トイレ収納をおしゃれに見せるコツは？
収納アイデアや
おすすめアイテムを紹介

まずは、トイレ収納をおしゃれに見せるポイントを紹介します。ぜひ実践してみてください。

◎収納したいモノ・量を書き出す

トイレをおしゃれな空間にしたいときに、とても重要なのが、トイレに収納したいモノが何かを知ることです。例えば、トイレットペーパーや手拭きタオル、掃除用品、生理用品など、収納したいモノを書き出していきましょう。このとき、収納しておきたい量も一緒に考えて書いていきます。

◎モノの置き場所を決めていく

収納したいモノと量が決まったら、トイレ内のどこに置いていくか決めていきましょう。トイレ空間は、お宅によっては収納スペースがほとんどないということもあります。そのような場合は、必要により収納用品を賢く使うことで空間をスッキリ見せられるでしょう。既存の収納カウンターなどがある場合は、その中には何を・どれくらい収納するのか決めていきます。トイレ空間は限られているので、モノも量も厳選して収納するとよいでしょう。

◎色・テイストを合わせて統一感を出す

収納は、扉や引き出しなどにモノを入れておく「隠す収納」と、モノを表に出しておく「見せる収納」があります。見せる収納をした際は、トイレに入った瞬間にモノが目にとまります。このとき、色が何色もあったり、違うテイストが混ざっていたりすると、それだけでごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。そのため、色やテイストを合わせるよう意識するとよいでしょう。統一感を出すことで、おしゃれでスッキリした空間を演出できます。

◎日々の掃除がしやすい収納を心がける

トイレは、日々の掃除が欠かせない場所です。せっかくおしゃれな空間をつくっても、汚れていたりホコリを被っていたりしては意味がありません。そこで、収納を考える際は、掃除がしやすいかどうかも意識して収納を考えると、日々の暮らしがラクになります。

トイレでの収納方法は3つあります。ここではその3つをご紹介しましょう。

＜隠す収納＞

既存のカウンターやトイレ収納ラックといった収納用品に、トイレで使うアイテムをしまっておきます。隠す収納では、扉などを開ける行為があるため、モノを取り出す動作回数は増えますが、空間をスッキリと見せたり、ホコリが被りにくかったりすることから、掃除がラクという最大のメリットがあります。掃除のしやすさを優先する方や、トイレに入った瞬間にスッキリ見せたいという方にはおすすめの収納方法です。

＜見せる収納＞

見せる収納は、使いたいときにサッと取り出せるというのが最大の魅力です。一方、表に出しているためホコリを被りやすく、掃除の際もモノをどかしながら行うという掃除面での手間がかかります。しかし、トイレに入った瞬間に目にとまるので、おしゃれなモノを置いたり、インテリアのテイストを合わせたりすることで、よりおしゃれにこだわりのある空間になるでしょう。

＜浮かせる収納＞

床にモノを置いていけば、スペースは当然狭くなってしまいます。そこで、見せながらも床にはモノを直置きしたくないという方に人気なのが、浮かせる収納です。その名の通り、収納したいモノをフックにかけるなどして浮かせて使います。時短で掃除をしたいという方にもおすすめの収納方法です。

☆使いやすさや性格で収納方法を決めよう

モノの置き場所を決める際は、収納方法を決めることは大切です。使いやすさや自身の性格を考えて隠す・表に出す・浮かせるのかを決めていきましょう。

トイレには収納方法が3つあります。ここでは、その3つの収納方法別におすすめの収納術やアイテムを紹介します。

＜トイレの隠す収納＞

まずは、隠す収納です。隠す収納をした場合、トイレで使うアイテムが視界に入ることはありません。だからといってその空間内にモノを詰め込むのではなく、必要なモノを必要な分だけ、取り出しやすい仕組みをつくっていきましょう。

○生活感のあるモノは隠してスッキリ

トイレットペーパーのストックや掃除用品など、生活感が出てしまうモノは隠すことで、見た目がスッキリしたトイレ空間になります。それでもトイレットペーパーはサッと使えるよう表に出しておきたいという方は、数個だけ表に出し、それ以外は隠す収納にしておくと、ごちゃごちゃした印象を与えないでしょう。

