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2024/04/29
暮らし

春夏秋冬の衣替えはいつ?
気温の目安や衣類収納の
ポイントを紹介

季節の変わり目に行う衣替え。気温の変化が気になる時期に取り掛かると思いますが、どの程度の気温になったら衣替えを行うべきなのか、毎回悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。そこで当記事では、衣替えはいつ行えばいいのか、気温の目安とともに解説します。衣替えのときに収納する衣類については、収納するときのポイントやおすすめの収納用品についてもご紹介します。

春夏秋冬の衣替えはいつ?<br />
気温の目安や衣類収納の<br />
ポイントを紹介

■衣替えはいつ行うか?

まず、衣替えはいつ行うべきなのでしょうか。春・夏・秋・冬で衣替えのタイミングをご紹介します。

 

☆春服に衣替え

住んでいる地域によって気温は違うため、カレンダーに合わせるよりも、気温で判断をした方が分かりやすいので、衣替えのタイミングは最高気温で判断するのがおすすめです。春服は、最高気温が15~20℃位を目安に行うとよいでしょう。

☆夏服に衣替え

夏服は、最高気温が25℃以上になり始めた頃に行うとよいでしょう。半袖などの夏物衣類の出番になります。

☆秋服に衣替え

秋服は、春服と同様に最高気温が15~20℃位になる頃に行うとよいでしょう。

☆冬服に衣替え

冬服は、最高気温が15℃以下になり始めたら行うとよいでしょう。セーターや厚手のコート、防寒具などを準備しましょう。


■衣替えをするうえでの注意点

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まずは、衣替えをするうえでの注意点をご紹介します。衣替えをする際には以下の注意点を守って行ってください。

 

<衣類は清潔にしてから行うこと>

衣替えでは、オフシーズンの衣類をしまって、次のシーズンまでの数か月間保管しておく必要があります。そのため、衣替えを行う際は、衣類を洗濯やクリーニングに出して、清潔な状態にしてから保管しておくようにしましょう。

清潔な状態で保管をしないと、虫食いやシミ、カビの原因にもなります。なお、クリーニングから戻ってきた衣類はビニールを外して保管してください。ビニールには通気性がないため、湿気がたまりやすくカビや虫食いの原因になってしまいます。

 

<天気の良い日に行うこと>

衣替えを行う日は、湿気の少ないカラッと晴れた天気の良い日がおすすめです。雨の日や湿度の高い日に衣類を収納すると、カビなどの発生にもつながります。晴れた日に行うと気分もよいため、天気の良い日を選んでください。

 

<着ない衣類は衣替えのタイミングで整理を>

衣替えでは衣類の入れ替えを行います。このタイミングで、もう着ない衣類の整理もついでに行いましょう。着ない衣類を発見するよい機会にもなります。破れや穴、汚れによって1年以上着ていない衣類や、サイズが合わずに着なくなってしまった衣類、流行が過ぎ去りもう着ることがない衣類を積極的に整理していけば、不要な衣類も気持ちもすっきりします。


■衣類はグループ分けしよう

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衣替えのタイミングや注意点が分かったら、衣替えがしやすくなるように衣類をグループ分けしていきます。グループ分けは4つです。

 

①  通年モノ

衣類には通年で着用するものもあります。1年を通して着る衣類をまとめてグループにしておくとよいでしょう。通年モノのグループは、衣替えの必要がありません

②  冬モノ

冬に着用する衣類をまとめてグループにしておきましょう。このとき、セーター、コート、マフラー、スーツなど、アイテムごとに細かく分けておくとオンシーズンで使う際に見つけやすくなります。

③  夏モノ

夏に着用する衣類をまとめてグループにしておきましょう。こちらも冬物衣類と同様に、Tシャツ、ノースリーブ、夏用ジャケットなど、アイテムごとに分けておくとよいでしょう。

④  春と秋は同じグループでも問題なし

春と秋の衣替えは、最高気温15~20℃と目安は同じなので、わざわざ分けなくても問題ありません。薄手の長袖や七分袖、カットソーなど、春秋で着る衣類は同じグループにしておくと便利です。


■衣替え時の収納ポイント

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もう着ることのない衣類を整理したところで、次は衣替え時の収納ポイントです。衣類の特徴や使用頻度を知って、使いやすい収納空間を目指しましょう。

 

【衣類には「かける衣類」と「畳む衣類」がある】

衣類には、ハンガーにかけた方がよい衣類と、畳んだ方がよい衣類があります。その見極め方は簡単です。シャツやスーツなど衣類を畳んだときにシワになりやすい素材は、ハンガーにかけておくのがおすすめです。逆に、セーターやトレーナーなどハンガーにかけたときに衣類が伸びてしまう素材は、畳んで収納しておくとよいでしょう。これを知っておくと衣替えで収納する際にも役に立ちます。

 

【「オンシーズン・通年モノ」と「オフシーズン」で収納分け】

押入れやクローゼットといった同じ空間の中でも、「オンシーズン・通年モノ」と「オフシーズン」の衣類は収納ゾーンを分けると使いやすくなります。「オンシーズンや通年モノ」の衣類は取り出しやすい場所に、「オフシーズン」の衣類はしばらく着用しないので、奥など少し取り出しづらい場所に収納しておいても不便さは感じません。

