<素材やカラーを考える>
テイストやカラーを統一することで、おしゃれ度の高い家をつくることができます。そのためには、まず、スタイルを決めたら、そのスタイルに合わせて素材やカラーを考えていきます。室内のカラーは、「黄金比」といわれる割合を参考にすると統一感が出ます。
カラーを選ぶ際には、基調となる「ベースカラー」と、2番目に大きな割合を占める「アソートカラー」、そして、引き締め効果のある「アクセントカラー」と選びます。
これらの色を、「黄金比」である『ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー=70:25:5』くらいになるように考えていきます。
見本帳を見て素材感や色味などを決めていきますが、小さな色見本で色を決めると、大きな面積になった場合や光のあたり具合で、「なんだかイメージと違う…」と感じるケースも少なくありません。できれば、モデルハウスや見学会などで、実際に使われている家などを見て確認するとよいでしょう。
<収納スペースを十分に設ける>
家が完成して実際に住み始めるとモノがあふれてしまい、収納家具を買い足すことになり、せっかく時間をかけて考えたインテリアが台無しということも少なくありません。暮らし始めるとモノは増えていくものです。なるべくモノを増やさないのも一つの方法ですが、やはり、収納スペースを十分に設けることが大切です。
<機能美にもこだわる>
家は、長く住まうところなので、機能性にもこだわることが大切です。「おしゃれで、格好良い家にしたい」と、デザインを優先して考えすぎると、実際に住み始めてから、暮らしにくいと感じてしまうことがあります。
例えば、キッチンについて考えてみます。キッチンは、1日の中で長く過ごす場所でもあり、意外に移動が多いスペースです。料理の際には、シンクからコンロへの移動をはじめ、調味料を取り出したり、お皿を取り出したり、冷蔵庫から食材を出したりしなければなりません。
おしゃれにしたいからと、見た目優先でオリジナルのキッチンをつくった場合、家事動線を考えておかないと、家事がとても大変なものになってしまいます。お手入れのしやすさも重要なポイントです。
おしゃれで、しかも機能的…、そのような「機能美」にもこだわった暮らしやすい家づくりをしていきましょう。
<予算配分を決める>
デザインや素材などにこだわると、どうしてもコストが高くなってしまう傾向があります。夢のマイホームのため、妥協せずにデザインや素材にこだわると、予算をはるかにオーバーしてしまったということにもなりかねません。あらかじめ予算配分を決め、予算の範囲で、できることを考えていくようにしましょう。
<しっかり情報収集をする>
おしゃれな注文住宅にするためには、雑誌や情報誌、インターネットなどで、しっかりと情報収集しておくとよいでしょう。あらかじめ自分好みの家の画像などを集めておき、打ち合わせの際に提示すると、イメージが伝わりやすくなります。