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2022/10/09
住まい
#家づくり #日当たり #南向きの家

季節と方角によって変わる
家の日当たり

戸建注文住宅を建てようと考えている人の中には、家の向きや間取りで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。その場合によく考慮されるポイントが日当たりです。一般的に日当たりは良い方が良いとされています。そのため良い家の条件は南向きとよく言われていますが、季節によってはメリットだけでなくデメリットもあるものです。今回は、季節によって変わる家の日当たりに関して、方角別のメリットやデメリットについて紹介します。

季節と方角によって変わる<br />
家の日当たり

そもそも土地の方角とは

土地の方角とは、その敷地に面する道路の方角のことを指しています。道路がどの方角で敷地と接しているかによって決まるわけですから、南側に道路があれば「南向きの土地」となるわけです。そのため単純に南向きの土地ということだけが、必ずしも良い敷地なのかと言えば、そうでも無いということになるわけなのです。

日当たりで大切なポイント

日当たりを考える上で大切なことは、その家がどの方角を向いているかということです。一般的に南向きの道路に面した土地や角地は、日当たりも良く人気があります。ただ周囲に高い建物があって日差しが届かない場合もあり、必ずしも南に面していても日当たりが良くなるわけでもありません。また、積雪のある地域では、玄関前の雪解けの具合も左右されることがあります。

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南向きの家~メリット・デメリット

南向きの土地は、日当たりが良くて人気の高い土地です。南向きの家のメリットは、まず洗濯物が乾きやすいことがあります。そして夏場は太陽が高い位置まで昇り、窓に対してほぼ真上からの日差しとなるため、直射日光が部屋の奥に入り難くなります。一方、冬場は太陽の位置が低くなるため、部屋の奥まで日差しが届いて過ごしやすいとされています。ではデメリットはなんでしょう。まず土地の価格が高くなります。そして夏は室温が上がりやすくなり、日差しによって家具やフローリングが日焼けしやすいということもあります。そのため遮光カーテンを設置するなどの対策も必要になってきます。

東向きの家~メリット・デメリット

太陽は東から登って西へ沈みます。そんな東向きの家には、次のようなメリットとデメリットがあります。まずは午前中に太陽の光が入ることで、起床するときに陽の光を感じながらすっきりと目覚められます。また、気温が上がる昼過ぎには日差しが入らなくなるため、夏場などは室温が上がりにくく比較的涼しく過ごせるでしょう。デメリットといえば、昼過ぎから日差しが入らなくなるため部屋が暗くなり、場合によっては照明をつける時間が長くなることがあります。特に冬場は暗くなる時間が早くなり、デメリットといえるかもしれません。

西向きの家~メリット・デメリット

西向きの家は、東向きとは逆に午後になってから日差しが入るようになります。そのため、夕焼けを眺めることもできますし、夕方の比較的遅い時間まで日の光が入ります。さらに冬は午後に暖かな日差しが差し込むため、暖かい部屋で快適に過ごすことができます。デメリットは、西日が眩しく、夏は暑いということです。そのため西日で家具やフローリングが日焼けしやすいということもあります。中でも一番のデメリットは、朝陽が部屋に入りづらいということでしょう。

北向き家~メリット・デメリット

一般的に北向きの家は日当たりが悪く、良くないとされていますが、実は複数のメリットもあるのです。まず直射日光が室内に差し込まないため、夏場の室温が上がり難く、比較的涼しく過ごすことができます。そのため家具やフローリングの日焼けも防げるわけです。デメリットは、室温が上がり難いということがあり、冬場は特に寒いこと。また日当たりが悪いと湿気が溜まりやすいため、カビが発生したり結露ができたりする場合もあり、十分検討する必要があります。

家の日当たりが悪い場合の対策

家の敷地が南向きや東向きの場合でも、周辺環境によっては日当たりが悪い場合があります。そんな場合には、まず吹き抜けなどで天井を高くして天窓を設けたり、リビングの場所を2階や3階にして光を取り込める間取りにするなどの工夫も有効です。その場合もリビングは家の南側に設けることで、より日当たりを確保しやすくなります。さらに東側と南側に広くスペースを取り、大きな窓を配置することも良いでしょう。

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まとめ

住宅を建てる場合、その敷地の特徴を確認することが大切です。その場合、日差しの入り具合は特に重要です。日差しは季節とその方角によって大きく変わります。そのため各方角によるメリットとデメリットを良く考慮した上で、宅地選びや家づくりをすることが大切です。

 

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