数年前より「IoT住宅」という言葉を耳にするようになりました。「IoT住宅」とは、一体どのような住宅なのでしょうか？IoTとは”Internet of Things”の頭文字を省略したもので、直訳すると「モノのインターネット」。しかし、この言葉だけでは具体的なイメージがわいてきません。そこで今回は、最先端のIoTを取り入れた住宅について調べてみました。
IoTとは「Internet of Things」の略で、直訳すれば「モノのインターネット」。昨今「スマートハウス」という言葉もよく耳にするようになりましたが、実は、スマートハウスとはこのIoTを取り入れた最新のIT住宅のことを指しています。このスマートハウスについて例を挙げれば、インターネットを使って外出先から自宅室内の家電を操作したり、管理することができる仕組みが備わった住宅ということでしょうか。自宅の家電とインターネットを接続することで、スマフォなど様々なデバイスから室内の家電を思うままに操作することができるのです。ネットに接続されたマイホーム。ちょっとワクワクする未来を感じませんか？
・生活が効率的で便利
IoT住宅における生活シーンは、近未来的で利便性を感じさせます。例えば、音や音声で照明のオンオフが操作できたら、身体を移動することなくボタン一つの操作ですみます。家にいてもデバイス一つで家電を遠隔操作することができるため、仕事や子どもの世話で手が離せない場合など、主婦にとってはとても心強いものになります。仕事をしながら効率化を生み出し、子育てなどに費やす時間が増えることで、充実した生活をつくり出せるのです。生活導線をシンプルに、ラクにするのがスマートハウスの魅力の一つといえるのではないでしょうか。
・省エネにも繋がるから家計の節約にも
IoTを活用することで、電気代などの節約にもなります。エアコンの設定温度はもちろんのこと、設定した時刻から省エネ運転に切替えることも可能になるので、電力の使用量なども細かく管理することができます。センサー付のライトを利用すれば、消し忘れ、使い過ぎなども防ぐことができます。スマートハウスは、うっかりミスにも対応できるので、「スイッチを切り忘れた！」という場合でも、大きなサポーターとなってくれます。
・防犯対策にも役立つ
スマートハウスは、防犯対策にも役立ちます。不在の場合、手持ちのデバイスで照明のオンオフ操作が可能になり、在宅アピールもできるのです。旅行中でも遠隔操作により、しっかり在宅感をアピールすることで防犯対策にもなります。さらには防犯カメラを設置すれば、不在中でも家の中や周囲をリアルタイムに確認することもできます。また、自動ドアロックにより、ドアキーの施錠忘れなどの心配もなくなります。小さな子どもや高齢の方と同居している場合などは、特にそのメリットは大きいのではないでしょうか。
IoT住宅を実現するには、対応可能な家電を購入する必要が出てきます。最新の家電はIoTに対応した商品ラインナップも多く見られますが、少し前の家電ではインターネット接続が不可能なものもあるため、最新家電を購入するための費用がかかります。IoT住宅にする場合、対応可能な家電に買い替えなければならないため、この点は、IoT住宅のデメリットと言えるでしょう。また、インターネット接続のリスクとも言えますが、セキュリティが万全でないと情報漏洩の危険性もあり注意が必要です。今後さらに成長する分野ですが、まだ課題が残っているのが現状なのです。
スマートハウスやIoT住宅は話題にはなっているものの、まだ一般に認知されたとは言えないのが現状です。IoT住宅の技術が搭載された家電の普及や、高額になるコストの問題、社会的理解など、課題はまだまだ残っています。しかし、確実にIoT住宅としての技術は進化し続け、その技術はスマートハウスだけではなく、あらゆる分野で成長を見せています。
IoT住宅は、私たちの日常生活の効率化を実現してくれる画期的な住宅です。身体が不自由な方や高齢の方にとって、デバイス一つで家電の調整ができることは、生活の負担を大きく減らしてくれるものです。IoT住宅が当たり前になる未来もそう遠くないでしょう。これからマイホームを検討される方は、未来の家スマートハウスを検討してみてはいかがでしょう。
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