子どもが歩き始めたら、公園など屋外で外遊びをさせましょう。外遊びで体を動かすと、基礎的な体力や持久力が向上するといわれています。外遊びの道具にはさまざまなものがありますが、まずは道具を使わずに親子で遊んではいかがでしょうか。屋外でできる親子遊びを紹介いたします。
<植物観察>
子どもと散歩するときは、道端や公園の植物に目を向けてみましょう。季節の野草を観察し、図鑑で名前や特徴を一緒に調べてはいかがでしょうか。子どもの探究心を育み、自然に関心を持つきっかけになるかもしれません。
<けんけんぱ>
昔ながらの遊び「けんけんぱ」は、地面に1個または2個の丸を一列に書き、「けん・けん・ぱ」と言いながらリズミカルにジャンプする遊びです。丸が1つのときは片足で「けんけん」、2つのときは「ぱ」と両足で着地します。片足で飛び跳ねるので、バランス感覚やリズム感が養われます。片足で飛ぶのが難しい場合は、両足で飛ぶのもありにしましょう。
<影ふみ>
晴れた日は、屋外で「影ふみ」をして遊んではいかがでしょうか。影を踏まれたら負けなので、踏まれないように移動しなければいけません。相手の影を踏むというわかりやすいルールなので、2歳くらいから親子で楽しく遊べるでしょう。
<しっぽ取りゲーム>
「しっぽ取りゲーム」は集団で遊べるゲームですが、親子でも楽しめます。ズボンのお尻の部分にリボンをつけるか、しっぽに見立てたタオルをズボンの中に入れます。追いかけっこをして、相手のしっぽを先に取った方が勝ちです。
<だるまさんが転んだ>
「だるまさんが転んだ」は、鬼ごっこの一種なので、兄弟姉妹がいると楽しく遊べるでしょう。鬼が「だるまさんが転んだ」と言って、子の方を振り向きます。子は鬼が振り向くまでの間に鬼の方へ近づき、鬼が振り向いたら静止しなくてはいけません。動くと鬼に捕まります。親子2人で遊ぶときは、「だるまさんが転んだ」と言い終わると、動きを止めるところだけ取り入れてみましょう。目をつぶった大人の近くを子どもは自由に動き周り、「だるまさんが転んだ」の声と同時に子どもが動きを止めるルールです。静止したままの体勢をキープするのは難しいので、楽しく遊べるでしょう。
<じゃんけんグリコ>
じゃんけんをしてグーで勝てば「グリコ」、チョキで勝てば「チヨコレート」、パーで勝てば「パイナツプル」と言いながら、文字の数だけ前に進みます(地域によって違う言葉の場合もあります)。階段や決めたゴール地点に先に到着した方が勝ちです。昔ながらの遊びですが、シンプルなので小さな子どもも楽しめるでしょう。