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2024/02/19
暮らし

冷蔵庫を掃除する方法!
手順や必要なもの、きれいに維持する方法を解説!

日々生活するうえで欠かせない冷蔵庫は、私たちにとって必要不可欠な生活家電ですが、気になるのが中の汚れです。そのため、できればいつもキレイに掃除をしたいと思っている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、冷蔵庫を掃除する際の手順や必要なものを解説します。また、きれいな状態を維持する方法についても紹介します。

冷蔵庫を掃除する方法!<br />
手順や必要なもの、きれいに維持する方法を解説!

■冷蔵庫の汚れを放置するとどうなるのか

冷蔵庫の中には、食材はもちろん、調味料の液だれ、肉や魚のドリップ、野菜から出る水分やくずなどがあり、汚れやすい空間といえます。このような汚れから雑菌やカビが繁殖すると衛生面の問題も起こります。また、冷蔵庫からのイヤなニオイが気になるという方もいるかもしれません。冷蔵庫は食品を入れておく空間なので、掃除をしてキレイにしておきましょう。

 

◎ついでに冷蔵庫の整理もできる

冷蔵庫の掃除では、庫内をきれいにするだけでなく、賞味期限切れの食材や調味料、今後食べることのない食品までついでに整理することができます。これにより冷蔵庫内がキレイになるだけでなく、空間も整理してスッキリさせることができるでしょう。冷蔵庫の整理をしたいと考えている方も、この機会に庫内の掃除をしてみてはいかがでしょうか。


■冷蔵庫掃除で必要なもの

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ここからは、冷蔵庫の掃除に必要なものを紹介します。

 

<クーラーボックスや発泡スチロール、保冷剤>

冷蔵庫は食品を冷やす役目があります。掃除中に食品を傷めてしまわないよう、一時的に保存しておけるクーラーボックスや発泡スチロール、中に一緒に入れておく保冷剤を用意しておきましょう。このとき、食品を移すタイミングで賞味期限切れや食べない食品を整理していきます。

 

<掃除の際に使う道具>

次は掃除道具です。かんたんに済ませる掃除しっかりと行う掃除では、使用アイテムも変わります。どの掃除方法にするかで使いわけてください。

●台所用洗剤(中性洗剤)

●柔らかい素材の布

●柔らかい素材のスポンジ

●柔らかい素材のブラシ

●綿棒

●キッチン用除菌アルコールスプレーもしくは冷蔵庫用除菌シート

●重曹ウェットシート


■冷蔵庫を掃除方法

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ここからは、冷蔵庫の掃除方法を2つ紹介します。掃除にかけられる時間や汚れ具合でどちらかを試してください。

 

【かんたんに行う掃除方法】

かんたんに行う掃除は、食品を冷蔵庫から全部取り出さず、汚れた箇所だけをきれいにする方法です。冷蔵庫の電源は落とさずに行うため、時間をかけずに短時間でサッと行うのがポイントです。

1.   汚れを発見したら、汚れている箇所にある食品を取り出します。ポケットが汚れている場合は、ポケットを取り外しましょう

2.   ポケットは冷蔵庫用の除菌シートで拭くか、もしくは水洗いをして乾燥させてから戻します。庫内壁面や棚は、汚れた箇所を冷蔵庫用の除菌シートで拭いていきましょう

 

【しっかりと行う掃除方法】

ここからは、冷蔵庫内部、冷凍庫、パッキン、製氷機の詳細な掃除方法を順に紹介していきます。もしも庫内全部を一度に掃除したい場合は、余計な電力の消費がかからないように、冷蔵庫の電源を切ってから行いましょう。

 

<冷蔵庫内>

1.   クーラーボックスか発砲スチロールに保冷剤を入れ、食品を入れていきます。このとき、期限切れや今後食べない食品は整理します。

2.   庫内の取り外すことができるパーツを外していきましょう。

3.   台所用洗剤と柔らかいスポンジでパーツを洗い、乾かしておきます。

4.   冷蔵庫内は、薄めた台所用洗剤に含ませた柔らかい布巾で汚れを拭き取っていきます。

5.   2~3回水拭きをし、洗剤が残らないようにします。最後に、キッチン用アルコール除菌スプレーを含ませた柔らかい布巾で庫内壁面を拭くか、冷蔵庫用除菌シートで庫内・棚・パーツを拭いたら庫内の掃除は完了です。

6.   棚やパーツ、食材を戻します。

7.   取っ手部分も汚れているのでキレイにしておきましょう。

 

<冷凍庫内>

1.   冷凍庫の電源はオフにします。

2.   クーラーボックスか発砲スチロールに保冷剤を入れ、冷凍庫の食品を入れていきましょう。このとき、期限切れや今後食べない食品を整理します。

3.   棚板やケースなど、外せるものを取り外したら、食器用洗剤と柔らかいスポンジで洗い、しっかりと水ですすぎ、乾燥させます。

4.   キッチン用アルコール除菌スプレーを含ませた柔らかい布巾で庫内壁面とパーツを拭くか、冷蔵庫用除菌シートで拭いたら庫内の掃除は完了です。

5.   棚や食材を戻します。このとき、持ちすぎている保冷剤があれば整理しましょう。

6.   取っ手部分も汚れているのできれいに拭いておきましょう。

 

