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2023/09/18
暮らし
#親子遊び #子ども遊び

親子遊びを
室内・屋外に分けて紹介!
親子遊びのポイントもあわせて解説

親子の触れ合いは、心身の発達に良い影響を与えるため、親子遊びは大切です。近年は共働きの家庭も多いため、親子で遊ぶ時間をなかなかとれない家庭もあるでしょうが、少しでも一緒に遊ぶ時間を作るようにしてはいかがでしょうか。

本記事では、親子遊びのポイントや、室内・屋外での親子遊びを紹介いたします。

親子遊びを<br />
室内・屋外に分けて紹介!<br />
親子遊びのポイントもあわせて解説

■親子遊びが重要な理由

まずは、親子遊びが大切な理由をお伝えします。

 

◎子どもの「親に認めてほしい」欲求を満たせる

子どもは親に認めてほしいという欲求を持っています。親子遊びによって、子どもは見守られていることを実感できるため、大きな満足感を得られます。この経験を繰り返すことが自分を肯定することにつながり、自信にもつながっていきます。

 

◎コミュニケーションを学べる

子どもにとってもっとも身近な存在は親です。親子でたっぷり遊ぶことで、子どもはコミュニケーションのとり方や遊ぶときのルールを学べます。やがてお友達と遊ぶようになったときに、親子遊びで身につけたことが役に立ちます。

 

◎他者への信頼感を育む

子どもは、「抱っこしてもらいたい」「肌と肌を触れ合わせたい」と思ったときに、親が応えてくれると安心感や幸福感を得られます。この体験は、他者に心を開き、信頼感を育むことにつながります。親子遊びは触れ合いを大切にしましょう。


■室内でできる親子遊び

室内での親子遊びは、天候や時間に左右されません。雨の日や熱中症が心配な夏などは、室内でできる親子遊びを楽しみましょう。

 

<新聞遊び>

新聞紙を使ってさまざまな遊びを楽しみましょう。1歳くらいなら、新聞を指先の力でビリビリ破るだけで楽しめます。その際、誤飲に注意して遊びましょう。もう少し成長すると、新聞紙を丸めてボールを作って遊べるようになります。バケツやカゴなどを用意すれば、玉入れ遊びができます。

 

<トンネルあそび>

大人の手や足でトンネルを作り、子どもがくぐる遊びです。足を広げて立ったり、壁に手をついて隙間を作ったりしてトンネルを作り、くぐらせて遊びます。ハイハイできるようになったら遊べるので、0歳から楽しめます

 

<ジェスチャーゲーム>

言葉で伝えずに体を動かして何か伝える「ジェスチャーゲーム」は、想像力や表現力を育めます。体を大きく使って伝えると、おもしろいジェスチャーに笑いがこぼれるでしょう。

 

<ぎったんばっこん>

「ぎったんばっこん」は、親子のスキンシップを楽しみながら軽い運動ができます。布団の上で、お互いに両足を広げて向かい合って座ります。手をしっかり握り、「ぎったんばっこん」と言いながら、ゆっくりとお互い前後に引っ張り合いましょう。最初はゆっくり動き、徐々に深く倒れるようにしていきます。

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<手遊び歌>

「手遊び歌」は歌いながら手や体を動かすので、脳が活性化されたり、手先が器用になったりするメリットがあるといわれています。有名な手遊び歌には、「大きなくりの木の下で」「むすんでひらいて」「とんとんとんとんひげじいさん」「キャベツの中から」などがあります。さまざまな手遊び歌があるので、親子で楽しみましょう。

「グーチョキパーでなにつくろう」は、グー・チョキ・パーのいずれかを両手で作って組み合わせ、身の回りのものを表現する手遊び歌です。例えば、右手と左手の組み合わせによって、次のような身近なものを表現できます。決まりはないので自由に発想すれば、より楽しく遊べるでしょう。

【グーとグー】

●ゴリラ ●アンパンマン ●おだんご

【チョキとチョキ】

●カニさん ●ねこさん

【パーとパー】

●ちょうちょ ●ウサギさん

【グーとパー】

●ヘリコプター ●目玉焼き

 

<お手玉>

昔ながらの「お手玉は」、はぎれと小豆で作れます。お手玉の遊び方でもっとも一般的なのは、「ゆり玉」です。お手玉2個を使った「ゆり玉」のやり方を紹介いたします。

1.  両方の手にお手玉を1個持ちます。

2.  右手のお手玉を上に投げます。

3.  左手のお手玉を右手に移動させます。

4.  投げたお手玉を左手でキャッチします。

5.  1〜4を繰り返します。

高く投げすぎずに10〜20cmの高さに上げましょう。

お手玉はさまざまな遊び方ができるので、年齢に関係なく遊べます。「ゆり玉」が難しければ、1個のお手玉を上に投げてキャッチしたり、お手玉を1個ずつ手に持って親子で向き合い、同時に投げてキャッチしたりする遊びもおすすめです。投げるのが難しい年齢なら、お手玉を頭や肩に乗せて落ちる動きを楽しみましょう。