○空間が広ければトイレットペーパーはカゴなどに入れてもおしゃれ

洗面所とトイレが一体化しているお宅は、トイレ空間が広いのも特徴です。空間に余裕があれば、おしゃれなカゴやストッカーに入れておいてもインテリアの一部になります。

○トイレ収納ラックはキャスター付き・スリムタイプが便利

トイレの収納スペースは、お宅によってさまざまです。収納スペースが充実しているお宅もあれば、収納スペースがないというお宅もあります。収納スペースがない場合は、トイレ収納ラックなどの収納用品を使うとよいでしょう。このとき、おしゃれなラックを選ぶと、それだけでインテリア性の高い空間になります。モノの補充や掃除がしやすくなるように、キャスター付きのラックを選ぶと便利です。空間が限られているので、場所を取るラックよりも、スリムタイプといった邪魔にならないものがおすすめです。

＜トイレの見せる収納＞

次は見せる収納です。見せる収納はどうしてもモノが視界に入るので、ごちゃごちゃ見えないような工夫が必要になります。

○既存の棚に置いておしゃれに見せる

手洗い場の横などがカウンターになっているトイレもあります。既存の棚がある場合もあり、このような場合は、モノを見せておくことができます。このとき、統一性を持たせたおしゃれなカゴに入れたり、カラーを合わせたりすることで、ごちゃごちゃして見えることを防ぐことができます。ただ、モノの出し過ぎには注意しましょう。

○インテリア小物や緑を置いておしゃれに

見せる収納では、トイレで使うアイテムだけを置くとは限りません。おしゃれな小物や観葉植物をワンポイントに置くことで、インテリアのアクセントになります。たくさん置き過ぎず、バランスのよい数や配置を意識するとよいでしょう。なお、基本は隠す収納派のお宅でも、インテリア小物や緑を置くことで、殺風景なトイレ空間ではなくなります。

＜トイレの浮かせる収納＞

最後に浮かせる収納です。浮かせる収納の特徴や浮かせるための収納用品、収納におすすめのアイテムを紹介します。

○浮かせると掃除がラク！

浮かせる収納は、床などにモノを置かずにモノを浮かせる収納方法です。モノが床面に触れないので掃除がラクというメリットがあります。掃除が面倒、掃除を時短したい、だけど表に出して使いたいという方は浮かせてみるとよいでしょう。なお、目線から腰の高さは使いやすい高さなので、この高さにモノを浮かせて収納をつくってあげれば、モノが取り出しやすく、片付けやすくなります。例えば、頻繁に使うモノを腰の高さに合わせて収納場所をつくると、より使いやすさを実感できておすすめです。

○突っ張り棒・突っ張り棚

突っ張り棒や突っ張り棚は、取り付ける高さを自由に調整できるので、簡単に希望の高さで収納空間をつくることができます。最近の突っ張り棒は進化しており、横に突っ張るタイプはもちろん、縦に突っ張ることができるタイプもあります。横に突っ張るタイプは、掃除用のスプレーを引っ掛けておくこともできます。縦に突っ張るタイプは、縦空間で収納をつくることができ、トイレ空間が狭いお宅にもおすすめです。突っ張り棚は、棚になっているので、トイレットペーパーのストックや掃除用品、手拭きタオル・小物などを置いたりできます。

○取り付けタイプの棚やウォールシェルフ、コーナーシェルフ

トイレの壁に取り付ける棚やウォールシェルフも便利です。素材やカラーもさまざまあるので、求めているテイストに合わせて選ぶこともできるでしょう。置きたいモノと量をしっかり決めてから選ぶことで失敗を防ぐことができます。

コーナーシェルフは、角に収納がつくれる便利な収納用品で、デッドスペースを有効活用したいという方にもおすすめです。ここに小物やグリーンを置いても素敵です。

おしゃれなトイレ空間と収納は、一体で考える必要があります。無計画にモノを収めたり、適当に収納用品を買ったりすると、空間にまとまりが生まれにくく、ごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。

トイレに置きたいモノや量をしっかりと把握し、置き場所を決めながら収納計画を立てていきましょう。それと同時に掃除のしやすさを意識すれば、日々キレイな状態を保つことができるでしょう。ぜひ、参考にしていただき、おしゃれで清潔な、気持ちのいいトイレ空間をつくってください。