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2023/06/26
暮らし
#湿気対策 #くせ毛対策 #梅雨のヘアケア

くせ毛さん必見!
梅雨時期の湿気対策やくせを抑えるための日頃のケアを紹介

「梅雨時期は髪がまとまらない」「雨の日は髪が広がってしまう」と悩んでいませんか?雨が多い梅雨時期は、湿気によるヘアスタイルの崩れに悩む人が少なくありません。そんな梅雨時期の髪の悩みは、湿気対策で解消できます。

今回は、梅雨時期の髪の湿気対策や、髪のうねり・広がりを防ぐ日頃のケアをご紹介します。毎年梅雨時期のまとまらない髪に悩んでいる人は、ぜひ参考にして悩みを解消してください。

くせ毛さん必見!<br />
梅雨時期の湿気対策やくせを抑えるための日頃のケアを紹介

■くせ毛さんが梅雨時期に髪がうねる・広がる原因

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髪の毛の内部には、繊維状のタンパク質が集まっています。まっすぐにブローした髪は繊維同士が結ばれているのですが、髪の毛の内部がぬれると結合が切れてゆがんだ状態になります。髪の結合には「水素結合」とパーマなどによる「化学結合」があります。湿気による髪の広がりは、空気中に含まれる水分が髪の内部に吸収され、水素結合が切れたりつながったりすることで起こるのです。

結合が切断され、クセやうねりが出た状態で結合すると髪が広がります。くせ毛さんは、他の髪質の人に比べて髪が乾燥しています。髪の水分量が少ないため、梅雨時期は空気中の水分を取り込んでしまい、くせやうねりが強く出てしまうのです。


■梅雨時期のくせ毛の湿気対策

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雨の日に髪のうねりや広がりが気になる人は、湿気対策することが大切です。梅雨時期のくせ毛の湿気対策をご紹介します。

 

☆トリートメントで保湿する

くせ毛さんは髪の水分量が少ないため、湿気が多い梅雨時期は髪が空気中の水分を取り込み、くせやうねりが出てしまいます。髪の乾燥を防ぐため、シャンプー後はトリートメントして髪を保湿しましょう。髪内部の水分が豊富になれば、雨による湿気が多い日も水分を吸いにくいため、髪が広がりにくくなります。

 

☆スタイリング剤で髪をコーティングする

髪の広がりを防ぐために、スタイリング剤で髪の表面をコーティングしましょう。オイル成分が配合されたスタイリング剤は、髪をコーティングして水分の侵入を防ぎます。髪をしっかりコーティングするためには、水性成分や親水成分が少ないスタイリング剤を選ぶことが大切です。髪につけるオイルには、「スタイリングオイル」と「アウトバストリートメントオイル」があります。アウトバストリートメントオイルは、ドライヤーの熱から髪を守るなどのヘアケアが主な目的です。スタイリングオイルは、ヘアスタイルをキープするなど乾きにくいオイルで作られています。そのため、髪をコーティングするにはスタイリングオイルのほうが適しています。油分を多く含んだクリームワックスもおすすめです。

 

☆シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かす

ぬれた髪はキューティクルが開いている状態です。髪がぬれたまま寝るとキューティクルが擦れて髪がダメージを受けるため、ますます乾燥してまとまりにくくなります。シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かしましょう。ぬれたままの時間が長いほどくせが出やすいため、くせ毛さんはシャンプー後にタオルドライしたら、すぐにドライヤーで乾かしてください。

ドライヤーを使うときは、根元に温風を当てながら乾かすのがポイントです。下から風を当てるとボリュームが出るので、上から下向きに当てましょう。このときに髪を軽く引っ張りながら乾かすとうねりを伸ばせます。また、完全に乾かすと髪が湿気を取り込みやすくなるため8〜9割程度乾かしたら少しだけ水分が残っている状態で終わりにしましょう。仕上げに冷風を当てるとキューティクルが閉じるため、髪がダメージを受けにくくなります。

 

☆ヘアアレンジで髪の崩れが気にならない

梅雨時期はヘアアイロンを使って髪をセットしても、外に出るとすぐに崩れてしまいます。そこでおすすめなのがヘアアレンジです。髪を結んだりピンで留めたりすれば、広がりを防げます。後ろでまとめるお団子、襟足をすっきり見せるポニーテール、低い位置の編みおろし、ルーズなシニヨンスタイルなどのヘアアレンジは、髪の崩れが気になりません。

髪が結べないショートヘアの人は、耳に髪をかけてピンで留めたり、ヘアアクセサリーを使ったりしたアレンジがおすすめです。ヘアアレンジの仕方がわからない人は、YouTubeを参考にしてはいかがでしょうか。「ヘアアレンジ 梅雨」などで検索すれば、湿気に負けないヘアアレンジの動画が多数見つかります。

