雨の日に髪のうねりや広がりが気になる人は、湿気対策することが大切です。梅雨時期のくせ毛の湿気対策をご紹介します。
☆トリートメントで保湿する
くせ毛さんは髪の水分量が少ないため、湿気が多い梅雨時期は髪が空気中の水分を取り込み、くせやうねりが出てしまいます。髪の乾燥を防ぐため、シャンプー後はトリートメントして髪を保湿しましょう。髪内部の水分が豊富になれば、雨による湿気が多い日も水分を吸いにくいため、髪が広がりにくくなります。
☆スタイリング剤で髪をコーティングする
髪の広がりを防ぐために、スタイリング剤で髪の表面をコーティングしましょう。オイル成分が配合されたスタイリング剤は、髪をコーティングして水分の侵入を防ぎます。髪をしっかりコーティングするためには、水性成分や親水成分が少ないスタイリング剤を選ぶことが大切です。髪につけるオイルには、「スタイリングオイル」と「アウトバストリートメントオイル」があります。アウトバストリートメントオイルは、ドライヤーの熱から髪を守るなどのヘアケアが主な目的です。スタイリングオイルは、ヘアスタイルをキープするなど乾きにくいオイルで作られています。そのため、髪をコーティングするにはスタイリングオイルのほうが適しています。油分を多く含んだクリームワックスもおすすめです。
☆シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かす
ぬれた髪はキューティクルが開いている状態です。髪がぬれたまま寝るとキューティクルが擦れて髪がダメージを受けるため、ますます乾燥してまとまりにくくなります。シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かしましょう。ぬれたままの時間が長いほどくせが出やすいため、くせ毛さんはシャンプー後にタオルドライしたら、すぐにドライヤーで乾かしてください。
ドライヤーを使うときは、根元に温風を当てながら乾かすのがポイントです。下から風を当てるとボリュームが出るので、上から下向きに当てましょう。このときに髪を軽く引っ張りながら乾かすとうねりを伸ばせます。また、完全に乾かすと髪が湿気を取り込みやすくなるため、8〜9割程度乾かしたら少しだけ水分が残っている状態で終わりにしましょう。仕上げに冷風を当てるとキューティクルが閉じるため、髪がダメージを受けにくくなります。
☆ヘアアレンジで髪の崩れが気にならない
梅雨時期はヘアアイロンを使って髪をセットしても、外に出るとすぐに崩れてしまいます。そこでおすすめなのがヘアアレンジです。髪を結んだりピンで留めたりすれば、広がりを防げます。後ろでまとめるお団子、襟足をすっきり見せるポニーテール、低い位置の編みおろし、ルーズなシニヨンスタイルなどのヘアアレンジは、髪の崩れが気になりません。
髪が結べないショートヘアの人は、耳に髪をかけてピンで留めたり、ヘアアクセサリーを使ったりしたアレンジがおすすめです。ヘアアレンジの仕方がわからない人は、YouTubeを参考にしてはいかがでしょうか。「ヘアアレンジ 梅雨」などで検索すれば、湿気に負けないヘアアレンジの動画が多数見つかります。
☆縮毛矯正する
くせ毛さんの梅雨時期の困りごとを解消するのに、即効性があるのは縮毛矯正です。縮毛矯正はくせ毛をストレートにするだけでなく、水分保持機能を改善する働きもあります。
くせ毛さんは水分を保持する機能が弱いため、湿気が多い梅雨時期は空気中の水分を髪に取り込みやすく、うねりの原因になります。梅雨時期のうねりや広がりをすぐに改善したい場合は縮毛矯正を検討しましょう。縮毛矯正は髪へのダメージが気になりますが、毎日ヘアアイロンを使うよりもダメージが少ないといわれています。前髪だけうねりが気になる人は、前髪だけ縮毛矯正をしましょう。
☆ストカールで毛先に動きをプラス
縮毛矯正でまっすぐすぎるストレートヘアになるのが嫌な人、毛先に動きが欲しい人には「ストカール」がおすすめです。ストカールとは、縮毛矯正にカールをプラスしたヘアメニューです。根元はストレート、毛先はデジタルパーマによるカールでゆるふわスタイルを楽しめます。縮毛矯正もストカールも技術力が必要なので、信頼できる美容師さんに相談しましょう。