 

<切り絵>

手先を使う「切り絵」は、想像力を育み、集中力が身につきます。折り紙を繰り返し三角に折り、3回ほど折ったら角をはさみで切ります。開くと模様ができているので、子どもはもっとさまざまな切り絵に挑戦したくなるでしょう。図案を書き込んで切り取る切り絵は、さらにさまざまな模様が作れます。

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<絵描き歌>

「絵描き歌」は、歌と絵の2つのことを同時に行うため、3〜4歳頃から楽しめるようになるでしょう。例えば、有名な絵描き歌の「かわいいコックさん」は、「棒が一本あったとさ、葉っぱかな、葉っぱじゃないよ かえるだよ、かえるじゃないよ あひるだよ…」というように、一体何の絵が完成するのかワクワクするような面白い歌詞です。描きあがると達成感があるでしょう。絵描き歌を覚えていろいろな絵が描けるようになると、子どもの自信につながります。YouTubeには子どもに人気のキャラクターなど、さまざまな絵描き歌の動画がアップされているので参考にしてみてはいかがでしょうか。


■屋外でできる親子遊び

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子どもが歩き始めたら、公園など屋外で外遊びをさせましょう。外遊びで体を動かすと、基礎的な体力や持久力が向上するといわれています。外遊びの道具にはさまざまなものがありますが、まずは道具を使わずに親子で遊んではいかがでしょうか。屋外でできる親子遊びを紹介いたします。

 

<植物観察>

子どもと散歩するときは、道端や公園の植物に目を向けてみましょう。季節の野草を観察し、図鑑で名前や特徴を一緒に調べてはいかがでしょうか。子どもの探究心を育み、自然に関心を持つきっかけになるかもしれません。

 

<けんけんぱ>

昔ながらの遊び「けんけんぱ」は、地面に1個または2個の丸を一列に書き、「けん・けん・ぱ」と言いながらリズミカルにジャンプする遊びです。丸が1つのときは片足で「けんけん」、2つのときは「ぱ」と両足で着地します。片足で飛び跳ねるので、バランス感覚やリズム感が養われます。片足で飛ぶのが難しい場合は、両足で飛ぶのもありにしましょう。

 

<影ふみ>

晴れた日は、屋外で「影ふみ」をして遊んではいかがでしょうか。影を踏まれたら負けなので、踏まれないように移動しなければいけません。相手の影を踏むというわかりやすいルールなので、2歳くらいから親子で楽しく遊べるでしょう。

 

<しっぽ取りゲーム>

「しっぽ取りゲーム」は集団で遊べるゲームですが、親子でも楽しめます。ズボンのお尻の部分にリボンをつけるか、しっぽに見立てたタオルをズボンの中に入れます。追いかけっこをして、相手のしっぽを先に取った方が勝ちです。

 

<だるまさんが転んだ>

「だるまさんが転んだ」は、鬼ごっこの一種なので、兄弟姉妹がいると楽しく遊べるでしょう。鬼が「だるまさんが転んだ」と言って、子の方を振り向きます。子は鬼が振り向くまでの間に鬼の方へ近づき、鬼が振り向いたら静止しなくてはいけません。動くと鬼に捕まります。親子2人で遊ぶときは、「だるまさんが転んだ」と言い終わると、動きを止めるところだけ取り入れてみましょう。目をつぶった大人の近くを子どもは自由に動き周り、「だるまさんが転んだ」の声と同時に子どもが動きを止めるルールです。静止したままの体勢をキープするのは難しいので、楽しく遊べるでしょう。

 

<じゃんけんグリコ>

じゃんけんをしてグーで勝てば「グリコ」、チョキで勝てば「チヨコレート」、パーで勝てば「パイナツプル」と言いながら、文字の数だけ前に進みます(地域によって違う言葉の場合もあります)。階段や決めたゴール地点に先に到着した方が勝ちです。昔ながらの遊びですが、シンプルなので小さな子どもも楽しめるでしょう。

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<ボール遊び>

「ボール遊び」は、年齢に合わせた遊びを取り入れましょう。4歳くらいになると、ボールを投げたりつかんだりできるようになってきます。まずは少し距離をとって向かい合い、バウンドしたボールをキャッチして遊びましょう。キャッチできるようになれば、徐々にノーバウンドのボールをキャッチできるように練習してはいかがでしょうか。


■まとめ

幼児期に親子が触れ合いながら遊ぶことは、子どもの情緒を育み、信頼関係を築きます。遊びながらコミュニケーションのとり方を学べるので、お友達との関わり方を身につけていけるでしょう。

本記事では、室内と屋外での親子遊びを紹介しました。道具を使わなくてもできる遊びもたくさんあります。子どもの年齢に合わせた親子遊びで楽しい時間を過ごしながら、子どもの心身の成長を促しましょう。