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2023/05/22
暮らし
#ミニマリスト #断捨離 #仕分け

ミニマリストの
メリット・デメリットとは?
ミニマリストになる方法や目指すときの注意点を解説

ミニマリストとは英語の「minimal(最小限)」から派生した言葉で、必要最小限の物で暮らす人のことです。自分にとって本当に必要な物しか持たないことで、豊かさを手に入れられるという考え方です。持ち物の断捨離をして、ミニマリストになりたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、ミニマリストのメリットやデメリット、ミニマリストになる方法などをご紹介します。

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メリット・デメリットとは?<br />
ミニマリストになる方法や目指すときの注意点を解説

■ミニマリストのメリット

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まずはミニマリストのメリットを見ていきましょう。

 

☆無駄な買い物がなくなる

ミニマリストは必要最小限の物しか持たないため、本当に必要な物しか買いません。物を持ち過ぎないため、収納場所は常に片付いていて、自分が何を持っているか把握しています。同じ物を重複して買うような無駄な買い物はしません。また、持ち物を使い捨てにしないため、長く使えるように大切に扱います。無駄な買い物や衝動買いがなくなるため、出費が減ってお金がたまりやすくなるのがミニマリストのメリットです。

 

☆掃除がしやすくなる

床まで物が溢れた部屋は、掃除の度に移動させなくてはなりません。そのため始める前に片付ける手間がかかり、掃除が億劫になってしまいます。ミニマリストになれば、物を移動させる手間なく掃除ができるため、掃除の負担が減って、きれいな部屋をキープできるでしょう。

 

☆急な来客でも慌てなくて済む

家の中が散らかっていると急な来客時に困りますが、ミニマリストの家は物が少ないこともあり、掃除が楽です。常に片付いているため、いつ来客があっても困ることはありません。「いつ訪れても部屋がきれいに片付いている」と、周りからの評価も上がります。

 

☆探し物がなくなる

物が多い部屋は散らかりやすいため、使いたい物がすぐに見つからないことがあります。毎日のように探し物をしていては、イライラしたり自己嫌悪に陥ったりすることもあります。ミニマリストは物が少ないため、持ち物は常に整理整頓できています。収納スペースにも余裕があるため、どこに何があるのかすぐに見つかります。探し物にかける無駄な時間を削減できて時間に余裕が持てるのも、ミニマリストになるメリットの一つです。

 

☆引っ越しの荷作りが楽

持ち物が多いと引っ越しする時の荷作りや荷解きが大変です。ミニマリストは持ち物が少ないので、引っ越し時の荷作りが楽に済みます。荷物が少ないと、引っ越しの費用も安く抑えられて良いことづくしです。


■ミニマリストのデメリット

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ミニマリストになると多くのメリットがある一方、デメリットもあります。ミニマリストになることを検討中の方は、デメリットについても確認しておきましょう。

 

★物を手放し過ぎて不便になることがある

ミニマリストは必要のない物をどんどん手放していくため、時には処分し過ぎて不便になってしまうことがあります。使う頻度が低い物でも必要になる時があるかもしれません。また、思い出の品は捨てると二度と取り返せないため、後悔する恐れがあります。物を捨てることだけが目的にならないよう、よく考えてから物を手放すようにすることが大切です。

 

★家族の物を捨ててトラブルになることがある

家族と同居している場合、家族の持ち物や共有物は勝手に処分できません。家族の同意なしに処分した場合、家族間でトラブルになってしまうことがあります。物を捨てることは「もったいない」と感じる人もいるので、ミニマリストになるには家族の理解と協力が必要です。

 

★物を簡単に買えなくなる

ミニマリストを目指すと、物を購入する時に慎重になってしまい、必要な物でも簡単に買えなくなることがあります。物をできるだけ増やしたくないと感じるため、「これは本当に必要だろうか」と真剣に考えてしまうからです。


■ミニマリストになる方法

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ミニマリストに憧れるものの、なかなか物を減らせない方も多いのではないでしょうか。ここからは、ミニマリストになる方法をご紹介します。

 

○自分にとって何が大切か考える

何を残して何を処分するか決めるために、まずは自分にとって何が大切かを考えましょう。人によって何を大切に思うかは異なります。物を最小限にするといっても、必要な物だけで豊かに生きることがミニマリストの基本的な考え方なので、趣味に関する物は、処分し過ぎないようにした方が良いでしょう。

 

