家具といえば、テーブルやソファ、ベッド、タンスなどの比較的大型のものを指します。そのため一度部屋に配置した後で、再び別の場所に移動させるとなると一苦労です。
家具はとりあえず配置するのではなく、「イメージする」「考える」「確認する」、そして「選ぶ」の過程を経てから配置してみましょう。きっと満足のいく家具配置が完成するでしょう。
◎部屋での過ごし方をイメージする
部屋では、誰とどのようなことをしたいか考えてみてください。例えば、リビングルームなら家族みんなが集まってテレビを見たり、ゲームをしたり、おしゃべりしたりできる寛げる場所をイメージする方もいるでしょう。また、読書や宿題をしたり、自由なことをしたりする場所をイメージすることもできます。
ベッドルームなら「リラックスしてゆっくりと体を休ませられるようにしたい」、「一人でパソコンや読書、映画鑑賞もしたい」と考えるかもしれません。部屋での過ごし方が決まれば、その目的に合った必要な家具も明確になってきます。
◎お好みの部屋のスタイル(テイスト)は?
部屋をどのようなスタイルにするかによって、選ぶ家具のデザインやカラー、素材などが変わってきます。おしゃれで快適な空間をつくるために、どのスタイルにするか考えてみましょう。例として人気のあるスタイルをご紹介します。
<モダンスタイル>
モダンスタイルは、シンプルでスタイリッシュなイメージです。金属やガラスなどを用いた直線的なデザインで、黒や白、グレーといった無彩色が基本のカラーとなります。近代的でおしゃれな空間が広がります。また、現在では、和の素材を混ぜた「和モダン」や天然素材を混ぜた「ナチュラルモダン」なども加わり、種類が豊富な人気のスタイルとなっています。
<北欧スタイル>
天然素材を使ったシンプルなデザインと機能性を合わせた、自然を身近に感じられるようなスタイルです。北欧の厳しい自然の中で、光と暖かさを上手に取り入れて暮らす人々のスタイルが実現されています。穏やかな明るさと木の温もり、香りに包まれた空間が広がります。
<ヴィンテージスタイル>
革素材や木材などを用いて、年代物の雰囲気を家具などに取り入れたスタイルです。ダーク系の色合いが特徴で、落ち着いた大人の雰囲気がある高級感漂う空間がつくられます。本革や無垢材の家具を取り入れれば時を重ねるごとに味わいが増し、その変化を楽しみ続けることができます。