まずは子ども部屋のインテリアを考える時のポイントをご紹介いたします。
◎必要な家具がそろっているか
子ども部屋に必要な家具は、年齢によって異なります。主に必要な家具は以下の通りです。
●幼児期…おもちゃの収納棚
●小学生…机、ベッド、ランドセルラックなど
●中学生…机、ベッド、本棚など
幼児期は、子ども部屋があっても寝る時は両親のベッドで一緒に寝るケースが多いものです。子ども部屋は主に遊ぶための場所になるため、家具は最小限にして遊ぶ場所を確保したほうがよいでしょう。おもちゃや絵本を収納する棚が必要ですが、子どもが自分で片付けられるように高さの低い家具が適しています。例えば、扉が付いていない収納ラックに収納ボックスやカゴを組み合わせたら、子どもでも簡単にお片付けができます。収納ボックスのサイズを変えていけば、子どもが成長しても長く使えるでしょう。
小学生の子ども部屋には、机やベッドが必要です。リビングで学習する場合や、両親と一緒に寝る場合は、小学校入学時期に慌てて購入する必要はありませんが、子どもの成長に合わせてそろえていきましょう。
中学生も小学生と同じように机やベッドが必要です。中学生になると教科書や参考書、問題集などが増え、塾に通う場合は塾用のテキストも必要なので、本棚が必要になる場合があります。
このように子どもの成長に合わせて必要な家具は変わりますが、長く使う家具もあります。例えば、机は小学校入学に間に合うよう就学前に購入するケースが多いですが、中学生、高校生になっても買い換えずに使い続ける可能性があるでしょう。子どもが好きなデザインやキャラクターの机を選ぶと、成長するにつれて子どもっぽいと思えてきます。長く使う家具は成長しても使えるように、シンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。
◎収納は十分か
収納が足りないと、部屋が散らかる原因になります。お片付けの習慣もつかないので、十分な収納を用意しましょう。
幼児期にはおもちゃの収納スペースが必要です。片付けルールを複雑にしすぎると自分で片付けられなくなるので、ざっくりと分類してボックスやバスケットにラベルをつけておきましょう。子どもが迷わずに片付けられる収納が理想的です。おもちゃはどんどん増えていきますが、収納場所を増やすと部屋が狭くなってしまいます。使わなくなったおもちゃは必要な人に譲るなどして、増やしすぎないようにしたほうがよいでしょう。
小学生は机の引き出しに文房具や教科書などを収納できますが、机だけでは本の収納場所が足りない場合、本棚を買い足して机の隣に配置しましょう。また、ランドセル収納ラックがあると便利です。ランドセルだけでなく、鍵盤ハーモニカやリコーダー、習字道具、絵の具セットなど、学校で必要なものをまとめて収納できます。
中学生は、教科書や参考書、辞書が収納できる本棚が必要です。机の横に配置すると使いやすいでしょう。また、部活動で使う道具がある場合は、ひとまとめにできる収納があると便利です。