マイホームを購入すると、毎月支払う住宅ローンのほか、税金や保険料、メンテナンス費用などが必要となります。まずは、マイホームの維持費の内訳について解説します。
①税金
マイホーム購入後に掛かる税金には、固定資産税のほか、住んでいる地域によっては都市計画税が掛かります。税額は、土地や家などの固定資産の評価額に対して税率を掛けて算出され、毎年4〜6月頃に、対象となる納税者に通知書が送付されます。通常は、年4回に分けて納付します。
(固定資産税)
土地や家などの固定資産には、毎年固定資産税が掛かります。固定資産税は、所有する資産の評価額によって異なりますが、評価額は、国や自治体の調査によって算出された土地の価値に基づいて決まります。固定資産税額は、住んでいる地域、土地や家の大きさ、築年数によっても異なりますが、月1〜2万円(年間10〜20万円)程度が相場のようです。
(都市計画税)
都市計画税は、道路や公園、水道やゴミ処理施設の建設といった都市計画事業などを行うために徴収される税金です。家を持っているすべての人が支払うのではなく、「市街化地域」に土地や家を持っている人が該当し、都市計画税を支払うことになります。都市計画税の相場は、年2〜3万円程度です。購入を検討している土地や家が、「市街化地域」に該当するかどうかは、インターネットや自治体の窓口などで調べられます。