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2021/04/23
住まい
#宅配ボックス

新築時にほしかったと悔やむモノ
ネット購入者の必需品「宅配ボックス」

新築時に設置しておけば良かったと後悔している設備に、宅配ボックスがあります。宅配ボックスの需要の背景にはネット通販の大きな伸びがあります。ネット通販の売上が伸びれば配送の量も比例して増加します。この配送の高まりを受け、確実に受け取ることが以前にも増して求められてきています。ここでは宅配ボックスの選び方について解説します。

新築時にほしかったと悔やむモノ<br />
ネット購入者の必需品「宅配ボックス」<br />

テレビやインターネットを利用して買い物をする人にとっての大きな悩みは、自宅で荷物を受け取る日時を考慮しなければならないことでしょう。不在時に配達され再配達してもらったという人は少なくないのでは。

 

こうした問題を解決してくれるのが宅配ボックスです。在宅や不在に関わらず、いつでも荷物を受け取れる利便性と、配達員と会わないで受け取れるという、防犯や感染症リスクの軽減に役立つことから採用する方が増えています。

置き配サービスのリスクを軽減

最近、大手ECサイトや物流会社が行っている「置き配」は、配達先が不在でも玄関先やガレージなどに荷物を置いておくというサービスです。ECサイトによっては、万一荷物が盗まれても、再送や返金の補償をしてくれるところもあります。しかし、荷物をそのまま置いておくというのは何となく違和感があります。高額な商品ほど抵抗感がある方は少なくないでしょう。それに対して宅配ボックスはより安心できる方法であると言えます。

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新築するなら工事設置タイプがおススメ

集合住宅では、玄関に宅配ロッカーが備えてあることが多いようですが、戸建住宅でも後付けで設置することができます。新築する場合、設計段階で組み込んでもらえば、使い勝手やデザインなど自分好みのものができ、さらに費用も安く済む可能性があります。後付けで宅配ボックスを設置する場合、工事を要するものと据え置くだけのものに分けることができます。

 

工事タイプは、金属製の丈夫なボックスが多く、防犯性も高いと考えられます。形やサイズによって取付ける方法が異なりますので、予算やスペースなど自宅に合ったものを選びましょう。価格はボックス本体が3~10万円で、これを業者に依頼すると工事費がプラスとなります。

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手軽に利用するなら据置きタイプ

据え置きタイプは、玄関前に置くだけの簡易なもので、手軽に利用できるのが特徴です。価格も5,000円前後とお手頃。手軽に利用できる分、耐久性や防犯性では工事タイプに比べて脆弱さは否めません。最も心配な点はボックスの持ち去りで、ワイヤーや南京錠で施錠するなど、防犯対策が施されたものを選ぶといいでしょう。

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壁面に取り付けて見た目スッキリ

宅配ボックスには据置きタイプのほかにも、塀や外壁を貫通するタイプや自立型などがあります。塀の貫通型は住宅の塀(外壁ではない)に設置するもので、道路側(塀の外側)から配達員が荷物を入れて、屋内側から取り出します。普段は敷地の中に入って来られないため盗難のリスクは非常に小さくなります。

 

住宅の外壁貫通型は、玄関の壁を貫通して、荷物を家の中から取り出すタイプです。自立型はポストと一体になっていて、門柱のように立っているタイプです。

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選ぶポイントはサイズと機能

宅配ボックスを選ぶポイントは、まず荷物のサイズにどこまで対応するかを考えます。段ボールだと120サイズ(長さ+幅+深さ=120cm以内)まで入るものであれば、大抵の荷物が受け取れることになります。外壁を貫通するタイプはサイズが大きくなると住宅の構造強度に影響しますので、事前に住宅メーカーに相談してください。

 

機能としては、最近はスマートフォンと連動して荷物の到着確認や施錠・開錠ができたり、発送管理ができたりと、便利なものも登場しています。このタイプは電源とケーブルかWi-Fiによる接続が必要となります。

 

宅配ボックスの施錠形式は従来型のダイヤル式ロックタイプや電子ロックタイプなどがあります。


まとめ

荷物が届くから家にいなければならないのが従来の受け取り方でしたが、宅配ボックスの登場で受け取りを気にせずに外出ができるようになりました。今後、戸建住宅を新築される方は、宅配ボックスの設置も是非検討してみてはいかがでしょうか。