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2024/01/22
暮らし

ベッドの選び方を徹底解説!
一人暮らしや夫婦にベストなベッドはどれ?

私たちは毎日睡眠をとりますが、布団やベッドは快適な睡眠を取るために必要不可欠なものです。睡眠の質が気になり、どんなベッドを選べばよいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

そこで当記事では、ベッドの一般的なサイズやマットレスの種類や特徴、フレームのタイプ、一人暮らしやご夫婦などのライフスタイル別におすすめのベッドを紹介いたします。

ベッドの選び方を徹底解説!<br />
一人暮らしや夫婦にベストなベッドはどれ?

■ベッドの一般的なサイズ

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ベッドにはさまざまなサイズがありますが、ここでは一般的な6種類のサイズを紹介いたします。サイズはベッドによっても異なる可能性がありますので、あくまでも目安としてご覧ください。

 

<セミシングル>

セミシングルベッドは、長さ195cm×幅80cm~90cmのサイズです。幅が80cm~90cmと、ベッドによって違うことがあります。また、省スペースで設置することが可能ですが幅が狭いので、人によっては寝返りのしやすさを考える必要があります。

<シングル>

シングルベッドは、長さ195㎝×幅約100cmのサイズです。6畳のお部屋にちょうどよいサイズです。そして種類が多いのも特徴で、求めているベッドが探しやすいでしょう。

<セミダブル>

セミダブルベッドは、長さ195㎝×幅約120cmのサイズです。シングルと比べて長さは変わりませんが、幅が少し大きくなったサイズです。日ごろからよく寝返りをする方やゆったりと眠りたい方は、シングルサイズよりもセミダブルサイズの方が快適といえるでしょう。

<ダブル>

ダブルベッドは、長さ195㎝×幅約140cmのサイズです。ダブルと聞くと2人用と思われがちですが、2人で寝ることは可能ですが寝返りがしづらく、隣で寝ている人の動きが気になってしまうこともあります。大人2人が一緒に寝るには快適とはいえないサイズともいえるでしょう。ただ、体格が大きい方は一人でゆったりと過ごせます。

<クイーン>

クイーンベッドは、長さ195㎝×幅約160cmのサイズです。ダブルベッドよりも20cm幅が広く、セミシングルタイプのベッドを2台並べたくらいのサイズです。大人2人で快適に過ごせるサイズですが、体格の大きな人同士で使用する場合は窮屈に感じることがあるかもしれません。

<キング>

キングベッドは、長さ195㎝×幅約180cmのサイズです。縦横の長さの差があまりないため、正方形のように見えます。大人2人が寝た場合でも、ゆったりと自身のスペースが確保できるでしょう。横幅があるため設置スペースがちゃんと確保できるか、搬入経路なども注意する必要があります。

 

◎幅がショートやロングベッドも

一般的な6つのサイズを紹介しましたが、長さは195cmと統一されていました。この長さが180cmというショートベッドや、長さが207cmのロングベッドもあります。


■マットレスの種類や特徴

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ベッドに欠かせないマットレス。マットレスにはいくつか種類があるので特徴も交えて紹介します。

 

<ボンネルコイルマットレス>

中材にコイルというバネを使用しており、ひとつひとつそのコイルを連結させて作られています。やや硬めで身体が沈みすぎないのも特徴です。また、通気性にも優れています。

<ポケットコイルマットレス>

こちらも中材にコイルが使用されていますが、ボンネルコイルと大きく違うところは、ひとつひとつのコイルが独立していることです。寝心地はやや柔らかく、体圧分散や耐久性にも優れています。

<ノンコイルマットレス>

ノンコイルマットレスは、コイル(バネ)のないマットレスです。

●低反発ウレタン

低反発マットレスは、ゆっくりと沈み身体にフィットするのが特徴で、圧や重力を感じにくいマットレスです。

●高反発ウレタン

低反発ウレタンとは逆に、沈み込みが少なく寝返りがしやすいのが特徴です。体重が軽い方には少し硬いと感じることもあります。

●ラテックス

ラテックスは、ゴムの木から採取された樹液を原材料に作られたマットレスです。天然素材のため、焼却時に有害物質を発生させないことで環境にも配慮されています。耐久性にも優れており、動きや音が伝わりにくいため、2人以上で一緒に使用したい方にも快適さを感じられるマットレスです。

●ファイバー

こちらの高反発は、ポリエチレン樹脂素材などを使用したマットレスです。反発力があることで、寝返りしやすく体圧分散にも優れているのが特徴です。また、通気性がよく、マットレスごと洗うことも可能です。近年、アスリートがよく利用しているマットレスといわれるとイメージしやすいでしょう。


■フレームのタイプ

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ここではベッドのフレームのタイプを紹介します。

 

<キャビネットタイプ>

キャビネットタイプは、ヘッドボードに棚がついており、小物や本などを置けます。ベッドで読書や携帯を見る習慣がある方には便利です。また、コンセントの差込口がついているタイプなら携帯の充電も可能なので、サイドテーブルを置く必要がありません。