○必要な物と不要な物に仕分けする

クローゼットや引き出しの中に入っている物をすべて取り出して、必要な物と不要な物に仕分けしましょう。すべて取り出すことで、似たようなアイテムを把握することができます。

例えば、着回しやすい服を残して、持っている洋服をすべて把握できる程度に減らします。サイズが合わない服や1年以上着ていない服は、今後も着ない可能性が高いため、処分を検討しましょう。服を厳選して枚数を減らすことで、コーディネイトに悩まなくなり、朝の身支度の時間も短縮できます。ただし、ミニマリストになるために、思い出の品やお気に入りの物まで無理に処分することはやめましょう。一度捨ててしまったら、二度と手に入らない物もあります。

 

○不要な物を処分する

不要な物を処分する方法はいくつかあります。まだ使える物であれば、「欲しがっている人にあげる」「リサイクルショップへ持って行く」「フリマアプリで出品する」などの方法があります。状態が劣化した物や、すぐに処分したい物は、ごみへ出しましょう。

 

○収納する

必要な物は収納場所を決めて、外から見えないように収納します。ただし、収納場所を増やすと物が増えていくため、あらかじめ決めた場所だけにして、その他の場所には物を置かないようにしましょう。物を減らすことで収納ボックスなども減らせるため、部屋のスペースにゆとりが出ます。

 

○1つ買ったら1つ捨てるルール

1つ買ったら1つ捨てるというように、物を増やさないためのルールを作りましょう。持ち物の量を一定にすることで、収納スペースを増やさずに済みます。

 

○レンタルで済む物はレンタルを活用する

旅行で使うスーツケースや運動会に使うビデオカメラなど、めったに使わないような物は、レンタルを検討しましょう。また、車にほとんど乗らない人は、必要な時だけカーシェアリングやレンタカーを利用するという選択肢もあります。


■ミニマリストを目指すときの注意点

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ミニマリストを目指す人がやり過ぎてしまうとトラブルに発展したり、本来の目的を見失ったりすることがあります。ミニマリストを目指すときの注意点をお伝えします。

 

○家族の物を勝手に捨てない

家の中の物を減らしてスッキリと暮らしたいと思っても、家族が同じ考えでなければ思うようにはいきません。しかし、家族の物を勝手に処分してはいけません。まずは自分の持ち物だけを整理するようにしましょう。家族との共有物を処分したい時は、家族の同意を得てから処分することが大切です。家族の協力を得たいときは、自分がなぜミニマリストを目指しているか話してみましょう。家族に自分の考えを話すことで、理解が得られ共感してもらえるかも知れません。

 

○捨てることを目的にしない

ミニマリストを目指して持ち物を処分しているうちに、段々と捨てること自体が目的になってしまう人もいます。「何か捨てる物はないか」と常に探している状態になれば、本来の目的を忘れて、捨てることが一番の目的になっている可能性があります。

ミニマリストは物を必要以上に持ち過ぎず、本当に必要な物だけに囲まれて豊かな生活を送るのが目的です。捨てることが目的になると、大切な物まで処分してしまうかも知れないため、一旦立ち止まってから判断する方が良いでしょう。

 

○ケチになり過ぎない

物を増やしたくないという思いから、必要な物を買うことさえためらうようになる人もいます。しかし、ミニマリストはケチなわけではありません。不要な物にはお金を使いませんが、必要と感じる物にはお金をかけます。

ミニマリストの中には、好きな物や趣味に関する物を集めている人も少なくありません。ミニマリストの本来の目的は、本当に大切な物だけに囲まれて、心豊かに暮らすことです。ケチになり過ぎると好きな物にもお金を使えなくなってしまい、本来の豊かな暮らしとはかけ離れてしまうでしょう。


■少しずつミニマリストを目指そう

ミニマリストを目指す時、一気に物を減らそうとすると大変過ぎて挫折するかも知れません。捨てるか残すか迷う時は、無理に捨てると後悔することもあります。迷った時は一旦保留にしておくと良いでしょう。

最初は、物を処分する時に不安になることもあるでしょう。しかし、少しずつ物が少ない生活に慣れていけば、意外に困らないことに気が付くものです。そのため、一気にミニマリストを目指すのではなく、少しずつ物を減らしていくことをおすすめします。新しく買い物する時は、本当に必要かどうか考えてから購入することで、必要な物や好きな物だけに囲まれた豊かで快適な暮らしが手に入るでしょう。