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2023/02/28
暮らし
#床掃除 #フローリング掃除

意外に知らない床掃除の
正しい順番やコツを紹介!

掃除機とフローリング用ワイパー、どっちが先か知っていますか?床の掃除、何となく掃除機をかけて終わっていませんか?毎日掃除はしているけれどよくよく考えてみると、どんな順番で掃除すると最も効率よく床をキレイに掃除できるのかは、意外に知らない方も多いのではないかと思います。床掃除の正しい順番とその理由を理解して、短時間でキレイな床を維持していきましょう。

意外に知らない床掃除の<br />
正しい順番やコツを紹介!

■知っておきたい!床掃除の正しい順番

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近年の気密性の高い住宅では、「掃除機をかけてきれいになったはずなのに、何となくスッキリしない」といった声もよく聞かれます。実はこの現象、床掃除の順番を間違えていることで起こっています。掃除機の排気で床の塵や埃を舞い上げてしまい、掃除が終わった頃にちょうど床に落ちてくるため、スッキリきれいになりづらいのです。「せっかく掃除したはずなのにきれいにならない」といった残念な状況を防ぐための床掃除の手順は、下記の通りです。

①  床に置いてある物をよける

②  ほうきやフローリング用ワイパーで大きめのゴミを集める

③  掃除機で細かいゴミを吸い取る

④  マイクロファイバーで乾拭きする

⑤  月に一度程度、水拭きする

⑥  半年に一度程度、ワックス掛けをする

 

① 床においてある物をよける

椅子などの動かせるものや床に散らばりがちなコード類は、掃除を始める前に移動しておくと効率がアップします。小石や米粒のような固くて大きめなゴミが落ちたまま掃き掃除をすると傷がつく原因となるので、手で拾えるサイズのゴミは先によけておきましょう。

 

② ほうきやフローリング用ワイパーで大きめのゴミを集める

埃の溜まりやすい家具の隙間やソファーの下を重点的に、その他の部分は軽く掃くだけでも室内をキレイに保つことができます。床に落ちた埃を舞い上がらせないようにするため、フローリング用ワイパーはゆっくり静かに動かしましょう。

 

③ 掃除機で細かいゴミを吸い取る

最初から掃除機をかけると空気中に埃を舞い上げてしまうので、必ず掃き掃除を先に行いましょう。そして掃除機は、フローリングの目地に沿ってゆっくりかけましょう。

 

④ マイクロファイバーで乾拭きする

フローリング用ワイパーでとれない汚れを見つけた時は、まず乾いたマイクロファイバーでこすってみましょう。ついたばかりの汚れであれば、水拭きしなくてもとれる場合も多くあります。オイル仕上げのフローリング材は水拭き不可が大半のため、こまめに乾拭きをしましょう。

 

⑤ 月に一度程度、水拭きする

固く絞った雑巾やモップを使って、手早く水拭きして必ず乾拭きも行いましょう。水拭き前には、しっかり表面の埃を除去しましょう。

 

⑥ 半年に一度程度、ワックス掛けをする

ワックス掛けは、床をきれいに見せるだけでなく、フローリングを水分や傷から保護する効果もあります。全体的に白っぽい感じやくすみを感じたタイミングで行いましょう。ワックスを掛けることで、小さなキズや凹みを埋めて、汚れが溜まりやすくなるのを防ぐ効果もあります。必ず、部屋の奥側からドアに向かって後退するように掛けていきましょう。乾く前に踏んでしまうと足跡がついてしまうこともあります。


■効率良く床掃除をするコツ

毎日する床掃除は、より短時間で済ませたいと誰もが思っています。次に効率よく床掃除をするためのコツについて紹介いたします。

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☆普段の床掃除のコツ!

<準備するもの>:フローリング用ワイパー(ドライタイプ)

埃や髪の毛を取り除くことと、軽い汚れを拭き取ることをイメージしましょう。家具の下などの細かい部分は、奥から手前に向かって動かし、広範囲を掃除する場合は、ワイパーのヘッド部分でS字を描くように動かしましょう。壁際でヘッドを回転させずに逆方向に進めてしまうと、集めた汚れをその場に残してしまうので避けましょう。また、ワイパーのヘッドとワイパーシートの間に梱包用の緩衝材(プチプチ)を挟むと、シートと床の密着度が上がってシート全体を使って掃除できます。ヘッドよりも一回り小さめにカットして取り付けることがポイントです。

☆時間がある時の床掃除のコツ!

<準備するもの>:フローリング用ワイパー(ドライタイプ)・掃除機

掃除機は、「押し出す時」に汚れを掻き出し、「引く時」に汚れを吸い込みます。引っぱる時にゆっくり動かすと、より多くのゴミを集められます。また、フローリング用ワイパーでは、巾木と床の隙間や目地の埃を取りきることが難しいので、隙間ノズルなどを取り付けた掃除機を利用しましょう。掃除機本体のお手入れも重要です。適時、紙パックやフィルターを交換することや、水洗いできる部品があればこまめに丸洗いを行なって、吸引力が落ちないように注意しましょう。

☆気になる汚れを見つけた時の床掃除のコツ!

