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2022/10/23
住まい
#土地選び #整形地、不整形地

土地選び
家を建てる前に知っておきたい整形地と不整形地

初めて家を建てる場合、どんな土地に建てるのか土地選びはとても重要です。土地の大きさや形状によっては、家の形や大きさ、機能性さらには建てやすさにまで影響を及ぼすからです。土地の形状は、正方形や長方形のような四角い土地ばかりではありません。今回は、建てる前に知っておきたい土地選びのポイントとして、土地の種類や形状ついて紹介します。

土地選び<br />
家を建てる前に知っておきたい整形地と不整形地

整形地と不整形地

まず初めに、全ての土地は「整形地」と「不整形地」に大きく分けられます。整形地とは、建物を建てやすいように正方形や長方形に整えられた土地のことです。そのため利用価値も高く人気があるため、価格は高めになりがちです。傾斜がある場合は、平らにならしてあるのが一般的です。そして、土地の整形に掛かった費用は土地価格に上乗せされているのが一般的です。

さまざまな不整形地

三角形の土地

三角形の頂点の部分に無駄なスペースができやすいため、使いにくい土地の代表格とされているのが、三角形の土地です。採光の面では優れていますが、建物の形や間取りが制限されるため、建物が敷地にうまく収まるように工夫が必要になります。逆に、アイデア次第では個性的な外観の家をつくることも可能ということになります。この土地のメリットは、同じ面積の整形地に比べて、低価格ということでしょう。

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平行四辺形や台形の土地

意外に多いのがこの形状の宅地です。三角形の土地よりは四つ角の角度が開いている分、利用しやすくはなります。但し、その角度がどれくらいあるのか、そして一辺の長さがどれくらいかなどによって、使いやすさは大きく変わります。基本的には三角形の土地と同じですが、それぞれの角の部分がデッドスペースにならないように工夫する必要があります。

細長い土地

こちらも都心ではよく見かける形状の宅地です。道路に接する開口部の長さに対して、奥行きが長い土地です。この土地では隣家の建物が近く、採光がとりにくい場合があります。その場合は上部から光を取り入れるなど、窓の位置を工夫したり、陽光が入り込みやすい2階にLDKを設置するなど、プランニングの工夫が重要になってきます。

傾斜地の土地

高低差のある土地に家を建てる場合は、切り土や盛り土でまず平らにし、傾斜の崩落を防ぐ擁壁などの造成が必要になってきます。その場合の費用も建築費に上乗せされる場合があります。メリットとしては高低差を活かした眺望と採光の良い家を建てることができることです。また高低差を活かして、地下室やガレージを設けることも可能です。

旗竿地の土地

旗の竿のような路地がついた土地のことで、竿の部分にあたる路地はカーポートにしたり植裁を施したり、またタイルやレンガを敷き詰めて玄関前のアプローチにすることもできます。旗竿地の使い勝手はこの竿の部分の幅や長さによっても大きく変わってきます。この土地に立つ建物の特徴は、道路から奥まった位置に建つため、道路側の音が遮られ、静かに過ごすことができることです。ただ住宅密集地では建物を建てる部分の周囲に隣家があるため、竿のある方角によっては日当たりが悪くなることもあり、そのため窓の位置の取り方に工夫が必要になってきます。

狭小地の土地

狭小地には明確な定義はありませんが、一般的には20坪に満たない60㎡台までの土地を指しています。比較的、都市部の住宅密集地など地価の高い地域に多く見られます。狭小地の場合、建築制限にもよりますが、3階建てやスキップフロアのように縦方向に延べ床面積を確保したり、収納もデットスペースを有効に活用するなど、快適な住環境を確保するためにも設計段階での工夫が必要になってきます。

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建築価格に影響する土地の形状

一般的に形状の悪い土地の価格は低くなります。ただ土地を安く買えたとしても、特別な設計プランや土地の整形などが必要になるため、建築費が予定以上に掛かる可能性もあることを考える必要があります。例えば旗竿地の場合では、工事現場の近くまでトラックが入れないため、人の手間が増えて人件費が余分に掛かる場合もあります。またいびつな形状の土地の場合は、通常より外構工事に費用が掛かることもあります。そのためトータルでいくら掛かるのか、予め試算しておくことがとても重要になってきます。


まとめ

土地の形状は土地の購入価格にも影響します。土地は正方形に近いものほど高く、形状が悪いと低い傾向にあります。どちらを選択するかは、形状と価格のバランスを見ながら判断することが大切です。土地選びは価格だけでなく、家を建てた後の生活のしやすさや周辺環境もしっかり考慮して選ぶことが重要です。

 

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