができるのです。日常生活において、ドアを開閉する度にモノが引っ掛かってはストレスになります。狭い空間でも使いづらさが生じないのもメリットの一つと言えます。

引き戸の短所

・完全な遮蔽が難しい

引き戸の遮断性や気密性は比較的低くなります。扉の周りに隙間ができるため、冬の寒い時期の隙間風や、就寝時に灯りを消した際に、隣室などの光漏れが入り込みやすくなります

・戸を引き込むスペースが必要

設計上、開放時に扉を引き込むスペースが必要になります。スライドするスペースは扉分だけのサイズが必要になり、また、戸袋収納の場合は、掃除をしようとする場合の工夫が必要となります。

・開閉音が発生

日本間の襖のようにゆっくり開閉した場合はあまり感じませんが、日常では、ガラガラと音がするものや閉まった時に枠にぶつかる音が発生します。

「開き戸」の特徴

いわゆるドアのことで、室内扉の利用率が最も多いものになります。設置した部屋の中へ向かって押し開けるタイプと、トイレのように自分の方へ引き開けるタイプがあります。

開き戸の長所

・しっかりとした遮蔽密閉が可能

音漏れがしないような部屋を作りたい、昼間に真っ暗な空間を作り出したいなどといった場合は、開き戸がオススメです。どうしても隙間ができてしまう構造の引き戸では難しいことです。

・ペットのためのドアは開き戸に

昨今はペットを飼っているご家庭が多いため、ペット用のドアの設置の要望が少なくありません。自由にペットが動くことができるドアは、開き戸タイプになります。

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開き戸の短所

・通風には注意

開き戸は外部からの風圧によって簡単に動いてしまいます。開けておきたい場合は、ストッパーなどを使うことになります。窓を開けておいた時に強風が入ると、バタンと大きな音で扉が閉まることがあります。

・ドアノブは接触型

昨今のコロナ禍で、ドアノブに触らず引き下げて開けるタイプなどが見直されてきましたが、ドアノブにもさまざまなタイプがあります。握って回転させるタイプのオーソドックスなものでは、手を怪我した場合などにはドアの開閉に不便を感じることがあります。

・開閉スペースの確保が必要

ドアの開閉時には回転分だけのスペースが必要になります。開き戸は最低限の開閉スペースが必要になるため、限られたマイホームのスペースを考えると、収納用家具などを置けないことも想定されます。


まとめ

マイホームを建てる際のドア選びでは、住宅の構造やサイズに合わせて、最適なドアを選びたいものです。洋風住宅や和風住宅、また間取りやスペースなどに合わせて、「引き戸」と「開き戸」の特徴を理解しながら、最も適したタイプを選択しましょう。住宅展示場のモデルハウスには、さまざまなタイプのドアが設置されています。家づくりやドア選びの際には是非参考にしてください。

 

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