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2023/02/22
暮らし
#収納 #洗面台下 #片付け

洗面台下をスッキリ収納するための簡単4ステップ!
ごちゃつく原因を知って、きれいな洗面台下をキープしよう

洗面台下には、洗顔用品や入浴用品のほかにも、掃除関連や身支度関連といったたくさんのものが集まってきます。種類もサイズもバラバラなのでごちゃつきやすく、「使い切ったと思って買ったら、奥から同じものが出てきた」といったことが起こりがちです。ごちゃついてしまう原因や収納の際のポイントを理解して、スッキリと使いやすい状態を保ちましょう。

洗面台下をスッキリ収納するための簡単4ステップ!<br />
ごちゃつく原因を知って、きれいな洗面台下をキープしよう

■洗面台下がごちゃつく原因

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洗面台下の収納は、どうしても乱雑になってしまいがちです。スッキリ収納を実現するために、まずごちゃついてしまう原因を把握しましょう。

 

①入れたいものの種類も大きさもバラバラ

洗面台下に収納したいものは、バケツや大容量の洗剤の詰め替え容器といった大きなものから、歯ブラシやコンタクト用品といった小さなものまでさまざまです。それに加えて、家族の中の個人個人で使うものもあるため、それぞれが空いているスペースに何となく入れてしまうことも多く、気が付くと乱雑になってしまいがちです。

 

②深い奥行きや排水管の出っ張りがあって収納しづらい

洗面台下の奥行は40㎝~60㎝が一般的です。開き扉タイプの洗面台の場合、奥に入れたものが見えづらかったり、取り出しづらかったりします。また、バケツなどの大きいものは、排水管が通って出っ張っている部分にあたってしまうため、手前部分にしか置けないケースもあります。バケツを置いた後ろの部分は、何が入っているのかわからない空間となりがちです。

 

③ストックを把握できてなくて物があふれている

「日本石鹸洗剤工業会」の調査によると、2019年の時点で、シャンプーやボディーソープなど8品目の出荷量の約8割が詰め替え用商品になっています。詰め替え用商品は、大容量やセット売りのもの、セール価格のものも多く、「安くてお得だし、買っておいても悪くならないし…」とついつい買い込みがちです。その他にも、収納内のごちゃつきでストック数が把握できず、あるはずなのに見つけられずに余計に買い溜めしてしまうこともあります。

【参考】

容器包装プラスチック使用量の推移 - 日本石鹸洗剤工業会

 

④収納グッズを使わずに直置きしている

買ってきたものをそのまま洗面台収納に直置きしてしまうことも、ごちゃつきの原因です。奥行のある収納を効率的に使用したり、細かいものを仕分けするためには収納グッズは必須です。


■洗面台下をスッキリ収納するための4ステップ

ごちゃつきの原因がどんなことかを把握した上で、スッキリ収納を目指して実際に片付けを実施してみましょう。

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☆ステップ1:全ての物を取りだし、不要な物は捨てる

最初に、収納しているものを全て取り出して、収納内を掃除してよく乾かします。この段階で即捨てるべきものには、下記のようなものがあります。

●ヘアスタイルをチェンジして使わなくなったヘアケア用品

●使いかけのまま忘れていた化粧品

●時間が経ったサンプル

●本体を捨ててしまった詰め替え商品

☆ステップ2:決めきれない時は一時保管場所へ

ひとつひとつ悩んでしまうと時間が掛かりすぎてしまうので、「まだ使えるかも…」と悩んでしまうものは、“一時保管場所”へ分けておきます。一時保管場所に入れたものは、すぐに使ってみて本当にまだ使い続けたいかを判断します。捨てる場合も、実際に使用してみると迷いがなくなることが多いです。継続して使い続けたい場合は、収納場所を確保しましょう。

☆ステップ3:用途別・個人別に分ける

取り出したものを用途別、個人別に分類しましょう。

シーン別・・・洗濯用品、洗面用品、入浴用品、身支度用品、掃除用品 など

個人別・・・・化粧品、ヘアケア用品、コンタクト用品 など

☆ステップ4:使用頻度に応じて収納場所を決める

収納の基本は、「物の住所を決めること」です。物の住所を決める際のポイントは下記の通りです。

●よく使うものは手前におく

●同時に使うものは同じ場所におく

●しまい易さよりも取り出し易さを重視する

●収納グッズを活用して死角をなくす

●家族の意見を確認する

 

