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2023/10/29
暮らし

【防災グッズリスト】
災害時に必要なものと注意点を解説

阪神淡路大震災や東日本大震災、西日本豪雨などの自然災害をきっかけに、防災への意識が高まったという方も多いのではないでしょうか。ただ、意識はしているものの、防災グッズを用意していないというお宅は意外と多いのが現状です。必要だとは分かっていても、実際にどのような防災グッズをどれくらい持てばよいのかよく分からないことから、備えていないという方も少なくありません。

そこで今回は、災害に備えて防災グッズを用意したいと考えている方に、自然災害のリスクと防災グッズの重要性を解説し、あると便利な防災グッズを紹介します。防災グッズを持つうえでの注意点も解説します。

【防災グッズリスト】<br />
災害時に必要なものと注意点を解説

■自然災害のリスクと重要性

まずは、自然災害のリスクと防災グッズを持つことの重要性を解説します。

 

◎自然災害のリスク

自然災害は、台風や大雨、地震や津波、火山の噴火、大雪や洪水などさまざまあります。日本は、世界に比べると自然災害が発生しやすい国土です。その中でも地震の発生割合が多いのが特徴です。

東日本大震災の記憶がまだ新しいですが、日本は四方を海に囲まれており、地震の際の津波による大きな被害も発生しやすい国です。日本には四季があることで台風、大雨、大雪といった季節の気象現象から、大きな被害がもたらされることもあります。さらに地震や火山噴火に日本の気象条件が加わることで、土石流や地すべり、がけ崩れなどといった土砂災害も発生しやすくなっています。

【参考】内閣府 防災情報のページ_災害を受けやすい日本の国土

 

◎防災グッズの重要性

日本の自然災害のリスクを解説しましたが、日本は災害リスクが高い国といえるでしょう。その中で、私たちにできることは備えです。災害の発生時、すぐに支援が到着しないケースもあります。そんな時、防災グッズは非常時にも対応することができ、私たちの命を守ってくれるものです。各々が防災グッズを持ち、災害に備えることで、必要な場所に救援活動を集中させることができるというメリットもあります。

個人で防災意識を高めていくことが大切といえるでしょう。


■あると便利な防災グッズ

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ここからは、あると便利な防災グッズを紹介します。防災グッズは、持ち出し用持ち歩き用備蓄用で用意しておくのがおすすめです。

 

<持ち出しには非常用持ち出し袋>

非常用持ち出し袋は、最近は一つひとつ揃えていなくても、一式揃った非常用持ち出し袋が売られています。どのような非常用持ち出し袋を選んでいいのか分からないという方や、一つひとつ準備するのが面倒な方は、防災セットといった最低限必要なものがチョイスされている非常用持ち出し袋がおすすめです。非常用持ち出し袋は、家族分用意しておくと安心でしょう。

下記は、追加で持つとおすすめのアイテムです。

●使い捨て下着

避難場所では、洗濯ができないことも想定して、使い捨て下着を持参するとよいでしょう。

●耳栓などの安眠用品

避難所では、多くの方たちと同じ空間で過ごすことになります。話し声や部屋の明るさが気になって眠れないという方は、耳栓やアイマスクも入れておくと場所が変わっても安心です。

●常備薬やお薬手帳

病院で処方されている薬も忘れずに持参しましょう。お薬手帳も持参することで、医療機関で受診をする際に日ごろから飲んでいる薬がスムーズに伝わります。

 

<持ち歩きには防災ポーチが便利>

災害はいつどこで発生するか分かりません。外出時での災害発生では、帰宅困難や交通トラブルにより車内から出られなくなるケースもあります。そこで最近は、防災ポーチを持ち歩く動きが増えてきています。数時間から一晩過ごすための携帯用として防災ポーチを作り、持ち歩けば外出時でも安心です。防災ポーチは、かさばらずコンパクトで軽いものを選ぶことで、バッグ内でも邪魔にならずに負担なく持ち歩けます。

<災害時、家で備えておくとよいもの>

災害時には、公的な支援物資がすぐに届かないこともあります。ガス・電気・水道といったライフラインや物流がストップしてしまうことも考えられます。災害時の防災備蓄は、最低でも3日間を想定した備えが理想といわれています。

非常食だけを家族分一週間保管しておくと思うとなかなか難しいことですが、工夫をすることで一週間分を備えることが可能です。ここでは、どのようなものを備えておくと便利か、また食料備蓄の工夫について紹介します。

 

●飲料水

ライフラインが止まることで、断水も想定されます。飲料水は(調理用を含む)1人あたり1日3Lが目安です。ただ、飲料するものが、ずっと水だけというのは味気ないという方もいるでしょう。水だけに限らず、普段から飲み慣れているお茶などを少し含めて、家族一週間分の飲料水としてもいいでしょう。水に溶けるお茶やコーヒー、紅茶といった粉末を備蓄して、味を変えると飽きません。

 

