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2021/06/20
暮らし

収納は「見える化」で効率的に~ラベリングで子どもも収納上手に

収納には大きく分けて2つのポイントがあります。一つは、しまう時。そしてもう一つは、取り出す時です。しまう時に、たくさん詰め込むことだけに気を取られてしまうと、取り出すのが大変だったり、どこに何をしまったか忘れてしまったりします。そこで考えておきたいのが、収納の「見える化」です。今回は、収納した後も困らない収納時のノウハウについてご紹介します。

収納は「見える化」で効率的に~ラベリングで子どもも収納上手に

収納物に住所をつけて表札ラベル

段ボールや透明ボックスにいろんな物を入れて、押し入れや棚にしまう場合、入れた物をラベルに書いて貼っておくと、いざ探す時にわかりやすくなります。この時、単に中身だけ記入するのではなく、住所をつけることがポイントです。例えば、「1番地1の1」とし、周辺のボックスを1の2、1の3‥と記していきます。これは、いわば収納場所を示す表札です。こうして住所を付けるラベリングをすることで、収納物が決まった場所に位置することになります。その住所をノートなどに記入して家族で共有すれば、何がどこにあるかをみんなが把握できるようになります。より重要なことは、使った人が必ず同じ住所に戻すということです。そうすることで、紛失したり、どこかに紛れてしまったり、散らかることはなくなるはずです。

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散らかる原因は定位置がないから

物が散らかるのは、物の定位置を決めていないからです。定位置があっても、特定のひとしか知らないために、別の場所にしまったり、直ぐに片付けてしまうことができずに、結局、置き去りとなって散らかりの原因となってしまうのです。物にも住所があることを意識するだけで、大切に扱うようになります。特に子どもにとっては、物が放置されているのを見て、お家に帰してあげるという気持ちが働き、物を大切にする心を育むことにもつながると思います。

楽しくわかりやすいラベリング

こうした収納の表札ですが、単なるラベリングでは、最初は良くても次第に以前と同じように探し物をすることになる可能性があります。その原因は、わかりにくい表記になっていることが考えられます。家族みんながわかりやすいラベリングでなければ、活用できないままとなってしまいます。

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写真を貼ってよりわかりやすく

文字だけではなく、写真を印刷してラベリングするのも良い方法です。最近はスマートフォンで撮った写真を、その場で印刷できるラベルもありますので、ぜひ利用してみましょう。自宅にプリンターがあれば、写真を撮って、ラベルを選んで、文字を入れて、印刷といった操作がスマホだけでできるアプリもあり、とても便利。100円ショップなどで売っている写真ラベルでも、十分利用できると思います。

家族で色分けすると一目瞭然

ラベルはできれば色やデザインに統一性をもたせたり、ジャンル毎に分けたり、ママはレッド、パパはブルー、子どもは動物やキャラクターなどと、色やデザインを見ただけで、誰の何がどこにあるのかがわかるようにすると、より使いやすくなります。クラフトテープや文字シールを利用して家族で楽しく作ることもできます。

例えば、子どものおもちゃや掃除用品、家電類など、リビングに持ち込まれやすい物の収納には、便利なフタ付き収納ボックスがあります。この場合、ラベルには中身のイメージに合わせた絵文字を使うと、誰が見てもひと目で中身が分かるようになります。

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まとめ

子どもがあまり片付けてくれない場合などは、収納ボックスのラベルを子どもが興味をもってくれそうなものに変えてみると、片付けがシンプルになり、進んで片付けてくれるようになるかもしれません。大切なのは、物にも帰る場所があることを理解し、片付けが楽しくなる習慣をつけてもらうことだと思います。収納の見える化のために、家族一緒にラベルづくりから始めることで、収納や片付けが楽しくなり、いつの間にかお部屋もきれいになっていると思います。