「ピアノって重そう。そのまま置いたら床が抜けるのでは?」とイメージされる方も多いかと思われます。では、実際の重さや大きさはどのくらいなのでしょうか。ピアノのタイプごとに大きさや重さについて解説します。また、床にかかる重さは、ピアノ自体の重さに加えて、椅子や演奏者の重さを考慮することが必要です。
☆アップライトピアノ
間口 |
147~156cm |
奥行き |
60~68 cm |
高さ |
121cmまたは131cm |
重さ |
210~275㎏ |
アップライトピアノを設置するには、約2畳分のスペースが必要です。アップライトピアノは4本の脚で構成されています。重心は後ろ側にあるので、前脚1本で重量の1/6、後ろ脚1本で1/3を負担する構造です。
240kgピアノの場合、前脚1本で40kg、後ろ脚1本で80kgを支えている計算となります。また、ペダルを踏み込んだ際に瞬間的に80kgの力が加わるといわれています。
☆グランドピアノ
間口 |
150㎝前後 |
奥行き |
149~227㎝ |
高さ |
100㎝前後 |
重さ |
255~410kg |
グランドピアノを設置するには、約3畳分のスペースが必要です。グランドピアノは3本の脚で構成されています。一番負荷がかかっているのは右前脚ですが、ほぼ均等に重量を負担しています。よって、300kgのピアノの場合、1本の脚につき100kgずつ支えている計算となります。
アップライトピアノと同様に、ペダルを踏み込んだ際に瞬間的に80kgの力が加わるといわれています。
☆電子ピアノ
本体幅 |
約140cm(88鍵盤のもの) |
奥行き |
最低30cm以上 |
重さ |
90kg弱 |
電子ピアノを設置するには、約1.5畳分のスペースが必要です。電子ピアノの場合も、アップライトピアノタイプは4本脚、グランドピアノタイプは3本脚です。1本の脚にかかる荷重は30kg程度となります。