<準備するもの>:フローリング用ワイパー(ドライタイプ)・掃除機・雑巾またはフローリング用ワイパー(ウェットタイプ)

水拭きをする際は、先にしっかり埃を除去しましょう。いきなり水拭きをすると、落ちているゴミを引きずって床を傷つけてしまうことや、埃が濡れてダマ状となり、その汚れを塗り込めるようなことになってしまいます。また、拭いた部分を自然乾燥させると、フローリングの色や素材によっては、拭き跡が目立ってしまったり、せっかくきれいにしたのに雑菌が繁殖してしまったりといった危険性もあります。

☆水拭きでとれない汚れがある時の床掃除のコツ!

<準備するもの>:フローリング用ワイパー(ドライタイプ)・掃除機・雑巾+洗剤

またはフローリング用ワイパー(ドライタイプ)・掃除機・フローリング用ワイパー(ウェットタイプ)

洗剤の使用を推奨していないフローリング材もありますが、汚れを長時間放置すると埃と密着して固まって、取りづらくなってしまいます。汚れや黒ずみが目立つときは、できる限り狭い範囲で洗剤を使って水拭きをした後、必ず乾拭きしましょう。初めて洗剤を使用する場合には、目立たない部分で変色が起きていないかの確認作業が必要です。

☆ワックス掛けのコツ!

<準備するもの>:ワックス専用モップまたは雑巾・ワックスを入れるバケツやトレイ・動かせない家具を養生するビニールなど

取扱説明書やメーカーのWEBサイトでフローリングの種類に合うものを確認しましょう。無垢フロアやノンワックスタイプのフローリングでは、ワックス掛け不可の商品も多くあります。ワックス掛けの失敗で多いのは、ムラができてしまうことです。途中でワックス掛けを中断した場合や、気温が5℃以下の日や直射日光が照り付けている日に行うと、ムラができやすいと言われています。天候や気温を確認し、短時間集中で作業できるように準備してから取り掛かるようにしましょう。しっかりワックス掛けをするには、ワックス専用モップが便利です。ワックス専用モップは、糸くずの混入を防ぐためにモップの先端の糸を丸めて作られています。シートタイプのワックスは、手軽に使える上に後始末も簡単です。ただし耐久性には劣るので、こまめに行うようにしましょう。

☆一日の中でお勧めのお掃除タイミング

「朝起きてすぐ」または、「帰宅してすぐ」がお勧めです。その理由は、埃は、人が動くと舞い上がり、室内に動きがないとゆっくりと床に落ちてきます。効率的にキレイにするには、埃が床に落ちている状態で掃除するのが最善です。

☆換気は掃除後に行う

「掃除する時は、窓を開けて換気をしながら・・・」とイメージを持っている方も多いと思いますが、窓を開けると空気の流れによって、床に落ちた埃が舞い上がってしまいます。そのため、掃除が終わってから20~30分後に、5分~10分程度換気するようにしましょう。外気に含まれる汚れや砂が気になるようであれば、窓を閉めた後、窓周り部分にのみフローリング用ワイパーを掛けることもお勧めです。


■黒ずみ汚れの落とし方

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床の汚れとして多いのが黒ずみ汚れです。気が付くと床が黒ずんでくる原因として、主に考えられるのは下記の4つです。原因ごとに最適な落とし方が異なりますので、汚れに合わせて試してください。

 

① 皮脂汚れ

付いたばかりの軽い汚れであれば水拭きで除去可能です。水拭きを試してとれなければ、バケツにぬるま湯を入れて中性洗剤を1、2滴混ぜて拭き取りましょう。

 

② キッチンの油汚れ

キッチンの床は、飛び跳ねた油や調理した際に空気中に含まれた油で汚れがちです。まずは、①皮脂汚れと同様に、ぬるま湯に中性洗剤を混ぜて水拭きします。キレイにならない場合は、柔らかいスポンジに洗剤をつけて円を描くようにこすった後、水拭きしてしっかり乾拭きしましょう。

 

③ 窓の近くのカビ

雨の日に窓から吹き込んだ水や窓周りの結露によって床を濡れたまま放置すると、カビが発生しやすくなります。カビの菌糸が奥深くまで広がる前であれば、水拭きや中性洗剤で落とすこともできます。一度カビの菌糸が増えてしまうと、表面部分だけ落としてもすぐに復活してしまうので、無水エタノールを使用して根絶やしにします。無水エタノールは、必ず目立たないところで色落ちしないか試してから使用しましょう。

 

④ ワックス掛けの際に残っていた汚れや劣化したワックス

ワックス掛けをするごとに、ワックスは層状に重なっていきます。汚れが取り切れないまま、ワックスを掛けてしまった場合や下の層の古いワックスが劣化してくると、黒ずんで見えます。ワックス層の内部に原因がある汚れは表面から落とせないため、ワックスを剥がす必要があります。解決するためには、市販のワックス剥離剤を使用して劣化したワックスを剥がした後、再度ワックスを掛けます。この時、放置時間をとりすぎると、フローリング材自体が傷んでしまう危険性があるので、使用方法はきちんと守りましょう。剥離した部分に部分的なワックス掛けをする際は、手軽に使えるスプレータイプも便利です。


■まとめ

効率よくキレイを手に入れるためのフローリングの掃除方法と、気になる汚れの落とし方について解説いたしました。手順を守って行うことで、より短時間でキレイな床を維持していくことが可能です。ぜひ床掃除する際に実行してみてください。

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