<フラットタイプ>

フラットタイプは、ヘッドボードがフラットになっているものや、斜めに角度がついたものがあります。ヘッドボードにもたれかかって読書やスマホを楽しむこともできます。

<ローベッド>

ローベッドは床からの高さが低いタイプのベッドで、脚が低いタイプや脚なしタイプがあります。部屋を広く見せられ、連結しやすいというのも特徴です。また高さが低いため、転落によるケガを防ぐこともできます。ただ、高齢者や脚腰の悪い方には、立ち上がりにくい高さともいえます。

<収納タイプ>

収納タイプは、マットレスの部分を上げると全体が収納になっているタイプや、ベッドの下に引き出しがついたタイプがあります。

マットレスを上げるタイプは、使用頻度の低いモノやオフシーズンのモノの収納に向いています。引き出しタイプは、引き出しやすいというメリットがあり、マットを上げるタイプよりも便利に使えますが、引き出すためのスペースの確保が必要となります。

<リクライニングタイプ>

リクライニングは、ベッドの高さや背上げ、脚上げを電動で操作できます。介護を受ける方や、読書やテレビを見たりする習慣がある方にも便利に使えるでしょう。

<脚付きマットレスタイプ>

脚付きマットレスはフレームがなく、マットレスに脚がついたタイプです。フレームがないため部屋をすっきり見せられます。しかし、ベッドがカビたり、へたったりした際にはすべてを買い替えなければいけません。


■ライフスタイル別ベッドの選び方

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さまざまなタイプのベッドがあるなか、自分や家族のライフスタイルでベッドを選ぶことは重要なポイントです。ここでは、ライフスタイル別でのベッドの選び方を紹介いたします。

 

<夫婦>

夫婦で一緒にベッドを使用する場合、部屋が6畳以上あるならクイーンサイズやキングサイズのベッドですと、ゆったりと眠れるでしょう。なお、仕事などの関係で生活リズムが違う夫婦もいらっしゃるかもしれません。そのような場合は、相手が起きるタイミングで目を覚ましてしまう可能性があります。生活リズムが異なる場合や、相手の寝返りが気になって眠れないという方は、同じシングル用を2台並べてもよいでしょう。

<子どもがいる家族>

キングサイズなら、大人2人と子ども1人でもゆったりと眠れます。存在感のある大きなベッドもローベッドにすることで、部屋に解放感が生まれます。また、子どもがいても転落による怪我を防げます。

<一人暮らし・単身赴任>

一人暮らしなら、セミシングル、シングル、セミダブルサイズのベッドが候補になります。セミシングルは、小柄な方やお部屋が狭い方におすすめのサイズです。そして、一般的なのがシングルサイズ。学生さんなど一人暮らしの間取りに多い6畳タイプのお部屋に設置しても、他の家具を置くことが可能です。とにかくゆったりと眠りたいという方、体格のいい方にはセミダブルがおすすめです。

ワンルームタイプと、部屋と寝室が別のタイプではベッド選びは変わってきます。ワンルームタイプは部屋のスペースが限られていることが多いと思います。部屋を広く見せたいならローベット、狭いスペースで小柄な方ならショートのベッド収納スペースが少ないお宅ならば収納タイプのベッド自宅で勉強や仕事をする方はロフトベッドにすることで部屋を有効活用できます。

<兄弟>

兄弟がいるお宅では、2段ベッドが一番場所を取らずに、限られた空間のなかで省スペースで設置できるでしょう。また、成長と共に2段ベッドを分割できるタイプを使えば、兄弟で部屋が分かれても買い替えせずに長く使えます。

<引っ越しが多い方>

引っ越しが多い方は、引っ越しの度にベッドを運搬する必要があるので、運搬のことも考えてベッドを選ぶのがポイントです。そのため、コンパクトにしたり分解できるベッドを選ぶとよいでしょう。

<高齢者や介護を受ける方>

高齢者は腰かけた状態から立ち上がれるため、布団よりもベッドがおすすめです。また、柵があるようなベッドにすることで、ベッドからの転落を防げます。リクライニングできるベッドは、読書やテレビを見るときなどのシーンに合わせて快適に利用できます。介護を受ける方がいるお宅では、背もたれを起こせたり高さが調整できる介護ベッドがあると、受ける側も介助する側も負担が少なくて利用しやすいでしょう。


■ベッドを配置する際の注意点

まず、どの部屋にベッドを設置するかを決めます。さらにベッド以外に置きたい家具があるかも把握し、大きな家具の配置から優先的に決めていくとよいでしょう。

このとき、搬入経路や組み立て、ベッドメイキングをするためのスペースも確保しておきましょう。壁に寄せたい場合は10cm以上空けておくと、ベッドメイキングがしやすくなります。ベッドのまわりには通り道を確保する必要があるため、ベッドの周りに約60cm以上のスペースが確保されているのが理想です。ベッドからテレビを見る場合は、見やすい場所かも考えて設置しましょう。


■まとめ

ベッドといっても、さまざまなサイズがあり、多様なマットレスタイプやフレームがあります。また、自分や家族のライフスタイルによって選び方も変わってきます。さらに部屋の広さや動線、搬入経路も考えて設置する必要もあります。

私たちの生活の中で睡眠は大切な部分です。毎日眠るために数時間を布団やベッドで過ごしますが、ぜひ今回紹介したベッドについての情報を参考にして、日々快適な睡眠をとってみてはいかがでしょうか。