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2023/08/15
暮らし
#デジタルデトックス #スマホ依存

デジタルデトックスに
チャレンジしよう!
やり方やメリットを解説

近年、「デジタルデトックス」という言葉を耳にすることが増えました。デジタルデトックスとは、意図的にデジタル機器を遠ざける取り組みのことです。「スマートフォンを遠ざけるなんてムリ!」と、思ってしまう方もいらっしゃるでしょうが、デジタル機器に触れない時間を持つことは、心身のバランスの維持につながるといわれています。

本記事ではデジタルデトックスの具体的なやり方やメリットについてご紹介します。デジタルデトックスに興味がある人は、ぜひ実践してください。

デジタルデトックスに<br />
チャレンジしよう!<br />
やり方やメリットを解説

■デジタルデトックスとは?

デジタルデトックスとは、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器に触れない時間をつくることです。

スマートフォンやパソコンを長時間見続けていると、眼精疲労や腰痛、肩こりなど肉体的疲労の原因になることがあります。ネガティブなニュースやSNSの投稿を目にして不安になったり、ストレスを感じたりすることもあるでしょう。

デジタル機器はとても便利ですが、心身の健康に影響を及ぼすリスクがあるので付き合い方には注意が必要です。デジタルデトックスを生活に取り入れると、友人や家族と過ごす時間を楽しんだり、自分と向き合う時間を確保したりできます。時間を有効に活用できるため、幸せな瞬間を感じやすくなるでしょう。


■デジタルデトックスのやり方

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デジタルデトックスの具体的な実践方法をご紹介します。

 

◎1日にどれくらいスマートフォンを使っているか認識する

まずは、自分が1日に何時間くらいスマートフォンを利用しているか把握することから始めましょう。1回の使用時間は短くても、1日に何度もスマートフォンを見ていたら、トータルで数時間になることもあります。自分がスマートフォンを見過ぎていると自覚していない人もいるので、自分がどのくらい使っているか確認してみましょう。思った以上に使っていて驚く人もいるはずです。

iPhoneには、アプリやWebサイトを閲覧した時間を確認できる「スクリーンタイム」という機能があります。Androidにも「Digital Wellbeing」という機能があり、スマートフォンの利用時間やどのアプリをどのくらいの時間使っていたか確認できます。アプリの利用やWebサイトの閲覧可能な上限時間を設定することも可能です。スクリーンタイムやDigital Wellbeingを活用して、スマートフォンの利用時間を見直しましょう。

 

◎まずは短時間から始める

初めてデジタルデトックスに取り組むときは、短時間から始めましょう。これまで1日に長時間スマートフォンを使っていた人が急にスマートフォンが使えなくなると、不安やストレスを感じる恐れがあるからです。まずは無理せず短時間からデジタルデトックスを始めてみましょう。慣れてきたら、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。

 

◎SNSは見る時間を決めておく

SNSを見始めたら、つい時間を忘れてしまう人もいるのではないでしょうか。長く見過ぎてしまわないように、30分だけ」「20時から21時まで」のように時間を決めておきましょう。時間を決めておけば、ダラダラと見続けてしまうことを防げます。

 

◎スマートフォンの通知をオフにする

メールやアプリの通知音が鳴ると、気になってチェックしたくなるものです。デジタルデトックスしようとしても、通知音によってスマートフォンをつい手に取ってしまうかもしれません。そのようなことを避けるために通知をオフにしたり、マナーモードにしたりしておきましょう。通知音によってスマートフォンに気を取られずにすみます。

 

◎外出時は本を持ち歩く

通勤時間にスマートフォンを見て時間をつぶす人が少なくありませんが、スマートフォンがなくても退屈しないように本を持ち歩いてはいかがでしょうか。電車やバスの待ち時間や移動時間、仕事の昼休みなど、時間を持て余したときはスマートフォンではなく本を読む習慣をつけましょう。隙間時間のたびにスマートフォンを見なくてすみます。

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◎自分でルールを決める

デジタル機器はすっかり身近な存在になっているので、自分で意識して距離を置かないとデジタルデトックスは難しいです。「夕食の後はスマートフォンを見ない」「夜9時になったらスマートフォンをお休みモードにする」など、デジタルデトックスのためのルールを決めておくことをおすすめします。

