加湿器をどこに置いて使うかでも効果が変わってくるので、注意したい置き場所とおすすめの置き場所を紹介します。
【注意したい置き場所】
注意すべき置き場所は下記のとおりです。現在、注意すべき置き場所に加湿器を置いている方は、置き場所を検討しましょう。
<床の上>
加湿器を床の上に置いて使っているという方もいるのではないでしょうか。暖房を使っていると床や足元は低温になりやすく、加湿器のセンサーが十分に加湿をしていると判断するため、加湿量を落としてしまうことがあります。そのため、床の上に加湿器を置くのは注意が必要です。ただ、大型の加湿器の場合は、床に置く方が安定する上、部屋の空気を循環させてくれるので、床の上に置くとよいでしょう。
<家電や紙類の近く>
パソコンなど精密機器の近くは故障の原因になるため、近くに置かないように気を付けましょう。書類や紙袋など紙類の近くは、紙がふやける可能性があるので注意してください。
<窓の近くや壁際>
窓の近くは、冷気が入り冷えやすい場所です。水蒸気が結露してしまうので、窓の近くには置かないようにしましょう。壁際は、水蒸気が壁にあたることでカビが発生するおそれもあるので、壁際に置くのも避けたほうがよいでしょう。
<小さな子どもの手が届く場所>
高温のスチームがでるタイプの加湿器では、小さな子どもが蒸気に触れて火傷をする可能性があります。うっかり触ってしまって火傷でもしたら心配という方は、気化式や超音波式といった、熱くならない加湿器を検討するのもひとつです。
<直接肌にあたる場所>
肌に水蒸気があたると潤っている気分になりますが、水分が蒸発して潤いや油分まで奪ってしまいます。加湿器は、直接肌にあたらない場所に置くようにしましょう。
<換気扇の真下や出入口の近く>
換気扇の真下やドアの出入り口は、空気の出入りがおこる場所です。せっかくの加湿器の水蒸気も外に流れ出てしまうため、このような場所は避けるとよいでしょう。
【おすすめの置き場所】
一番のおすすめは、部屋の真ん中に置くことです。出入口や窓際、壁際からも離れ、効率的な加湿が可能です。卓上タイプのような加湿器は、デスクや台の上がおすすめです。デスクの上に置く場合は、くれぐれも水蒸気で紙がふやけてしまわないように注意してください。