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2023/09/04
住まい
#住宅購入 #家購入

家を買うならいつがいい?
家を買うタイミングを
詳しく解説!

家を購入するというのは、人生の中でも大きな買い物の一つです。身近な日用品のように「安いから、とりあえず買っておく」「使いづらいなら買いなおせばいい」と、気軽に買い替えができるものではありません。家を購入する際には、しっかりと検討することが必要です。

家を購入するタイミングは、年齢や年収、家族構成のほか、ライフイベントや自己資金、社会情勢など、さまざまな要素が関わってくるため、人それぞれだといえます。家を購入するならこうした要素を踏まえて、タイミングを見極めることが重要です。

家を買うならいつがいい?<br />
家を買うタイミングを<br />
詳しく解説!

■データで見る、家を買うタイミング

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まずは、年齢や年収、自己資金について、国土交通省の「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」から家を購入するタイミングを見ていきます。

 

<年齢>

国土交通省が行った調査によると、世帯主の年齢は、注文住宅、分譲戸建住宅、分譲集合住宅では 30 歳代が最も多くなっています。

家を初めて購入する世帯である「一次取得者」、2回目以上の購入となる世帯である「二次取得者」別に見ると、一次取得者は「30 歳代」が最多です。二次取得者は、注文住宅、分譲集合住宅、既存(中古)戸建住宅、既存(中古)集合住宅において、「60 歳以上」が最も多くなっています。

このことから、家を購入する年齢は、子育て世代である30歳代が最も多く、定年退職を迎え、セカンドライフがスタートする60歳代は、住み替えなどで家を購入する人が多いことがわかります。

 

<世帯年収>

世帯年収(税込)は、分譲集合住宅が最も高く、平均で 960万円です。次いで注文住宅(三大都市圏)が平均 896 万円となっています。また、世帯年収を一次取得・二次取得別に見ると、一次取得者の平均世帯年収は、分譲集合住宅が平均 923万円です。次いで、注文住宅(三大都市圏)が平均 748万円。二次取得者は、注文住宅(三大都市圏)が平均 1270万円、分譲集合住宅が平均1085万円となっています。

 

<購入資金>

購入資金は、土地を購入した注文住宅新築世帯で平均 5,436 万円、建て替え世帯で平均 4,487 万円となっています。

分譲戸建住宅と分譲集合住宅の取得世帯でそれぞれ 4,214万円、5,279 万円既存(中古)、戸建住宅と既存(中古)集合住宅の取得世帯でそれぞれ 3,340 万円、2,941 万円となっています。また、自己資金比率を見ると、土地を購入した注文住宅新築世帯で 30.6%、建て替え世帯で 46.7%。分譲戸建住宅と分譲集合住宅の取得世帯でそれぞれ 27.5%、42.8%となっています。このことから、土地付きの注文住宅を新築する場合、購入資金は、5,500万円程度で、そのうちの3割程度を自己資金として持っている人が多いことがわかります。

【参考】令和4年度 住宅市場動向調査報告書/国土交通省


■家を購入するタイミングはいつが良い?

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家を購入するためには、年齢、年収、自己資金だけでなく、家族構成やライフイベント、社会情勢などが深く関わってきます。

家を購入するタイミングは、人それぞれに異なりますが、ライフイベントや不動産市場動向の変化をきっかけに、家を購入する人は少なくありません。

ここでは、ライフイベントや不動産市場動向などのタイミングについて紹介します。

 

①ライフイベントのタイミング

結婚や出産など、人生の節目となるのが「ライフイベント」です。ライフイベントがあると、暮らしのあり方が変わるので、家を購入するよいきっかけになります。

 

☆婚約・結婚

人生の大きな節目の一つである「結婚」をきっかけとして、新生活をスタートするタイミングで、家の購入を検討する人も少なくありません。

結婚することで、二人で住宅ローンを組むこともできます。賃貸住宅の家賃を毎月払うなら、その分を住宅ローンとして支払うことで、マイホームが手に入ると考える人も多いでしょう。

 

☆出産

子どもが生まれると、子どもをのびのびと目の届く範囲で遊ばせてあげたいと思うものの、泣き声や足音などの物音で、周りに迷惑をかけてしまうのではないか……と、気になってしまいます。そのため、子どもができたタイミングで家の購入を決めた、という人が多くなります。また、子どもが生まれると、買い物などの外出の際には、赤ちゃんを抱っこしながら、大きな荷物を運ばなければならないため、駐車スペースからスムーズに移動できることが求められます。このことからも、戸建住宅のニーズが高くなります。

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☆子どもの入園・入学

子どもが保育園への入園や小学校などへの就学のタイミングで家の購入を検討する人は少なくありません。

子どものために、通園や通学に安全な周辺環境、教育レベルの高い学教地区で暮らしたいと考える人も多いでしょう。引っ越しによって、子どもを転校させることを避けるため、入園や入学前のタイミングを選ぶことが多くなります。

 

☆昇進・昇給

昇進や昇給によって、年収がアップしたことをきっかけに家を購入する人も多いものです。昇進することで、住宅ローンの審査が通りやすくなったり、年収がアップすることで、住宅ローンの借入限度額が高くなったりするため、家を買うよいきっかけとなります。

 

