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2022/10/30
趣味
#庭づくり #自然石、雑木

自然石と雑木が調和する
居心地いい庭

埼玉県富士見市にお住まいのТ様のお庭は、新築に合わせてガーデンデザイナーと相談して、石や木を程よく使った心地よい空間を築いています。家の外はもちろん室内からも庭が楽しめるガーデンとなっています。

自然石と雑木が調和する<br />
居心地いい庭

雑木と石に触れ合うアプローチ

Т様ご夫妻は、家を新築される際、庭もしっかりつくりたいと考えて、ガーデンデザイナー(※)に相談されました。どのような庭にしたいか、自分たちの生活や自然観、好みなど、伝えたいところを十分に伝えて打ち合わせを行いました。草花の多い洋風の庭もいいけど雑木林のような自然が好きで、特に石と木に触れあう生活がしたいというご夫妻。そのため、玄関アプローチに石を敷き、雑木を程よく取り入れて、全体の色合いを統一し、スタイリッシュで爽やかな庭が誕生しました。木は歳月を経て成長し、将来は緑の量も増えて自然度が増します。そんな期待感もこの庭の大きな楽しみでもあります。

※小野弘美/杜のみどりガーデンデザイン

mori-midori@nifty.com

0480-31-8701

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自然を感じる石へのこだわり

当初、デザイナーは様々な床石を提案しました。しかし、もっと大きな石がいい、と言われるТ様。小さな石では目に飛び込んでくる印象も薄く、樹木の存在感に負けてしまいがちです。石からも自然を感じたい、そんなТ様の要望を受け、向かったのは長野県佐久市でした。行き着いたのは、中山道の宿場町・望月の山あいにある、信州鉄平石という会社。蓼科山の伏流水が流れる八丁地川のほとりで、50年近く鉄平石の採掘・加工・施工を行っています。

板状に剥離した鉄平石の表面は平板な中にも凹凸や模様があり、その陰影によって天然石らしい手触りと表情を見せてくれます。表面を研磨すると色味が変わる特性を持ち、研磨した表面はしっとりとした風合いを醸し出します。

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程よい目隠しと開放感に浸る空間

大判の鉄平石を敷き、人を迎え入れるための品格さえ漂わせる玄関アプローチですが、その先には独立型のポスト壁や緑の植え込みがあり、住まいの中が丸見えになるのを防いでいます。閉じ過ぎず、開き過ぎないことが居心地の良さにつながっているのがT邸の庭の特徴でもあります。木々の生長により、やがては緑の繁茂が空間を圧迫するのを防ぐため、木々の空間を広くとって、開放感を大切にしているように思われます。

こうしたオープンな庭の存在は、近隣とのつながりにも役立ち、人の交流も自然に増えてくるものと考えられます。人と人が庭を介してつながる、そんな楽しみもまたТ邸の魅力のようです。

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室内と外をつなぐテラスのある庭

昔から日本人は庭を室内から眺めるという行為に価値を見出してきました。そうした日本の文化を踏まえて、家の中からも庭を眺められるよう、また庭に出やすいようにと設けたのがテラスでした。室内から延長したようにテラスが広がり、そこで食事をしたり、お茶を飲んだり、子供と遊んだり、と思う存分に生活を楽しんでいるT様ご夫妻。

このテラスには四角(1㎡)くくり抜いた植栽エリアがあり、そこにアオハダやブルーベリーを植えて、緑に触れ合う機会を多く設けています。将来は心地よい日陰を作ってくれ、暑い夏の日に涼風に浸る空間を与えてくれるに違いありません。

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まとめ

庭という場所でどんな生活をしたいか明確にイメージしている人はあまり多くはないでしょう。ましてや雑木や鉄平石を使うなど、造園の専門家でなければ思いもつきません。Т様が幸運だったのは、造園に詳しいガーデンデザイナーと出会ったことだと言えます。相談しながら一緒につくっていく、そんなパートナーをぜひ見つけてみてください。

 

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