デジタルデトックスに取り組むにあたり、LINEの返信が遅れることが心配な方もいらっしゃるでしょう。その場合は、周りの人にもデジタルデトックスしていることを伝えておけば、スムーズにスマートフォンと距離を置けます。

 

◎寝るときは寝室以外の部屋で充電する

寝室にスマートフォンを持ち込むと、寝る直前まで見てしまう原因になります。寝る前にスマホを見ると睡眠の質の低下につながるため、寝るときは寝室以外の部屋で充電しましょう。スマートフォンを枕元に置かないようにすれば、SNSなどを気にせずにぐっすり眠りにつけます。

 

◎スマホ依存対策アプリを使う

デジタルデトックスしたくても、無意識のうちにスマートフォンを触ってしまう人は、スマホ依存対策アプリを使うのもおすすめです。時間を設定してスマートフォンをロックできるアプリもあります。ロック中でも電話だけは利用できるアプリなら、仕事に支障をきたすこともないでしょう。使用時間をなかなか減らせない人は、強制力があるスマホ依存対策アプリの力を借りて、少しずつスマートフォンから距離を置くようにしてはいかがでしょうか。


■デジタルデトックスの効果やメリット

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デジタルデトックスするとどのような効果やメリットがあるのでしょうか。デジタル機器を遠ざけることで得られるメリットをご紹介します。

 

☆脳の疲労が回復する

スマートフォンなどのデジタル機器は、手軽にさまざまな情報を得られて便利な一方で、脳が情報を処理しきれずに疲れてしまうことがあります。デジタルデトックスしてスマートフォンから一時的に遠ざかれば、情報を遮断できて脳をリフレッシュできます。

 

☆集中力が上がり仕事や勉強の効率がアップする

スマートフォンが手元にあるとついSNSをチェックしたくなったり、通知に気を取られてしまったりしませんか?スマートフォンは便利ですが、仕事や勉強への集中を妨げてしまうことがあります。デジタルデトックスすれば、目の前のことに集中できるため、仕事や勉強の効率がアップするでしょう。

 

☆睡眠の質が向上する

寝ても疲れが取れず、睡眠の質が低下している方は、寝る前のスマートフォンが原因かもしれません。スマートフォンやタブレット、パソコンなどのデジタル機器はブルーライトを発するため、寝る前に見ると、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の分泌が抑えられ、スムーズな入眠を阻害することがあります。また、寝る前にスマートフォンで見たニュースによってネガティブな気持ちになったり、メールやLINEの内容が気になって、眠れなくなったりすることもあるものです。寝る前にスマートフォンを見る習慣を止めることで、リラックスした状態で眠りにつけます。

 

☆ストレスを軽減できる

楽しいはずのSNSがストレスの原因になってしまうケースもあります。「自分の投稿への反応が気になって常にスマートフォンを手放せない」「インスタ映えばかりを気にしてしまう」と、SNS依存に陥っている方は、しばらくSNSから遠ざかることでストレスを軽減できる可能性があります。SNSが生活の中心になっていると、デジタルデトックスに不安を感じるかもしれません。しかし、SNSを見て気分が落ち込むことがある場合は、期間を決めてSNSを止めてみるのがおすすめです。

 

☆自由に使える時間が増える

スマートフォンは暇つぶしに便利なので、空き時間があればスマートフォンでSNSをチェックしたり、ゲームをしたりしている方も多いのではないでしょうか。デジタルデトックスすれば、これまでスマートフォンを見ていた時間をほかのことに使えるため、自由に使える時間が増えます。新しい趣味や資格取得の勉強を始めたり、友人や家族と過ごす時間を増やしたりできるでしょう。

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■まとめ:定期的にデジタルデトックスに取り組もう!

スマートフォンが普及して生活が便利になりましたが、スマホ依存が問題になっています。食事中や入浴中もスマートフォンが手放せなくなっている人もいます。リモートワークの定着によって仕事とプライベートの区別をつけにくくなり、長時間デジタル機器と向き合うことになっている人も多いようです。デジタル機器を使い過ぎることにより、心身の不調に悩まされている人は少なくありません。

心と体を健康に保つためにも、デジタルデトックスが必要です。定期的にデジタル機器と距離を置き、デジタルデトックスに取り組みましょう。