☆子どもの独立

子どもが成長し、家から独立したことで、夫婦二人だけの生活が再び始まります。時間的、経済的に余裕が生まれ、暮らしが大きく変わるのが、このタイミングです。

趣味や習い事を始めたり、家でサロンを開いたり……と、毎日の楽しみが広がると同時に、子ども部屋を使わなくなることから、家を見直すタイミングともなります。

 

☆定年退職

定年退職後は、家で過ごす時間が長くなります。それと同時に、将来的に車いすでの生活など、介護についても考え始めるタイミングといえます。このタイミングで、バリアフリー住宅への住み替えを検討し始める人もいます。

 

☆高齢の親との同居

親が高齢となり、同居をきっかけに、二世帯住宅を検討する人も少なくありません。親世帯と子世帯が程よい距離感で、心地よく暮らすため、これまで住んでいた家ではなく、新たに二世帯住宅を建てるのも一つの方法です。

②自己資金が準備できたタイミング

国土交通省の「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」によると、住宅購入の際の自己資金は、注文住宅で平均1,665万円、分譲戸建住宅で平均1,160万円。自己資金率は、注文住宅で30.6%、分譲戸建住宅27.5%となっています。

多くの人は、費用全体のおよそ約3割の自己資金を用意し、資金が準備できたタイミングで家を購入する人も少なくないことがわかります。「頭金なし」でも、住宅ローンを活用することができますが、借入額に制限があったり、借入期間が長くなったりするなど、デメリットもあります。

 

③不動産市場のタイミング

不動産市場は、景気の動向により変動します。この動向の変化が、家の購入を検討するきっかけとなることもあります。金利動向や各種控除制度などもチェックしておくのが大切です。

 

◎消費税の増税

消費税の増税のタイミングが家の購入のきっかけとなる人も少なくありません。国土交通省の「建築着工統計調査」を見ると、消費税増税の1年半前から着工件数が増加し、経過処置の期限である半年後に減少する傾向があります。

これは、「どうせ買うなら、消費税が上がる前に、家を購入したい」と考える人が多いためだと考えられます。しかし、消費税の増税後には、国の支援策などが実施されることもあります。前回、消費税が8%から10%に引き上げられた令和元年10月以降、住宅ローン減税やすまい給付金、住宅取得等のための資金に係る贈与税非課税措置などが実施されています。こうした制度は、しっかりとチェックし、検討していくことも重要です。

【参考】消費税率引上げに伴う住宅取得に係る対応について - 国土交通省 (mlit.go.jp)

 

◎住宅ローンの金利上昇

長期金利の上昇に伴い、大手銀行では住宅ローンの固定金利を引き上げるところが増えています。この傾向は、今後続いていくものと推測されていますが、こうした住宅ローンの金利上昇のニュースなどから、「そろそろ家を建てたいと考えていたが、生活水準を変えず建てられる時期で決めたい」と考える人も少なくありません。

住宅ローンについては、知識のある専門家などに相談し、アドバイスを受けることで選択の幅が広がります。


■家を購入するタイミングを見極める

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家を購入する際には、ライフイベントのタイミングだけでなく、不動産市場の変動のタイミングを見極める必要があります。

 

◎購入時だけでなく売却時のことも考える

家を買う際には、購入時の年齢や年収などから「手に入れることができる家」を考えるのではなく、売却時のことを考えることも必要となります。

家は大きな買い物ですが、ライフスタイルの変化によって、今住んでいる家を売却し、新たに家を建てるケースも出てきます。例えば、結婚時に新居を購入したものの、子どもの人数が想定していたより多くなった、あるいは、学校のことを考えて、引っ越しを検討することになったなど、新しい家が必要となることもあります。

また、30歳代で家を手に入れ、30年間で住宅ローンを完済したころには子どもたちが独立、夫婦二人で暮らすだけのスペースがある家にしたい、と考える人も少なくありません。こうした住み替えなどの際には、これまでの家を売却し、新たな家の購入資金とするのが賢い選択です。売却時のことも考え、家の資産価値についても、しっかりと検討することが大切です。

 

◎資産価値の高い家の購入は専門家のアドバイスが重要

家を購入する際は、売却時のことも考え、不動産の資産価値についてアドバイスを受けられる専門家に相談することが大切です。また、住宅ローンの金利上昇に伴い、こうした金利動向や各種控除制度についての相談にものってもらえます。


■家の購入を検討するなら、住宅展示場へ行ってみよう!

家の購入を検討しているなら、実際の住空間や家づくりを体感できる住宅展示場へ足を運ぶと良いでしょう。見学の際には、事前に予約しておくことで、担当者から詳しい話を聞くことができ、家づくりをはじめ、資産価値や住宅ローンなどについても相談にのってもらえます。

埼玉県で家の購入を検討しているのなら、ぜひ埼玉総合住宅展示場を訪れてみましょう。家に関する情報収集はもちろん、ご家族と一緒にふらっと立ち寄ってみるのも良いですね!

埼玉県総合展示場ナビはこちら埼玉総合住宅展示場ナビ

埼玉にある6つの展示場の見学予約はこちら展示場選択


■まとめ

家を購入することは、人生において大きな買い物です。購入するタイミングは、年齢や年収、自己資金のほか、ライフイベントや社会情勢なども大きく関わってくるため、人それぞれで、これといった決まりはありません。

こうしたタイミングの見極めや、住宅ローンの金利引き上げなどの資金面、購入する不動産の資産価値などについては、自分ではなかなかわからないものです。家を購入する際には、こうした知識を持った専門家に相談すると良いでしょう。