次に、「オンシーズン・通年モノ」と「オフシーズン」で、押入れとクローゼットに収納する場合の収納の仕方についてご紹介します。

 

[押入れの場合]

押入れの特徴は、なんといっても奥行きのある収納スペースです。この奥行きを賢く使えるかどうかが、使いやすさのカギになります。押入れでは、「オンシーズン・通年モノ」の衣類を手前に、「オフシーズン」の衣類を奥に収納するのがおすすめです。

畳んだ方がよい衣類は、衣装ケースなどの収納用品を使いながら、手前と奥で収納を分けていくと空間を有効活用できます。かけた方がよい衣類も同様に、手前と奥で収納を分けるとシンプルで分かりやすいです。手前には「オンシーズンと通年モノ」の衣類をかけておき、奥には「オフシーズン」の衣類をかけておきます。

奥にハンガーバーがない場合は、突っ張り棒を取り付けるとよいでしょう。このとき奥にかける衣類は「オフシーズン」の衣類になるので、収納グッズを使いホコリが被らないような仕組みを作っておくと安心です。

 

[クローゼットの場合]

クローゼットの特徴は、押入れよりも奥行きが狭いことです。そのため、手前と奥で収納を分けるということはできません。その代わり、衣替えは押入れよりもラクになります。まず、「オンシーズンや通年モノ」の畳んだ方がよい衣類は、引き出しタイプの衣装ケースに入れて使います。目線から腰の高さは、モノが取り出しやすい高さになるので、頻繁に着る衣類はしゃがまずに立った状態で取り出せる位置の引き出しに、時々着る衣類は足元に収納しておくとよいでしょう。

次に、「オフシーズン」の衣類収納です。畳んだ方がよい衣類は収納用品に入れ、枕棚スペースに置くのが一番分かりやすく簡単です。このとき、防虫対策もしておきましょう。かけた方がよい衣類はホコリが被らないように対策をし、ハンガーバーにかけておきます。クローゼットの扉タイプによってかける場所は変わりますが、扉を開けたときに近いゾーンに「オンシーズン・通年モノ」を、遠いゾーンに「オフシーズン」とゾーンを分けるとさらに使いやすくなります。


■衣替えでおすすめの収納用品

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衣替えの時期、収納ポイントが分かったら、次は、その衣類を取り出しやすい仕組みを作りましょう。このとき、あると便利なのが収納用品です。ここでは、かける衣類におすすめの収納用品と畳む衣類におすすめの収納用品をご紹介していきます。

 

【かける衣類におすすめの収納用品】

まずは、かける衣類におすすめの収納用品です。

 

<突っ張り棒>

押入れのハンガーバーの奥に、オフシーズンの収納用としてハンガーバーを作りたい場合は、突っ張り棒を活用しましょう。

衣類をかけるならジャッキ式がおすすめです。このとき、耐荷重や突っ張り棒の長さをしっかりと確認してください。取り付け採寸が110cm~180cmなど幅記載があります。

突っ張りたい箇所の幅を計測し、取り付け採寸表示が110cmに近いつっぱり棒を選ぶ方が強力になります。突っ張り棒選びに迷ったら参考にしてください。

<ハンガーラック>

衣類には、ジーンズやコートなど毎回洗濯しない衣類もあります。それらと清潔なオフシーズンの衣類や洗濯後のオンシーズンの衣類を同じ空間に収納したくないという方は、置き場所に余裕があればハンガーラックを活用すると便利です。ハンガーラックには、毎回洗濯をしない衣類を収納しておくことで、より清潔に押入れやクローゼットを使うことができます。

<不織布製の布カバー>

押入れやクローゼットにオフシーズンの衣類をそのままかけておくと、どうしてもホコリやニオイがついてしまうものです。そこで、ハンガーにかけておきたいオフシーズンの衣類は、不織布製の布カバーを使うとホコリの混入やニオイから防ぐことができて便利です。

 

【畳む衣類におすすめの収納用品】

次は、畳む衣類におすすめの収納用品です。

 

<持ち手付き「軽い素材の衣装収納ボックス」>

枕棚など、頭上にオフシーズンの衣類を保管しておきたい場合、持ち手がついた不織布やポリエステル素材といった軽い素材の衣装収納ボックスを使うと便利です。保管していた衣類を取り出しやすく、しまいやすくなります。このとき、ホコリが入らないものを選びましょう。また、ラベルを貼っておけば中身が一目瞭然です。最近は、防虫やカビ対策されたものもあり充実しています。

<キャスター付き「衣装ケース」>

押入れなどの奥行きがある収納スペースでは、手前にオンシーズン、奥にオフシーズンの衣類で収納を分けることができます。キャスター付きの衣装ケースを使えば、衣替えの際に移動させやすいので衣替えがラクに行えます。


■まとめ

衣替えは、季節の変わり目の最高気温や最低気温を目安にするとよいことが分かったかと思います。また、翌シーズンに着たい衣類をすぐに見つけられる、衣替えがしやすい収納の仕組みを作ることがポイントです。さらに衣替えは、押入れやクローゼット内の掃除や衣類の整理もできるため大切な作業です。

衣替えには天気の良い日を選び、衣類も気分もすっきりさせて、新鮮な気分で新しい季節を迎えてください。