マイホームを購入する際に、どのくらいの頭金を準備すればよいのでしょうか。頭金の目安について、ご紹介します。
□頭金の平均金額はいくら?
それでは、頭金の平均金額はいくらなのでしょうか。
頭金の全国平均額は、注文住宅で636.5万円、土地付き注文住宅で447.0万円、建売住宅で293.2万円、新築マンションで714.1万円、中古戸建て住宅で203.0万円、中古マンションで310.5万円となっています。
出典:「2018年度 フラット35利用者調査」
□頭金の目安は?いくらくらい用意する?
頭金の目安としては、購入する住宅の初期費用のおよそ2割といわれています。ただし、購入する住宅の種類によってもその割合は異なりますが、住宅購入費用における頭金の全国平均の割合は、注文住宅で18.7%、土地付き注文住宅で10.9%、建売住宅で8.5%、新築マンションで16.1%、中古戸建て住宅で8.2%、中古マンションで10.4%となっています。
例えば、3,000万円の注文住宅を購入する際には、561万円が頭金の目安となります。
出典:「2018年度 フラット35利用者調査」
□頭金で返済総額が変わる
頭金の金額については、特に決まりがあるわけではありませんが、用意する金額によって、毎月支払う返済額はもちろん、支払総額に大きな差がでます。
例えば、3,000万円の住宅を購入するとして、借入期間を35年、金利を1%とすると、頭金を0円、100万円、200万円、300万円、400万円、500万円にした場合、月々の返済額と住宅ローンの返済総額は下表のようになります。
頭金
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月々の返済額
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住宅ローン返済総額
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0円
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8万4,686円
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3556万7,998円
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100万円
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8万1,863円
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3438万2,398円
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200万円
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7万9,040円
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3319万6,798円
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300万円
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7万6,217円
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3201万1,198円
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400万円
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7万3,394円
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3082万5,598円
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500万円
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7万571円
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2963万9,998円
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このように、頭金0円の場合と500万円を用意した場合を比べると、総額で928,000円もの差が出てきます。
□住宅ローンの返済期間が短くなり支払う金利も少なくなる
頭金を用意することで、支払う金利が少なくなり、住宅ローン返済総額も少なくなるため、返済期間を短くすることも可能になります。