<パッキン>

1.   綿棒でパッキンに詰まったゴミや汚れをとっていきます。

2.   重曹ウェットシートで拭いていきます。

3.   最後に、キッチン用除菌スプレーを含ませた柔らかい布もしくは冷蔵庫用除菌シートでパッキンを拭いたら完成です。

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<製氷機の掃除>

製氷機には、給水タンク貯水タンクがあります。貯水タンクも意外と日々の開け閉めでホコリなどが入りこみます。給水タンクだけでなく、貯水タンクも掃除をしていきましょう。

1.   給水タンクは取り外して水洗いをします。汚れが気になる場合は、食器用洗剤を使い、四隅までしっかりと水洗いしましょう。給水タンクは週に1回のペースで行うのがおすすめです。

2.   貯水タンクは、製氷機能を停止させ、既存の氷をビニール袋に入れて冷凍庫で保管しておきます。

3.   タンク内部のケースが取り出せるタイプであれば、ケースを取り出して水洗いしましょう。取り出せないタイプは、柔らかい清潔なタオルで拭き取ってください。

冷蔵庫内の取り出せる棚やパーツは水で洗うことができますが、庫内壁面は水洗いすることができません。冷蔵庫の掃除が終わったら、庫内壁面はキッチン用アルコール除菌スプレーを塗布した布巾で除菌していくとよいでしょう。

 

◎掃除においての注意点

キッチン用のアルコール除菌スプレーを使用する際は、お使いの冷蔵庫で使用することができるか、取り扱い説明書で確認してから行うようにしましょう。また、冷蔵庫の掃除は一気に行うと体力も時間もかかるうえ、掃除そのものに負担を感じてしまいます。汚れがひどい場合は空間ごとに分けて、数日かけながら少しずつ行っていくのがおすすめです。


■きれいな状態を維持する方法

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冷蔵庫をきれいにしたら、その状態を維持していきたいものです。ここでは、きれいな状態を維持する方法を紹介します。

 

◎汚れたらサッと拭きとる

冷蔵庫内は肉や魚のドリップや野菜の水分、調味料の液だれなどもあり、汚れやすい空間です。汚れてしまったときに放置してしまうと、冷気で固まってしまいます。固まると汚れが落としづらくなるうえ、衛生面にも影響があるので、汚れに気が付いたら早く拭き取るようにしましょう。

 

◎冷蔵庫はぎゅうぎゅうに詰め込み過ぎない

冷蔵庫の中は、適切な温度を維持するためにも、ぎゅうぎゅうに詰め込み過ぎないようにし、冷気を循環させましょう。食品をぎゅうぎゅうに詰め込むことで腐敗に気が付かず汚れてしまったり、汚れに気付かなかったりする可能性もあります。

 

◎収納トレーの活用で掃除時間短縮

冷蔵庫に食品を直入れすると、どうしても食材のくずや水分、液だれで棚やポケット、野菜室に汚れが付いてしまいます。食品を全て取り出して掃除するか、汚れている箇所の一部の食品を取り出して汚れを拭き取るかのどちらかになりますが、食品をひとつひとつ取り出すのも時間がかかります。

収納トレーに入れておけば、汚れたトレーだけを取り出してトレーを水洗いするだけで済むため、掃除時間の短縮になります。また、冷蔵庫の棚に液だれなどの汚れがこびりつく心配もないので棚の掃除がラクに行えます。

 

◎食品の置き場所を決める

空いているスペースに食品をとりあえず入れたり、買った食品の置き場所が毎回変わったりすると、買ったものを忘れてしまうことがあります。これにより、賞味期限切れの食品や腐敗した食品が冷蔵庫に滞留してしまいます。そこで、食品の置き場所も決めておくことで、賞味期限切れや食べ忘れを防ぐことができ、きれいな状態を維持することにつながっていきます。

 

◎肉や魚の保存にも気を付ける

肉や魚による冷蔵庫の汚れや、イヤなニオイが発生したという経験はないでしょうか。肉や魚は長時間保存しておくことで、ドリップが漏れ出ることがあります。漏れると掃除が面倒なので、肉や魚はキッチンペーパーを下に敷き、保存容器に入れるかラップに包んで保存袋に入れてから冷蔵庫に入れておくとよいでしょう。日ごろから、冷蔵庫内を汚さない工夫をすることも大切です。

 

◎野菜室は「見える化収納」

野菜や果物を保存していると、水分が漏れ出てしまうことがあります。また、野菜室の奥から干からびた野菜を発見することも。野菜室での野菜の保存は、紙袋に入れるのがおすすめです。紙袋なら簡単に口を折りこむことができるので、野菜に合わせて高さの調節ができます。さらに、野菜は立てて入れ、見える化収納にしておきましょう。野菜室を開けたときに、どこに何があるか一目で分かるようになります。


■まとめ

冷蔵庫は食品を保存しておく空間だからこそ、いつもキレイな状態で、すっきりさせておきたいものです。そのため冷蔵庫の中の掃除は、いかに負担なく継続できるかどうかがポイントになります。汚れを長期間放置しておくと、汚れがこびりついて余計に掃除が面倒になるうえ、時間もかかります。汚れを見つけたら、こまめに掃除することを心掛けるだけで、手間のかかる大がかりな掃除をしなくてすみます。

ぜひ、当記事を参考に、冷蔵庫の中をいつもきれいな状態に保ってみてはいかがでしょうか。