●カセットコンロ・カセットボンベ

災害時、ガスや電気が止まると、調理はもちろん温かい飲み物も飲めなくなってしまいます。そのようなときに、カセットコンロがあるとガスや電気が止まっても調理ができます。同時に、カセットボンベも災害時に調理ができるくらいストックしておきましょう。

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●ラップ

ラップは、ぜひストックしておきましょう。食器の上に敷いて使えば節水になるうえ、万が一断水してしまっても安心です。くしゅくしゅと丸めてスポンジ代わりとしても使うことができます。さらに、熱を逃がしにくいラップは、防寒具としても活用できます。

 

●現金

最近はキャッシュレス生活をされる方も増えてきました。しかし、災害時に停電が続くと、電子マネーでも決済やATMなどが使えません。そこで、現金もいくらか手元に置いておくと停電時でも安心です。

 

●非常用バッテリー、LEDランタン

災害時には、リアルタイムの情報も知りたいものです。SNSも情報交換に役立ちますし、スマートフォンも私たちの暮らしに欠かせないアイテムになってきています。そこで、モバイルバッテリーはもちろん、電力を確保できるようなポータブル電源も用意しておくと便利です。ポータブル電源は、キャンプや車中泊のときにも便利に使うことができます。停電時の照明器具としてのロウソクの使用は火災につながる恐れがあるため、LEDランタンを持っていると安心して使うことができるでしょう。

 

●食料備蓄はローリングストックで工夫

食料備蓄は、一週間を想定した量を持つことが理想といわれていますが、置き場所がないと不安になる方もいるでしょう。

ローリングストックとは、定期的に備蓄品を食べ、食べた分を買い足しながら一定量を備蓄していく方法です。日ごろから食べている食材をストックしながら食べまわしていけば、非常食だけを一週間分備蓄しておく必要がありません。収納スペースが気になるお宅にもおすすめです。災害時は不安を感じるものです。いつも食べているパスタやうどん、ラーメンなどの乾麺や缶詰、調味料などは普段から食べ慣れた味なため、食べ物が急に変わってストレスになるということも防げるでしょう。特に高齢者や小さなお子さんがいるご家庭では、濃い味や食べ慣れない味よりも、いつも食べ慣れた味をいざというときに防災食にしていくと安心です。

甘いものは、エネルギーの補給や気持ちもホッとさせてくれますので、日ごろから甘いものも少し備えておくとよいでしょう。

【参考】できることから始めよう!防災対策 第3回‐内閣府防災情報のページ_1週間を想定した工夫と備え

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●家族構成によって追加で揃えておく

小さなお子さんや高齢者がいるご家庭などでは、別途必要なものもあります。ペットを飼っているご家庭であればペット用品、女性なら生理用品が必要な場合もあるため、家族構成によって追加で必要なものをストックしておくとよいでしょう。


■防災グッズを持つうえでの注意点

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防災グッズは日常使わないものも多くあります。ここでは防災グッズを持つうえでの注意点を紹介します。

 

◎各グッズの正しい使い方を事前に確認しておく

防災グッズには使い方がよく分からないものや、正しい使い方をしないことで危険を伴うこともあります。いざというときのために、各グッズの正しい使い方を事前に確認しておくことが大切です。

 

◎期限切れや消耗品の交換時期

飲料水、食料といった防災食、乾電池、医薬品などは点検が必要なアイテムもあります。いざ使おうと思ったときに、期限切れにより使用できないということにならないように交換をしておきましょう。食料やアイテムによって、期限切れによる点検時期がそれぞれ違うため、点検リストを作り、購入時に点検時期を記載して見える場所に貼っておくと分かりやすいでしょう。ほかには、スマートフォンのカレンダー機能を使い、それぞれ点検や交換時期を知らせてもらっても便利です。

 

◎防災グッズの保管場所や取り出しやすさも大事

防災袋は、日常的に使うものではないため使用頻度が低いものです。しかし、使用頻度が低いからと押し入れや納戸の奥、取り出しづらい場所に保管しておくと、いざというときにサッと取り出すことができません。

非常用持ち出し袋は、避難時に通る動線上、例えば、玄関などに置いておくのがおすすめです。

 

◎防災グッズの備えに加え、家具の配置にも注意する

地震の大きな揺れによって家具が転倒してしまう恐れもあります。せっかく非常用持ち出し袋の保管場所を持ち運びしやすい場所に置いていても、家具の転倒により避難動線が塞がれてしまっては意味がありません。そこで、家の中を見渡しながら、危険な家具の配置はないか確認しておきましょう。倒れると危険な家具には転倒防止対策もしっかり行ってください。


■まとめ

災害は予測ができないことから、追々揃えていこうと、つい防災グッズの用意を後回しにしてしまいがちです。しかし、いざというときに防災グッズを用意していることで、私たちの命をつないでくれる重要なものとなります。

防災グッズの備えができていれば、災害直後に焦ってスーパーなどに駆け込むということもなくなり安心です。まだ準備をしていないという方は、この機会にぜひ防災グッズを揃えておいてはいかがでしょうか。