家族の楽しい食事を演出するダイニングルーム。その主役となるのがダイニングテーブルです。このダイニングテーブルですが、一度購入すると長い年数使用することになり、壊れたり引越しでもしない限りは、まずリプレイスすることはありません。今回は、家族の大切な時間を演出するダイニングテーブルの選び方や、そのポイントについてご紹介します。
皆さんのご家族は何人でしょうか？ご両親と同居や、お客様が来ることは想定していますか？ダイニングテーブルを選ぶときには、様々なシチュエーションを想定して選ぶセンスが必要になります。部屋の広さとテーブルの大きさとのバランスも考える必要があります。テーブルのサイズのみを確認して購入してしまった場合、部屋のスペースが狭くなり、他の家具が置けなくなることもあります。ダイニングテーブル選びでは、動作範囲も合わせて考えておくことが大切です。例えば、テーブルと椅子とはセットのため、椅子を引いた時にスペースに余裕があるかどうか。その空間が狭いと部屋全体が窮屈になってしまいます。販売店によっては、部屋の間取りからCADで図面を作成し、最適なバランスサイズをシミュレーションしてくれますので相談してみましょう。
まず、丸テーブルですが、大人数の家族には向かないと思います。ある程度の長さの直径の丸テーブルの場合でも、例えば4人家族で使う場合、意外と一人分のスペースは狭いもので、フルセットの食器類を置くと窮屈に感じます。ただ、使わない時には椅子もコンパクトに収まり、その分視覚的には部屋を広く見せられる特徴があります。一方、四角テーブルですが、長テーブルの場合はその分スペースをとりますが、しっかりと4人分のセットを置くスペースを確保することができます。そこで、ダイニングルームがあまり広くない場合にオススメなのが、折り畳みの引き出し式正方形のテーブルです。必要に応じてテーブル板の長さ調整ができるため、大人数にも対応が可能になります。ダイニングルームの広さと家族の人数を合わせて検討してみてください。
ダイニングテーブルの機能性や快適性は、設置するスペースが十分あるかどうかで決まります。椅子の座り心地とテーブル位置のバランスなどもありますが、食事をするためのダイニングテーブルを選ぶためには、最小限、快適といえるスペースを生み出すことが必要です。販売店に行った際は、ディスプレイ用の食器類等を並べてシミュレーションしてみます。大皿、ナイフ、フォーク、スープ皿、ワイングラスなど、洋食のものを並べてみればイメージがしやすくなります。洋食の食器類の配置から和食もイメージできると思います。
新築住宅の場合、まだ家具の入っていない部屋は、視覚的にはとても広く感じます。そのイメージのまま実際にダイニングテーブルを入れたら、かなり狭く感じてしまったという例は少なくありません。この場合も購入する前にCADなどで、部屋の広さに合うサイズのダイニングテーブルをシミュレーションしてみましょう。また、テーブル自体の高さも高い位置にあると、部屋全体を狭く見せることになるので、椅子とテーブルの高さもコンパクトにまとまって見えるものを選びましょう。
食事での利用はもちろんですが、購入の際に考えておきたいのが食事以外での利用シーン。例えば、子供の勉強やリモートワークでのパソコン作業などで利用することもあるでしょう。ダイニングテーブルとキッチンの間での親子でコミュニケーションを取りたい場合などは、ダイニングテーブルは勉強机にもなるため、その点も選ぶ際のポイントになります。その場合、汚れに強い材質のものや、テーブル下に引き出しやラックがある多機能タイプを選ぶのも良いでしょう。
いかがでしたか？大切なポイントは、ダイニングテーブルを部屋に設置した時の空間バランスです。購入時に動作範囲までしっかり確認しておくことで、部屋の広さに合うサイズのダイニングテーブルを選ぶことができます。材質は木材からガラスまで様々あるため、予算に合わせて部屋のテイストにマッチするものや、また勉強や仕事などの利用スタイルに合うダイニングテーブルを選びましょう。大切な家族と食事をゆったりと楽しく過ごすためのダイニングルーム。そのダイニングルームの主役がダイニングテーブルです。快適な毎日の暮らしのために、最適なダイニングテーブルを選びましょう。
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