埼玉県は関東地方の北部に位置し、首都圏の中でも特に交通の利便性が高く、毎日の通勤や通学にとても便利です。ファミリーにとっての生活環境の良さから、住みやすい県として多くの人に支持されています。
今回は、そんな人気の埼玉の中でも特に住みやすい街を紹介し、それぞれのエリアの特徴や子育て支援制度などについても詳しくお伝えします。
埼玉県は南北に長い形をしており、土地の特性から多様な地域があります。
越谷市、久喜市などがある東部エリアは、東武スカイツリーラインとつくばエクスプレスが通っており、通勤や通学に便利です。また、「越谷レイクタウン」や「ららぽーと新三郷」などの大型商業施設があり、ショッピングなども楽しめます。
中央エリアには、川口市、戸田市、県庁所在地のさいたま市などがあり、都市機能が発展しています。商業施設や文化施設も充実しており、都市生活を楽しみたい方にはおすすめのエリアです。
川越市、所沢市などがある西部エリアは自然環境がとても豊かで、特に飯能市や東松山市はハイキングやアウトドアに適しています。このエリアは、多摩湖や入間川など自然景観を楽しめるスポットも多いのが特徴です。
他には、熊谷市や本庄市のある北部エリア、長瀞町や秩父市のある秩父エリアがあります。
埼玉県にはこのように多様な魅力を持った地域が多く、都会的な生活から自然に囲まれた生活まで、さまざまなライフスタイルを選ぶことができます。
まずは、中央エリアにある川口市をご紹介します。
川口市は埼玉県の南端に位置し、都心へのアクセスが抜群に良いエリアです。川口駅を中心に商業施設や高層マンションが立ち並び、ショッピングや散策、子どもたちの遊び場にも困りません。また、歴史的背景を持つエリアも多く、地域によっては古き良き日本の風情を感じられます。
川口市の子育て支援制度には、以下のようなものがあります。
妊婦訪問／ウェルカムBaby教室／赤ちゃんにっこり応援事業／こんにちは赤ちゃん訪問／産後ケア事業／子どものトワイライトステイ／親子ふれあい体験保育／地域子育て支援センター／おやこの遊びひろば
「赤ちゃんにっこり応援事業」は、1歳未満の乳児1人につき1万円が支給される制度です。さらに、申請者と新生児のマイナンバーカードを両方取得していると、対象児童1人あたり「1万円相当のマイナポイント」がもらえます。
次に、さいたま市のご紹介です。
さいたま市は埼玉県の中心に位置し、さいたまスーパーアリーナをはじめとする大型施設が集まっています。浦和レッズのホームスタジアムもあり、スポーツ文化が根付いているのが特徴です。交通インフラも発展しており、埼玉県の中でもとても住みやすいエリアとして知られています。
2022年の住民基本台帳人口移動報告によると、転入者数から転出者数を差し引いた「転入超過数」で、さいたま市は全国第1位となっています。特に0～14歳の転入超過数では8年連続で全国第1位となっており、子育て世代に人気の住みたい市であるといえます。
参考：住民基本台帳人口移動報告
さいたま市の子育て支援制度には、以下のようなものがあります。
子育てヘルパー派遣事業／子育て支援医療費助成制度／さいたまファミリー・サポート・センター／産後ケア事業／なんでも子ども相談窓口／子どもショートステイ事業／パパ・ママ応援ショップ優待カード／ブックスタート／さいたま市子育て緊急サポート／子育て不安電話相談／子育て応援ダイヤル／赤ちゃんの駅
さいたま市では、子どもとゆっくりふれあいながら、絵本を楽しんでもらうことを目的とした「ブックスタート事業」を実施しています。市内に住所を有する満1歳に達する日までの乳児1人につき、1冊の本がプレゼントされ、絵本の読み聞かせ方や選び方のアドバイスをもらえます。
次は、戸田市のご紹介です。
戸田市は荒川を境に東京と接しており、都心へのアクセスの良さと、自然に囲まれた環境を両立させた生活ができます。スーパーなども多いため生活用品が手に入りやすく、住みやすい環境が整っています。市内には公園もたくさんあり、無料で参加できるイベントも開催されるなど、家族みんなで生活を楽しめる市です。
戸田市の子育て支援制度には、以下のようなものがあります。
戸田市出産・子育て応援給付金／こんにちは赤ちゃん訪問／放課後子ども教室／親子ふれあい広場／戸田公園駅前子育て広場／ショートステイ／トワイライトステイ