 

☆縮毛矯正する

くせ毛さんの梅雨時期の困りごとを解消するのに、即効性があるのは縮毛矯正です。縮毛矯正はくせ毛をストレートにするだけでなく、水分保持機能を改善する働きもあります。

くせ毛さんは水分を保持する機能が弱いため、湿気が多い梅雨時期は空気中の水分を髪に取り込みやすく、うねりの原因になります。梅雨時期のうねりや広がりをすぐに改善したい場合は縮毛矯正を検討しましょう。縮毛矯正は髪へのダメージが気になりますが、毎日ヘアアイロンを使うよりもダメージが少ないといわれています。前髪だけうねりが気になる人は、前髪だけ縮毛矯正をしましょう。

 

☆ストカールで毛先に動きをプラス

縮毛矯正でまっすぐすぎるストレートヘアになるのが嫌な人、毛先に動きが欲しい人には「ストカール」がおすすめです。ストカールとは、縮毛矯正にカールをプラスしたヘアメニューです。根元はストレート、毛先はデジタルパーマによるカールでゆるふわスタイルを楽しめます。縮毛矯正もストカールも技術力が必要なので、信頼できる美容師さんに相談しましょう。


■日頃のケアで梅雨時期のうねり・広がりを防ごう

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梅雨時期のうねりや広がりを防ぐには、日頃のケアも大切です。毎日のヘアケアで気をつけておきたいことをご紹介します。

 

☆洗浄力が強すぎないシャンプーを使う

ジメジメした梅雨時期は汗や湿気が気になるので、すっきり洗い上げるシャンプーを選びたくなる人も多いでしょう。しかし、洗浄力が強いシャンプーは髪の栄養分まで奪ってしまうため、髪や頭皮の乾燥を引き起こします。乾燥した髪はうねりやすいため、髪と頭皮に優しいシャンプーを選びましょう。

洗浄力が強いのは高級アルコール系シャンプーで、成分表の最初のほうに、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムなどの成分が表示されています。うねり・広がり対策におすすめなのは、髪にも頭皮にも優しいアミノ酸系シャンプーです。髪と同じ弱酸性なので、皮脂を取りすぎずに髪や頭皮を洗い上げます。

 

☆洗髪前にブラッシングする

シャンプーの前にはブラッシングを習慣にしましょう。ブラッシングすることで髪のもつれをほどき、ホコリを取り除けます。あらかじめ汚れを取り去ることでシャンプーの泡立ちが良くなるため、少量でもしっかりと洗えるでしょう。また、シャンプー中に髪がからまることもないため、シャンプー時の摩擦を抑えてダメージを軽減できます。

 

☆外出時は紫外線対策する

傷んだ髪はキューティクルが開くことにより、空気中の水分を取り込んでうねりや広がりを招きます。日頃から髪がダメージを受けないように注意しておくことも梅雨時期のうねり・広がり対策の一つです。

髪も肌と同じように、紫外線を浴びるとダメージを受けます。夏になると髪のパサつきが気になるのは、髪の日焼けが原因です。外出時は、ツバが大きめの帽子やUVカット効果がある日傘で髪を紫外線から守りましょう。髪のUV対策ができるスプレーもあります。紫外線は窓を通して部屋の中にも入ってくるため、外出しない日も髪のUVケアはしておきましょう。

 

☆明るい髪色を避ける

ヘアカラーは明るい髪色ほど強い薬剤を使うため、髪がダメージを受ける原因になります。梅雨時期の髪のうねりや広がりが気になる人は、明るい髪色をできるだけ避けたほうがよいでしょう。どうしても明るい髪色に拘りたいという場合は、ヘアサロンで信頼できる美容師さんに相談しましょう。市販のカラー剤は髪がダメージを受けやすいため避けるのをおすすめします。


■くせ毛を抑えて梅雨を乗り越えよう!

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くせ毛さんは梅雨時期のヘアセットが崩れやすいため、外出が憂鬱(ゆううつ)かもしれません。しかし、湿気対策することでうねりや広がりを軽減できます。縮毛矯正やストカール、ヘアアレンジなどは即効性があるので、すぐにくせ毛の湿気対策をしたい人にはおすすめです。また、日頃から髪のケアに気をつけておくと乾燥やダメージを防げるため、梅雨時期のうねりや広がりを予防できます。

くせ毛さんは、本記事でご紹介した湿気対策や日頃のケア方法を試して、長い梅雨を快適に乗り越えましょう。