収納グッズについては、下記の項目でも説明しますので参考にしてください。


■きれいな洗面台下をキープするための方法

上記の手順で、スッキリとした収納を実現できた後、そのままきれいな洗面台下をキープし続けるためのポイントについて解説します。

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①ストックの数を増やし過ぎない

ストック品の種類と消費量を把握しましょう。どのくらいの頻度で詰め替えや交換が必要になるのかを確認し、買い足すタイミングを決めておきましょう。買い足すタイミングは、使い切ってからで大丈夫なもの、最後のひとつを開封した時、月に1回交換など物によって異なります。お得なまとめ買いを利用する場合は、購入前に収納場所にまだありそうかを頭の中でシミュレーションしてみましょう。

②収納用品を活用する

収納用品を買う前に、洗面台下の内部のサイズや収納する物のサイズを測って、収納計画を立てましょう。ここで決めておくのは下記のような内容です。

 

●用途別に分けた時、収納内部をどのように区切れば使いやすいか。・・・いくつのエリアに分けるかを決めます。上下に区切る、前後に区切るなど使いやすい組み合わせを検討します。

●細かいものはどのようにまとめるか。・・・引き出し式の収納の活用や、収納グッズの内部でさらに細かく仕切りを準備する方法も考えられます。

●どんなサイズの収納グッズが必要か・・・収納内部の幅と収納するものの大きさに合わせて収納グッズのサイズを計算します。(横に〇個並べるには、幅〇〇センチ以下の収納グッズがあれば最適 など)

●使用頻度によって前後で区切るのと、ローラー付きのケースなどで奥まで引き出して使うのはどちらが使いやすいか。・・・収納の奥行をどのように利用するかは、置く部分に入れるものや使用頻度をシミュレーションして決定しましょう。

●素材はどんなものがいいか・・・おすすめは、湿気に強く長持ちするステンレスの商品や丸洗いしやすいプラスチック製品です。

●収納用品の色はどうするか・・・見た目の統一感を重視する場合は、収納グッズの色を揃えるとスッキリ見えます。使いやすさ重視であれば、半透明タイプは入っているものがわかりやすく、探しやすいです。

 

その他、洗面台下専用のグッズとして、伸縮式で幅を合わせられる商品や配管の出っ張りをかわせる形状の商品も販売されています。こういった商品を利用する場合も、収納したいものをどのように収めるかをシミュレーションすることが必要です。片付いた状態をキープするためには、家族の協力が不可欠です。誰が見てもどこに何があるかわかるようにラベリングしたり、収納のルールを決めたりといったことや、それぞれの収納場所を確保するなどの工夫をしましょう。

③物を詰め込み過ぎない

収納の中がギュウギュウになっていると、湿気やにおいも籠りやすくなります。また、物の出し入れがスムーズにいかず、いったん前の物を除けてから後ろの物を出し入れ・・・といったように手数が増えると、あっという間に元のごちゃついた状態に戻ってしまう危険性があります。全体の8割を収納の上限量とすることで、見やすく使いやすい収納を維持することが容易になります。

④サンプルはもらったらすぐに使い切る

商品のサンプルや旅行先のホテルのアメニティは、持ち帰ったらどんどん先に使い切ってしまいましょう。「小分けサイズだし、旅行時に持って行くのに便利そう」と思って取っておいても、いざ、旅行に行くとなると、「旅先では使い慣れたものがやはり安心」と思っている方も多いはずです。

⑤デッドスペースを有効利用する

収納は洗面台下の内部に置くだけでなく、デッドスペースとなりがちな扉の裏側や収納上部もすべて利用しましょう。いずれも他のものを除けることなく使えるため、使用頻度の高いものに適しています。ただし、重さのあるものは置けないので注意が必要です。

 

<扉の裏側>

●バスケットを取り付けて小物を収納する。

●フックを付けてヘアアイロンやドライヤーを掛ける。

 

<収納上部の空間>

●突っ張り棒を利用してカゴを載せる。

●突っ張り棒やフックに、洗剤のノズル部分を引っかける。


■まとめ

洗面台下のごちゃつきの原因と、スッキリとした収納を実践するための方法や維持するポイントについて解説しました。洗面台下は、湿気や埃、使いかけの洗剤が漏れてしまうなど汚れがつきやすい場所でもあります。スッキリ片付いていると収納内部の掃除やお手入れもし易くなります。使いやすい収納方法は各家庭によって変わってきます。定期的な見直しを続けて、キレイを維持していきましょう。

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