ここでは、家の中にあるさまざまな物をどう減らしていくのかを解説します。物を整理する際の目安があるので参考にしていきましょう。
◎物を処分する基準
ここでは、物を処分する際の基準を紹介します。私たちは無意識に物を使っていないこともあります。その理由を客観的に知ることで整理も促進されるでしょう。
<3秒ルールで「使っている・使っていない」で分けよう>
家の中の物を整理する際、物を分けるという手順が必要になります。「今使っているのか・使っていないのか」で判断します。ここでの今の目安は1年と考えましょう。なぜなら、1年以上使っていない物は2年目もほぼ出番はないからです。1年以上使用せず今後も使わない物は、積極的な手放し対象とみなしましょう。このとき、ひとつの物に対する判断時間を長くとらないようにします。なるべく3秒以内に判断することで、後ろ髪が引かれることを防ぐことができます。
<期限切れの物・壊れている物も処分>
賞味期限や使用期限が切れている物は、比較的手放しやすいかもしれません。壊れている物は、直してまた使うことが決まっていない限りは今後も出番はないでしょう。
<サイズが合わなくなった衣類や靴>
明確なダイエット目標がないにも関わらず、「もしも痩せたら履こう」という、もしもで物は残さないのが整理のポイントです。お子さんがいるお宅では成長のスピードが早いため、衣類や靴がサイズダウンしやすくなります。お下がりで残すなら期間を決めて保管しましょう。
<汚れ、壊れ、痛くなる、破れているモノは今後も使わない>
履くと足が痛くなる、底がすり減っている靴は自然と履くことを避ける傾向があります。衣類なら、破れている、汚れていると着なくなり、今後も使用しない可能性が高いです。
<執着しやすい物の整理は後回し>
物の整理をする際に、人によっては執着しやすい物があるかもしれません。このような執着しやすい物の整理は、処分の基準が分かっていてもなかなか難しいものです。時間もかかってしまうので後回しにして、手放しやすい物から取りかかるのもひとつの方法です。執着しやすい物の整理は、処分の成功体験を増やしてからにしましょう。
◎どうしても迷ったら期間を決めて「保留ボックス」に
物の整理は、「使っている・使っていない」で分けると説明しましたが、すべての物を二択で分けるのは難しいと感じた方も多いのではないでしょうか。
今は使っていないけれど、どうしても迷うという物があるかもしれません。そのような物は保留ボックスを作り保管しておきましょう。今使っている物とは一緒にしないことがポイントです。1年もしくは2年を保管目安とし、期間中使わなかったら迷わず手放していきましょう。
◎いつか使うかも?では基本残さない
物の整理が苦手な人は、「もしかしたらいつか使うかも・まだ使える」と思ってしまい、物が手放せなくなる傾向があります。このマインドでいると、家の中に物はどんどん増えていきます。整理の際は、このようなマインドでいつまでも物を残さないよう意識していきましょう。