戸田市では、妊娠1回につき5万円を妊婦に支給する出産応援給付金や、出生児1人につき5万円を支給する子育て応援給付金があります。また、戸田公園駅前子育て広場では、市内在住の1歳から小学校就学前までの子どもを預かってくれる一時預かりの制度があり、買い物などのリフレッシュや就職活動などにも利用可能です。
次に、越谷市のご紹介です。
越谷市は埼玉県南東部に位置し、南北に東武スカイツリーライン、東西にJR武蔵野線が通っています。都内の主要駅まで乗り換えなしで行けるアクセスの良さが特徴です。レイクタウンをはじめとするショッピングモールがあり、買い物や食事、レジャーを楽しめるのが魅力です。また、プールや大型公園もあり、家族連れから愛されています。
越谷市の子育て支援制度には、以下のようなものがあります。
こしがや子育てネット／こしがや子育てクワイエ／パパ・ママ応援ショップ優待制度／越谷市子育て世代包括支援センター／パパ・ママカフェ／子育てサロン／赤ちゃんの駅／産後ケア事業／こしがや「プラス保育」幼稚園事業
越谷市では、長時間預かりを実施する幼稚園等を『こしがや「プラス保育」幼稚園』として、就労等をしている保護者を応援しています。仕事をしながら幼稚園に通わせたい人や、預かり保育の充実した幼稚園に通わせたい人にとっては、とても助かる制度です。
次に、川越市のご紹介です。
川越市は、「小江戸」として知られ、歴史的な建造物や風情ある街並みが魅力です。観光地としてもとても人気があり、年間を通じて国内外から多くの観光客が訪れますが、地元住民の暮らしを支える便利な施設や商業エリアも充実しています。
川越市の子育て支援制度には、以下のようなものがあります。
子ども家庭総合支援拠点／助産制度／里親制度／ホームスタート 家庭訪問型子育て支援事業／川越市3キュー子育てチケット／川越市子育て支援施設 子育て講座・イベント情報／多胎児産前産後ヘルパー派遣事業／病児保育事業／「パパ・ママ応援ショップ」事業／令和5年度版子育て情報誌「こえどちゃん」／川越市ファミリー・サポート・センター事業／川越市「子育て応援サイト『ママフレ』」／子育て支援情報メール配信サービス／ひとり親家庭等学習支援事業
川越市では、子育て中に少し手を貸してほしいときや、誰かに話しを聴いてほしいときなどに、先輩ママのボランティアが自宅を訪問してサポートしてくれる「ホームスタート」事業を行っています。
次に、久喜市のご紹介です。
久喜市は埼玉県東部に位置する市で、都心からも比較的アクセスが良く、住宅地としての人気が高まっています。自然に恵まれた場所としても知られ、四季折々の風景が楽しめるほか、地域の祭りやイベントも盛んです。
久喜市の子育て支援制度には、以下のようなものがあります。
気づく・つなぐ・支えるガイドブックの発行／子ども食堂・フードパントリー／久喜市多機能型利用者支援事業／フードドライブの推進／移動式赤ちゃんの駅／ブックスタート事業／「久喜市子育てガイドブック」の発行／久喜市ファミリー・サポート・センター／子育て支援ホームヘルパー／子どものショートステイ／パパ・ママ応援ショップ事業
久喜市では、地域に生まれたすべての赤ちゃんとその保護者に、４か月児健康診査の会場で、絵本とアドバイス集のセットをプレゼントしています。また、読み聞かせの体験や、本に関する相談も可能です。
最後に、鶴ヶ島市のご紹介です。
鶴ヶ島市は、埼玉県中部に位置する市で、豊かな自然環境と歴史的背景を持つ地域です。商業施設や飲食店なども充実しています。静かで落ち着いた住環境が魅力で、ファミリー層に人気のエリアとなっています。
鶴ヶ島市の子育て支援制度には、以下のようなものがあります。
こんにちは赤ちゃん訪問／産後ケア／子育て応援フリーパス／パパ・ママ応援ショップ／ようこそ鶴ヶ島で子育て／ファミリー・サポート・センター／子育ちセットつみき／農業交流センター「つる里のんのん」
鶴ヶ島市の「つる里のんのん」では、収穫体験や野菜の栽培講習などに親子で参加できます。芝生の上で遊んだりお弁当を食べたりと、ピクニックスポットとしても楽しめます。
埼玉県は、都会と自然、歴史と現代が調和した多様性に富んだ地域です。多くの魅力を持つ埼玉県で新たな生活を始めることは、きっと多くの喜びとともに、新しい発見があることでしょう。
本記事を参考に、ぜひ埼玉で住みやすい街を見つけてください。